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公開番号2025162319
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-27
出願番号2024065535
出願日2024-04-15
発明の名称コンテンツ提供システム、コンテンツ提供方法、及びプログラム
出願人グローリー株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 30/0251 20230101AFI20251020BHJP(計算;計数)
要約【課題】個人情報保護を担保しつつ、顧客の嗜好に合ったコンテンツを提供する。
【解決手段】顧客が所持する携帯端末から送信される送信データを受信する受信部と、送信データに基づいて、携帯端末の位置を特定する特定部と、送信データから携帯端末の識別情報を取得する取得部と、携帯端末の位置と携帯端末の識別情報とを用いて、互いに接近した位置にある複数の携帯端末を同じグループの携帯端末と推定する推定部と、グループの携帯端末を所持する複数の顧客のうち少なくとも1人の顧客にグループ用のコンテンツを提供可能な提供部と、を備えるコンテンツ提供システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
顧客が所持する携帯端末から送信される送信データを受信する受信部と、
前記送信データに基づいて、携帯端末の位置を特定する特定部と、
前記送信データから携帯端末の識別情報を取得する取得部と、
前記携帯端末の位置と前記携帯端末の識別情報とを用いて、互いに接近した位置にある複数の携帯端末を同じグループの携帯端末と推定する推定部と、
前記グループの携帯端末を所持する複数の顧客のうち少なくとも１人の顧客にグループ用のコンテンツを提供可能な提供部と、
を備えるコンテンツ提供システム。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記提供部は、前記グループの携帯端末を所持する複数の顧客のうち、注文装置の近傍に位置する携帯端末を所持する顧客に前記グループ用のコンテンツを提供する、請求項１に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項３】
前記提供部は、前記少なくとも１人の顧客が所持する携帯端末に前記グループ用のコンテンツを配信することによって、当該少なくとも１人の顧客に当該グループ用のコンテンツを提供する、請求項１に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項４】
携帯端末との通信接続を確立する通信部を更に備え、
前記提供部は、携帯端末の識別情報を用いて、前記少なくとも１人の顧客が所持する携帯端末に前記グループ用のコンテンツを配信する、
請求項３に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項５】
前記提供部は、注文装置の画面に前記グループ用のコンテンツを表示することによって、前記少なくとも１人の顧客に当該グループ用のコンテンツを提供する、請求項１に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項６】
前記提供部は、前記取得部が識別情報を取得した携帯端末のうち、前記推定部が他の携帯端末と同じグループと推定しなかった携帯端末を所持する顧客に１人用のコンテンツを提供する、請求項１から請求項４の何れか１項に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項７】
前記提供部は、前記グループの携帯端末を所持する複数の顧客の何れかが保有する特典を前記グループ用のコンテンツとして前記少なくとも１人の顧客に提供する、請求項１に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項８】
前記グループの携帯端末のうち少なくとも１つの携帯端末から顧客識別情報を取得する第２の取得部と、
前記第２の取得部が取得した顧客識別情報を用いて、顧客識別情報と顧客が保有する特典とを対応付けて記憶する記憶部から、前記グループの携帯端末を所持する複数の顧客の何れかが保有する特典を取得する第３の取得部と、
を備える、請求項７に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項９】
前記取得部は、注文装置の近傍に位置する携帯端末の識別情報を取得し、
前記提供部は、前記取得部が取得した携帯端末の識別情報が、前記グループの携帯端末の識別情報の１つに合致する場合に、前記注文装置の近傍に位置する携帯端末を所持する顧客に前記グループ用のコンテンツを提供する、
請求項１に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項１０】
顧客が所持する携帯端末から送信される送信データを受信するステップと、
前記送信データに基づいて、携帯端末の位置を特定するステップと、
前記送信データから携帯端末の識別情報を取得するステップと、
前記携帯端末の位置と前記携帯端末の識別情報とを用いて、互いに接近した位置にある複数の携帯端末を同じグループの携帯端末と推定するステップと、
前記グループの携帯端末を所持する複数の顧客のうち少なくとも１人の顧客にグループ用のコンテンツを提供するステップと、
を含むコンテンツ提供方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、コンテンツ提供システム、コンテンツ提供方法、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 2,900 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、入退場管理装置が記載されている。この入退場管理装置は、撮影画像から２以上の入退場予定者の位置を特定する位置特定部と、２以上の入退場予定者同士の対人距離に基づいて、所定の対人距離内に位置する入退場予定者からなる入退場候補者群を特定する入退場候補者群特定部と、入退場候補者群毎に入退場を管理する入退場管理部と、を備える。そして、この入退場管理装置は、対人距離から入退場予定者同士の人間関係（知人関係、家族関係等）を推定する。
