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公開番号2025134242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032024
出願日2024-03-04
発明の名称毛髪用組成物、頭皮用組成物
出願人共栄化学工業株式会社
代理人
主分類A61K 8/9789 20170101AFI20250909BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】有効性と品質安定性、さらには生体安全性にすぐれ、毛サイクルを調整している毛乳頭細胞に活力を与え、毛サイクルが正常化する効果を有するとともに、頭皮の炎症を抑え、毛髪の潤い、まとまりを向上させる組成物を提供する。
【解決手段】本発明は、シソ科アキギリ属(Salvia)のセージ(Salvia officinalis)の抽出物を有効成分とする組成物である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
セージの抽出物を有効成分とする毛髪用組成物。
続きを表示（約 38 文字）【請求項２】
セージの抽出物を有効成分とする頭皮用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、生体安全性にすぐれ、シソ科植物の抽出物を有効成分とする毛髪用組成物又は頭皮用組成物に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、加齢、ストレス又は紫外線等の様々な要因により、毛髪のツヤ、コシの低下、頭皮の炎症が生じ、男性だけでなく女性も頭皮及び毛髪のトラブルを抱える人が増加しており、これに対応して様々な頭皮化粧料及び毛髪化粧料が提案されている。また、男性型脱毛症（壮年性脱毛症）や女性型脱毛症（女性に生じた男性型脱毛症）の研究が行われ、これらの脱毛症に男性ホルモンが関与していることが明らかとなり、毛髪トラブルの改善剤として様々な抗男性ホルモン剤が提案されている。
【０００３】
以上のような毛髪又は頭皮の老化、不健全化を防ぎ、かつ、若々しい状態に保持するため、さらには、上述した毛髪及び頭皮ダメージや抜け毛のメカニズムの研究に基づいて、様々な毛髪剤、育毛・養毛剤、脱毛抑制剤（育毛剤等と称する）が提案されている。例えば、毛髪及び頭皮の保湿剤として、アミノ酸、ヒアルロン酸又はその塩、コラーゲン等が知られており、また、育毛・養毛の効果を発揮する有効成分として、ミノキシジルやアデノシンが知られており、これらの成分を配合した頭皮用化粧料、毛髪化粧料及び育毛料が提案されているものの、さらに、植物由来の成分が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開昭64-083022号公報
特開平09-002935号公報
特開平09-077636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明者らは、かかる従来技術の問題点に鑑みて、天然物由来の新たな有効成分を見出すべく鋭意研究を行った。その結果、シソ科（Lamiaceae）アキギリ属(Salvia)のセージ(Salvia officinalis)の抽出物が、毛乳頭賦活効果、外毛根鞘細胞賦活効果及び過酸化脂質生成抑制効果を有し、髪質改善、頭皮の健全化及び育毛の成分として有用であることを新たに見出した。
【０００６】
従来、セージの抽出物が皮膚外用剤の成分として使用可能であることは上記特許文献１～３により知られていたが毛乳頭賦活効果、外毛根鞘細胞賦活効果及び過酸化脂質生成抑制効果を有し、髪質改善、頭皮の健全化及び育毛の成分として有用であることは知られていなかった。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は、セージの抽出物を有効成分とする毛髪用組成物である。
また、本発明は、セージの抽出物を有効成分とする頭皮用組成物である。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、生体安全性にすぐれ、かつ、すぐれた髪質改善、頭皮の健全化及び育毛効果を有する毛髪用又は頭皮用の組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明に係る抽出物の毛髪水分保持機能の評価試験結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
また、本発明で用いるセージは、シソ科(Lamiaceae)アキギリ属(Salvia)のセージ(Salvia officinalis)であって、植物の種は、特に限定されるものではない。なお、全草又は地上部が好ましい。また、全草又は地上部は、少なくとも、花、葉、茎を含むことが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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