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公開番号
2025140245
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039514
出願日
2024-03-13
発明の名称
化粧料用組成物
出願人
日油株式会社
代理人
個人
主分類
A61K
8/34 20060101AFI20250919BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】油溶性有効成分を含む化粧料用組成物であって、油溶性有効成分の高温保管時における安定性が高められ、外観の色の変化が抑制され、さらに、この組成物を用いて水溶液を調製することによって、高い透明性を有し、べたつきの少ない使用感を呈する水系化粧料を得ることができる化粧料用組成物の提供。
【解決手段】下記成分(A)~成分(D)を含有し、成分(D)の含有量に対する成分(B)の含有量の質量比(B/D)が0.01~5である化粧料用組成物。
(A)炭素数3~6で価数が2~3の多価アルコールを40~99質量%
(B)油溶性有効成分を0.001~30質量%
(C)アスコルビン酸塩および/またはポリフェノールを0.001~5質量%
(D)2-(メタ)アクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに基づく構成単位および(メタ)アクリル酸アルキルに基づく構成単位を有する共重合体を0.01~10質量%
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記成分(A)~成分(D)を含有し、成分(D)の含有量に対する成分(B)の含有量の質量比(B/D)が0.01~5である化粧料用組成物。
(A)炭素数3~6で価数が2~3の多価アルコールを40~99質量%
(B)油溶性有効成分を0.001~30質量%
(C)アスコルビン酸塩および/またはポリフェノールを0.001~5質量%
(D)下記の式(1)で表される構成単位および式(2)で表される構成単位を有する共重合体を0.01~10質量%
TIFF
2025140245000008.tif
74
123
(式中、R
1
は水素原子またはメチル基を示す。)
TIFF
2025140245000009.tif
45
123
(式中、R
2
は水素原子またはメチル基を示し、mは3~21の整数を示す。)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は油溶性有効成分を含む化粧料用組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
スキンケアは一般的に、化粧水による水分補給に始まり、乳液やクリームなどの油分を含有する化粧料を使用することで、皮膚の乾燥や肌荒れを防止する方法が採られている。加えて、美白や抗シワなどの美容効果を得るため、有効成分が配合された化粧料が使用される。特に油溶性の有効成分は、皮膚への浸透性が高いため広く用いられている。
一般的に油剤は酸化により変臭、変色や機能の低下など品質の劣化を引き起こし、特に熱や光によってこれらが促進される。そのため、化粧品中および化粧品原料中の油剤の品質を維持するための種々の方法が提案されている。
【0003】
例えば特許文献1では、油剤を(カプリル酸/カプリン酸/コハク酸)トリグリセリルに相溶させることで、油剤を水相中に球状で存在させて、空気との接触を低減させ、油剤の酸化劣化を防止する方法が提案されている。
また特許文献2では、高分子ゲル化剤と水溶性多価金属塩とを組み合わせたカプセルに油剤を内包させて、容易に変質する油剤の分解を防止する方法が提案されている。
しかし、これらの方法では、油剤の安定性は向上するものの、水系化粧料においては白濁した外観となるなど、化粧品の外観に制限があった。
【0004】
ここで水系化粧料は、皮膚の水分量を高く保ちつつ、さっぱりとした使用感が好まれて利用されている。水系化粧料に種々の目的で油剤を配合することがあるが、機能が発揮される量を添加すると、油剤自体や油剤の可溶化に必要となる界面活性剤等によるべたつきが現れることがあり、水系化粧料の使用感を貶めることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-222637号公報
特開2019-131504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決すべき課題は、油溶性有効成分を含む化粧料用組成物であって、油溶性有効成分の高温保管時における安定性が高められ、外観の色の変化が抑制され、さらに、この組成物を用いて水溶液を調製することによって、高い透明性を有し、べたつきの少ない使用感を呈する水系化粧料を得ることができる化粧料用組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明者らが鋭意検討した結果、所定のアルコールと油溶性有効成分をそれぞれ所定量含有する化粧料用組成物において、特定のアクリル系共重合体および抗酸化作用を有する特定化合物をそれぞれ所定量含有させることによって、上記課題を解決できることを見出し、本発明の完成に至ったものである。
【0008】
すなわち本発明は、下記成分(A)~成分(D)を含有し、成分(D)の含有量に対する成分(B)の含有量の質量比(B/D)が0.01~5である化粧料用組成物である。
(A)炭素数3~6で価数が2~3の多価アルコールを40~99質量%
(B)油溶性有効成分を0.001~30質量%
(C)アスコルビン酸塩および/またはポリフェノールを0.001~5質量%
(D)下記の式(1)で表される構成単位および式(2)で表される構成単位を有する共重合体を0.01~10質量%
TIFF
2025140245000001.tif
74
123
(式中、R
1
は水素原子またはメチル基を示す。)
TIFF
2025140245000002.tif
45
123
(式中、R
2
は水素原子またはメチル基を示し、mは3~21の整数を示す。)
【発明の効果】
【0009】
本発明の化粧料用組成物は、油溶性有効成分の高温保管時における安定性が高められ、化粧料組成物の外観の色が変化するのを抑制することができる。さらに、この組成物を用いて水溶液を調製することによって、高い透明性を有し、べたつきの少ない使用感を呈する水系化粧料を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変更可能である。
なお、本明細書において記号「~」を用いて規定された数値範囲は「~」の両端(上限および下限)の数値を含むものとする。例えば「2~4」は2以上かつ4以下を表す。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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