特許文献２には、遊技場用システムが記載されている。この遊技場用システムは、来店する客の少なくとも顔を撮影する監視カメラと、監視カメラで捉えた映像から要注意人物の来店を検知する顔認証装置と、を備える。そして、顔認証装置は、要注意人物を捉えた画像から複数の客の顔を個々に判別し、個々の顔データを記録し、要注意人物をキーにして抽出した顔データを比較し、顔データが一致した場合に顔データの人物を要注意人物の一員であると判定する。
特許文献３には、販売情報管理装置が記載されている。この販売情報管理装置は、券売機の販売情報を管理する処理を行う制御部を備える。そして、制御部は、券売機における各発券の販売情報を取得し、券売機の前から顧客が離散したタイミングを券売機付近の撮像画像に基づいて推定し、離散のタイミングと発券のタイミングとに基づいて、顧客のグループおよびそのグループに対応する販売情報を推定する。
特許文献４には、顧客購買分析システムが記載されている。この顧客購買分析システムは、行動分析対象の場所で撮影した第一の画像について、識別コードの検出位置を基に顧客行動を分析し、顧客を含む第二の画像の解析により推定した顧客情報と、第二の画像から検出した識別コードを取得し、精算処理装置で取得した顧客の購入情報と、顧客が携帯している識別コードを取得し、識別コードをキーにして、顧客行動と、顧客情報と、購入情報を集計する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１０－２１１５１０号公報
特開２０１８－５７５２３号公報
特開２０２３－１１４０７４号公報
特許６９８４９５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
画像認識によりグループを推定する技術が知られている。また、このような技術を来店客の分析に応用し、顧客がグループで来店したかどうか推定することも知られている。
しかしながら、画像認識によりグループを推定する技術は、例えば顔の特徴量を取得するので、個人情報保護の観点で好ましくない。従って、この技術を用いてコンテンツを提供した場合、個人情報保護を担保しつつ、顧客の嗜好に合ったコンテンツを提供することはできない。
【０００５】
本発明の目的は、個人情報保護を担保しつつ、顧客の嗜好に合ったコンテンツを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
かかる目的のもと、本発明は、顧客が所持する携帯端末から送信される送信データを受信する受信部と、送信データに基づいて、携帯端末の位置を特定する特定部と、送信データから携帯端末の識別情報を取得する取得部と、携帯端末の位置と携帯端末の識別情報とを用いて、互いに接近した位置にある複数の携帯端末を同じグループの携帯端末と推定する推定部と、グループの携帯端末を所持する複数の顧客のうち少なくとも１人の顧客にグループ用のコンテンツを提供可能な提供部と、を備えるコンテンツ提供システムを提供する。
【０００７】
提供部は、グループの携帯端末を所持する複数の顧客のうち、注文装置の近傍に位置する携帯端末を所持する顧客にグループ用のコンテンツを提供する、ものであってよい。
提供部は、少なくとも１人の顧客が所持する携帯端末にグループ用のコンテンツを配信することによって、少なくとも１人の顧客にグループ用のコンテンツを提供する、ものであってよい。その場合、コンテンツ提供システムは、携帯端末との通信接続を確立する通信部を更に備え、提供部は、携帯端末の識別情報を用いて、少なくとも１人の顧客が所持する携帯端末にグループ用のコンテンツを配信する、ものであってよい。
提供部は、注文装置の画面にグループ用のコンテンツを表示することによって、少なくとも１人の顧客にグループ用のコンテンツを提供する、ものであってもよい。
提供部は、取得部が識別情報を取得した携帯端末のうち、推定部が他の携帯端末と同じグループと推定しなかった携帯端末を所持する顧客に１人用のコンテンツを提供する、ものであってよい。
提供部は、グループの携帯端末を所持する複数の顧客の何れかが保有する特典をグループ用のコンテンツとして少なくとも１人の顧客に提供する、ものであってよい。その場合、コンテンツ提供システムは、グループの携帯端末のうち少なくとも１つの携帯端末から顧客識別情報を取得する第２の取得部と、第２の取得部が取得した顧客識別情報を用いて、顧客識別情報と顧客が保有する特典とを対応付けて記憶する記憶部から、グループの携帯端末を所持する複数の顧客の何れかが保有する特典を取得する第３の取得部と、を備える、ものであってよい。
取得部は、注文装置の近傍に位置する携帯端末の識別情報を取得し、提供部は、取得部が取得した携帯端末の識別情報が、グループの携帯端末の識別情報の１つに合致する場合に、注文装置の近傍に位置する携帯端末を所持する顧客にグループ用のコンテンツを提供する、ものであってよい。
【０００８】
また、本発明は、顧客が所持する携帯端末から送信される送信データを受信するステップと、送信データに基づいて、携帯端末の位置を特定するステップと、送信データから携帯端末の識別情報を取得するステップと、携帯端末の位置と携帯端末の識別情報とを用いて、互いに接近した位置にある複数の携帯端末を同じグループの携帯端末と推定するステップと、グループの携帯端末を所持する複数の顧客のうち少なくとも１人の顧客にグループ用のコンテンツを提供するステップと、を含むコンテンツ提供方法も提供する。
【０００９】
更に、本発明は、コンピュータに、顧客が所持する携帯端末から送信される送信データに基づいて特定された携帯端末の位置と、送信データから取得された携帯端末の識別情報とを用いて、互いに接近した位置にある複数の携帯端末を同じグループの携帯端末と推定する機能と、グループの携帯端末を所持する複数の顧客のうち少なくとも１人の顧客にグループ用のコンテンツを提供する機能と、を実現するためのプログラムも提供する。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、個人情報保護を担保しつつ、顧客の嗜好に合ったコンテンツを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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