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公開番号2025160626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-23
出願番号2024063279
出願日2024-04-10
発明の名称容器
出願人高津紙器株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 5/22 20060101AFI20251016BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】木製または樹脂製のような高級感、強度、および機能を有する紙製の容器を提供する。
【解決手段】紙製の基材の各部を折り曲げて固定することによって形成される容器であって、当該容器の側壁は外壁と内壁の二重構造を有し、前記外壁は、当該容器の底面と連続する部材を上方に折り曲げることによってテーパ状に形成され、前記内壁は、前記外壁の上端から連続する部材を内側に折り返すことによって形成され、前記外壁と内壁との折り返し部分には当該容器の上縁部が水平に形成され、前記内壁の下端部には、部材を凸状に切り抜いた突出部が設けられ、当該突出部は突出方向に所定の長さを有し、前記底面の外縁部に沿って形成されたスリットに挿入されて当該底面の下方に突出することによって、当該容器の脚を形成し、当該容器同士を重ねたときに、上側の当該容器の脚が下側の当該容器の内壁上端部に篏合する、ことを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
紙製の基材の各部を折り曲げて固定することによって形成される容器であって、
当該容器の側壁は外壁と内壁の二重構造を有し、
前記外壁は、当該容器の底面と連続する部材を上方に折り曲げることによってテーパ状に形成され、
前記内壁は、前記外壁の上端から連続する部材を内側に折り返すことによって形成され、
前記外壁と内壁との折り返し部分には当該容器の上縁部が水平に形成され、
前記内壁の下端部には、部材を凸状に切り抜いた突出部が設けられ、当該突出部は突出方向に所定の長さを有し、前記底面の外縁部に沿って形成されたスリットに挿入されて当該底面の下方に突出することによって、当該容器の脚を形成し、
当該容器同士を重ねたときに、上側の当該容器の脚が下側の当該容器の内壁上端部に篏合する、
ことを特徴とする容器。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記内壁の下端部には、前記突出部を切り抜いた当該突出部以外の部材が当該下端部から切り離されることなく底フラップとして残され、
前記底フラップは前記内壁下端部から内側に折り曲げられ、前記底面に押し当てられて形成される、
ことを特徴とする請求項1記載の容器。
【請求項3】
前記底フラップの左右両端部は、隣り合う当該底フラップとの境界部において、当該端部同士が重なることなく噛み合う形状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の容器。
【請求項4】
紙製の基材の各部を折り曲げて固定することによって形成される容器であって、
当該容器の側壁は外壁と内壁の二重構造を有し、
前記内壁は、前記外壁の上端から連続する部材を内側に折り返すことによって形成され、
前記外壁と内壁との折り返し部分には当該容器の上縁部が水平に形成され、
隣り合う前記上縁部同士が接する角部において、一方の上縁部の端部が他方の上縁部の端部と重なり合うように、当該端部が互いの方向に弧状に張り出した形状を備える、
ことを特徴とする容器。
【請求項5】
紙製の基材の各部を折り曲げて固定することによって形成される容器であって、
当該容器は、外容器と、前記外容器の内側に収容される内容器と、から成り、
前記外容器の側壁は外壁と内壁の二重構造を有し、
前記内壁は、前記外壁の上端から連続する部材を内側に折り返すことによって形成され、
隣り合う前記内壁同士の境界部において、一方の内壁の端部に切り欠きが設けられており、
前記内容器の側壁は、隣り合う当該側壁同士が接合片によって接合され、
前記接合片は、当該接合片が接合する2の側壁の一方の外側に折り付けられており、
前記外容器に前記内容器が収容された状態において、前記接合片が前記切り欠きに篏合する、
ことを特徴とする容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紙製の基材の各部を折り曲げてこていすることによって形成され、内部に食品等を収容することができる容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
当該紙容器は種々の物品を収容し、当該物品を保持、保管、または持ち運びする用途に用いられる。前述のように食品に対して用いられる場合は、例えば、ファストフード店で調理物を収容して顧客に提供するために用いられる。当該調理物は紙容器に収容された状態で持ち帰られ、若しくは、店舗や家庭においてそのまま食器として用いられる。
【0003】
係る種の紙容器は一枚の基材を折り曲げることによって立体的に形成される。基材は一般に、主として、容器の底面と、その四方を囲むように底面と連なる複数の側壁とからなる。基材は、底面と側壁との境界線を折り曲げることによって側壁を立脚させ、隣り合う側壁同士を接続させることによって容器として組み立てる。隣り合う側壁の接続には、例えば一方の側壁から延出するフラップを他方の側壁に張り付ける、若しくは差し込む等して行う。
【0004】
前記側壁は、上端部で折り返されて内壁と外壁との二重構造を採る場合もある。さらに特許文献1が示すように、折り返し部分を二段階にすることによって上縁部を形成する場合もある。係る上縁部を形成することによって、側壁が厚みをもち、木箱のような高級感を創出することができる。
【0005】
特許文献1が示すように、内壁の下端部には差込弁が形成され、当該差込弁を底面に形成された差込孔に挿入することによって、内壁が折り返された状態で固定される。こうすることによって折り返しが元に戻ろうとする力を抑止し、内壁が内向きに張り出すことを防ぐ。
【0006】
特許文献2が示すように、内壁の下端部にはさらに内側に折り返される底抑え片が形成されている場合がある。当該底抑え片は、内壁が底面と接する位置において内側に90度折り曲げられる。折り曲げられた底抑え片は底面に密着し、前記差込片によるのと同様に、内壁を外壁に押し付ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2015-063325号
特開2005-132467号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述の差込弁と底抑え片とは、共に内壁を外壁に押し付けた状態で固定する効果を有するところ、両者を同時に設置できれば効果が高まることが考えられる。しかしながら、これらの構成要件は何れも内壁下端部に設置されるものであるため、両者の特徴を併せ持たせることは困難である。
【0009】
前述のように内壁と外壁の折り返しを二段階にすることによって上縁部を形成した場合、当該上縁部の中の隣り合う壁同士の境界部分に隙間が生じてしまう。また、特許文献のように、隙間が生じるのを防ぐために当該境界部分を重なり合う構造にすると境界線が角から大きくずれた位置に入ってしまうため見映えが悪くなる。
【0010】
木製または樹脂製の容器であるならば、容器を重ね合わせたときに上と下で篏合する構造を作ることが容易であるが、紙容器ではこれが難しい。従って紙容器を重ねると横滑りしやすい。
(【0011】以降は省略されています)

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