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公開番号2025133008
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024192687
出願日2024-11-01
発明の名称皮膚外用剤
出願人共栄化学工業株式会社
代理人
主分類A61K 8/9783 20170101AFI20250903BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】天然物由来で生体安全性にすぐれ、シミ、ソバカス、くすみの予防・改善及び肌の色調の改善効果を有する有効成分を配合した皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】ローズマリー抽出物、セージ抽出物及びラベンダー抽出物の混合物を皮膚外用剤の有効成分とする皮膚外用剤を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
ローズマリー抽出物、セージ抽出物及びラベンダー抽出物を含有する皮膚外用剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、安定性及び有効性にすぐれたシソ科に属する複数の植物の抽出物を有効成分とし、肌の不調及び色調を改善する皮膚外用剤に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
皮膚の老化又は不調は、加齢に伴う細胞増殖・分化の不活化、ホルモン分泌の低下、細胞外マトリックス成分の量的低下などの内的要因と、紫外線や大気汚染物質に誘発される活性酸素による細胞・組織の損傷又は炎症等の外的要因とが複雑に絡み合って生ずる現象である。皮膚の老化又は不調としては、例えば、シワ、タルミ、ハリの低下、皮膚のバリア機能の低下、色素沈着又はくすみ等が挙げられ、それぞれの皮膚の状態に応じて、シワ改善剤、保湿剤又はシミ予防剤等が提案されている。
【０００３】
従来、皮膚の老化を予防、改善する様々な保湿剤（天然保湿因子［NHF］、グリセリン、多価アルコール、乳酸ナトリウム等）、抗酸化剤（ビタミンＥ、アスタキサンチン、ポリフェノール等）、シミの予防又は改善剤（プラセンタ、アスコルビン酸誘導体、エラグ酸、リノール等）が提案されているが、肌への負担をより抑えた天然物由来の成分が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開平03-157334号公報
特開平06-024937号公報
特開昭64-083022号公報
特開平09-002935号公報
特開平09-077636号公報
特開平09-136824号公報
特開平11-335233号公報
特開2015-028012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明者らは、かかる従来技術の問題点に鑑みて、皮膚安全性の観点から天然物由来の新たな有効成分を見出すべく鋭意研究を行った。その結果、シソ科アキギリ属のローズマリーの抽出物、シソ科アキギリ属のセージの抽出物及びシソ科ラヴァンドラ属のラベンダーの抽出物の混合物がすぐれた肌の不調及び色調の改善効果を有することを見出した。
【０００６】
従来、ローズマリーの抽出物、セージの抽出物及びラベンダーの抽出物のそれぞれが単独で、皮膚生理活性を有することは、例えば、特許文献１～８に開示されているが、これらの抽出物を組み合わせることについて知られていなかった。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は、ローズマリー抽出物、セージ抽出物及びラベンダー抽出物を含有する皮膚外用剤である。
【発明の効果】
【０００８】
本発明は、ローズマリー抽出物、セージ抽出物及びラベンダー抽出物を有効成分として、肌の不調及び色調の改善効果を有する皮膚外用剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本発明で用いるローズマリーは、シソ科(Lamiaceae)アキギリ属(Salvia)のローズマリー（Salvia rosmarinus）であり、植物の種は、特に限定されるものではない。また、抽出部位は、全草又は地上部が好ましい。全草又は地上部は、少なくとも、花、葉、茎を含むことが好ましい。
【００１０】
また、本発明で用いるセージは、シソ科(Lamiaceae)アキギリ属(Salvia)のセージ(Salvia officinalis)であって、植物の種は、特に限定されるものではない。なお、全草又は地上部が好ましい。また、全草又は地上部は、少なくとも、花、葉、茎を含むことが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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