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公開番号
2025160089
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2024175996
出願日
2024-10-07
発明の名称
TRPV1活性化剤
出願人
株式会社山田養蜂場本社
代理人
個人
主分類
A61K
35/644 20150101AFI20251015BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】
本発明は、新規なTRPV1活性化剤を提供することを目的とする。
【解決手段】
ブラジル産グリーンプロポリス及びクリフォリンを有効成分として含む、TRPV1活性化剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ブラジル産グリーンプロポリスを有効成分として含む、TRPV1活性化剤。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
ブラジル産グリーンプロポリスを有効成分として含む、体熱産生促進剤。
【請求項3】
ブラジル産グリーンプロポリスを有効成分として含む、褐色脂肪細胞活性化剤。
【請求項4】
クリフォリンを有効成分として含む、TRPV1活性化剤。
【請求項5】
クリフォリンを有効成分として含む、体熱産生促進剤。
【請求項6】
クリフォリンを有効成分として含む、褐色脂肪細胞活性化剤。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の剤を含む、飲食品、医薬品又は医薬部外品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、TRPV1(Transient receptor potential cation channel subfamily V member 1:一過性受容体電位カチオンチャネルサブファミリーVメンバー1)活性化剤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、世界的な肥満症患者の増加に伴って、運動に加え、ダイエット用サプリメントの摂取による肥満の予防戦略が注目されている。具体的には、エピガロカテキンガレートや難消化性デキストリンに代表される脂質の吸収抑制による肥満予防対策が知られている。しかしながら、これらの対策は、一時的な脂質吸収量を抑えることのみができ、根本的な体質の改善はできない。
【0003】
哺乳動物の肥満症には、脂肪組織が大きく関与する。脂肪組織には白色脂肪組織と褐色脂肪組織とがあり、このうち褐色脂肪組織は脂肪を消費して体熱産生を行い、体温維持を担う。また、褐色脂肪組織は加齢により低下し、結果として脂肪が消費できずに、肥満症が誘発される。そこで、褐色脂肪組織の低下を抑えるために、褐色脂肪組織を構成する褐色脂肪細胞への分化を通じて褐色脂肪細胞を増やすことが試みられている。例えば、アルテピリンCとクルクミンとを有効成分として含む褐色脂肪細胞分化誘導剤が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
一方で、新たな抗肥満戦略として、食品成分による温度感受性(TRP)チャネルをターゲットとした戦略が注目されている。TRPチャネルは寒冷刺激の受容体として知られ、受容された寒冷刺激は褐色脂肪細胞における熱産生を誘導し、体温維持に寄与する。褐色脂肪細胞が持つ熱産生活性及びエネルギー消費活性は、生物個体の体温調節能に加えて、エネルギーを消費しやすい体質に変えることによる肥満や代謝性疾患の予防にも役立つことが期待されている。
【0005】
例えば、具体的なターゲットとなるTRPチャネルとして、TRPのサブファミリーに属するTRPV1(Transient receptor potential cation channel subfamily V member 1:一過性受容体電位カチオンチャネルサブファミリーVメンバー1)がある。TRPV1は、トウガラシの辛み成分であるカプサイシンの受容体として知られている。
【0006】
TRPV1の活性化は、副腎髄質などからのカテコールアミン(ノルエピネフリン;NE)放出の増加を経て、交感神経の興奮を誘導する。交感神経の興奮により、交感神経伝達物質の受容体であるβ3アドレナリン受容体が活性化して褐色脂肪細胞において熱産生タンパク質UCP1(uncoupling protein 1)の発現誘導が起こる。結果として、褐色脂肪細胞によるエネルギー消費が誘発され、体熱産生が促進する。
【0007】
TRPV1を活性化する物質を有効成分として含むTRPV1活性化剤は、褐色脂肪細胞を活性化し、体熱産生を促進して、抗肥満効果を発現し得る。TRPV1活性化剤としては、メンチル 3-ヒドロキシブチレートを有効成分とする、TRPV1活性化剤が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第6488504号
特開2022-165316号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に記載の褐色脂肪細胞分化誘導剤は、天然由来のアルテピリンC及びクルクミンを有効成分とすることから、安全性が高い。しかし、本発明者らが調べたところによれば、これらのうちの主要な成分であるアルテピリンCにはTRPV1活性化作用がなく、さらに褐色脂肪細胞を活性化する作用もない。
【0010】
特許文献2に記載のTRPV1活性化剤は、有効成分であるメンチル 3-ヒドロキシブチレートが化学合成物質であり、生体に対する安全性に問題がある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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