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公開番号2025161631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024064985
出願日2024-04-12
発明の名称生米缶詰
出願人株式会社オリエント
代理人個人,個人
主分類A23L 7/10 20160101AFI20251017BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】長期間保存が可能で非常食や保存食用に適し、開缶後、即直火で炊き上げることができるので、被災時等の電源のない屋外において利用するのに好適な生米缶詰を提供することを課題とする。
【解決手段】所定量の生米11と適量の窒素ガス12が充填されて密閉蓋2により密閉された収納缶1と、前記収納缶1に冠着する外蓋3とから成り、前記収納缶1はアルミニウム缶をアルマイト処理したものであって、直火加熱が可能なものである。また、前記外蓋3は、アルミニウム缶をアルマイト処理したものであって、直火加熱が可能で、椀器や湯沸かしとして利用し得る深さのあるものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定量の生米と適量の窒素ガスが充填されて密閉蓋により密閉された収納缶と、前記収納缶に冠着する外蓋とから成り、
前記収納缶はアルミニウム缶をアルマイト処理したものであって、直火加熱が可能なものであることを特徴とする生米缶詰。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記外蓋は、アルミニウム缶をアルマイト処理したものであって、直火加熱が可能なものである、請求項1に記載の生米缶詰。
【請求項3】
前記外蓋は、椀器や湯沸かしとして利用し得る深さのあるものである、請求項1に記載の生米缶詰。
【請求項4】
前記収納缶の内壁に、注入水分量の目印となる水位表示が設けられている、請求項1に記載の生米缶詰。
【請求項5】
前記生米は無洗米である、請求項1乃至4のいずれかに記載の生米缶詰。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生米缶詰に関するものであり、より詳細には、長期の保存が可能で、開缶後、即直火で炊き上げることができる生米缶詰に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般に米の非常食や保存食は、炊飯した米を乾燥させ、アルファ化したものを袋や缶等に封入したものが多いが(特許文献1: 特許第5581497号公報)、その種の保存食は、即食することができるという利点がある反面、製造に手間がかかり、また、一旦炊飯したものであるため、保存期間がさほど長くないという欠点がある。
【0003】
また、炊飯前の米を窒素ガスと共に缶に封入して家庭用炊飯器又は専用の炊飯装置を用いて炊く精生米缶詰の提案があるが(特許文献2: 特開平10-113135号公報)、その場合は加熱のために家庭用炊飯器や専用の炊飯装置が必要となり、また、電源が必要となるので、被災時等における電力不足の際や、屋外において自由に電気を利用できない状況下においては、活用できないという問題がある。
【0004】
更に、米等の穀物を紙袋に入れ、その紙袋を脱酸素剤と共にスチール缶に封入した穀物缶詰の提案もあるが(特許文献3: 実用新案登録第3169892号公報)、その場合、脱酸素剤による保存期間はさほど長くなく、缶と紙袋という包装用容器を二重に用いる必要があり、また、そのまま炊飯に供することは想定されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5581497号公報
特開平10-113135号公報
実用新案登録第3169892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来提案されている保存食における種々の問題点を解決するためになされたもので、長期間保存が可能で非常食や保存食用に適し、開缶後、即直火で炊き上げることができるので、被災時等の電源のない屋外において利用するのに好適な生米缶詰を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、所定量の生米と適量の窒素ガスが充填されて密閉蓋により密閉された収納缶と、前記収納缶に冠着する外蓋とから成り、
前記収納缶はアルミニウム缶をアルマイト処理したものであって、直火加熱が可能なものであることを特徴とする生米缶詰である。
【0008】
一実施形態においては、前記外蓋は、アルミニウム缶をアルマイト処理したものであって、直火加熱が可能なものである。また、一実施形態においては、前記外蓋は、椀器や湯沸かしとして利用し得る深さのあるものである。
【0009】
一実施形態においては、前記収納缶の内壁に、注水する水分量の目印となる水位表示が設けられている。また、一実施形態においては、前記生米は無洗米である。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る生米缶詰は上記のとおりのものであって、アルミニウム缶をアルマイト処理して耐摩耗性及び耐腐食性を向上させたものを収納缶として用いていることから生米の長期間保存が可能で、非常食や保存食用途に適し、開缶後、即直火で炊き上げることができるので、被災時等の電気を利用できない状況下においても利用することができ、使用後はリサイクル可能という効果がある。更に、その外蓋を、椀器や湯沸かしとして利用し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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