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公開番号2025126623
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022951
出願日2024-02-19
発明の名称船舶燃料油組成物
出願人日油株式会社,出光興産株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類C10L 1/222 20060101AFI20250822BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】船舶燃料油の潜在スラッジの凝集抑制のみでなく、実在スラッジに対しても再分散の促進も可能であり、さらには船舶燃料油中で析出しにくいスラッジ分散剤を含む燃料油組成物を提供すること。
【解決手段】本発明の燃料油組成物は、硫黄分が0.50質量%以下であり、かつ50℃における動粘度が10mm2/s~180mm2/sである船舶燃料油(A)と、(a)下記一般式(1)で表されるアミンと(b)炭素数5~24の一価カルボン酸の中和塩からなり、(a)と(b)のモル比がamol%:bmol%=95:5~55:45である分散剤(B)と、を含有し、分散剤(B)を0.01~10質量%含む。
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[式、R1は炭素数5~22の炭化水素基;R2及びR3は独立して水素又は炭素数1~3の炭化水素基;nは0または1;Xは炭素数1~5の直鎖炭化水素基である]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
硫黄分が0.50質量%以下であり、かつ50℃における動粘度が10mm

/s~180mm

/sである船舶燃料油(A)と、(a)下記一般式(1)で表されるアミンと(b)炭素数5~24の一価カルボン酸の中和塩からなり、(a)と(b)のモル比がa
mol%
:b
mol%
=95:5~55:45である分散剤(B)と、を含有し、
分散剤(B)を0.01~10質量%含む、
船舶燃料油組成物。
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2025126623000006.tif
33
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[一般式(1)中、R

は炭素数5~22の炭化水素基であり、R

及びR

は独立して水素又は炭素数1~3の炭化水素基であり、nは0または1であり、Xは炭素数1~5の直鎖炭化水素基である]

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶燃料油組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関、船舶、航空機、外燃機関等に用いる燃料油には、保存時や使用時にアスファルテン分等により沈殿物や析出物(スラッジ)が生じる。スラッジは、燃料ストレーナーの閉塞や燃料タンク底部への堆積など種々のトラブルを引き起こす。そのため、これらの燃料油には、スラッジを均一に分散させる分散剤が使用されている。例えば、特許文献1では、ガソリン中のスラッジに効果を示す分散剤としてダイマー酸のような脂肪族ポリカルボン酸と脂肪族アミンからなる化合物が提案されている。
【0003】
一方近年では、環境問題の改善に向けて2020年に国際海事機関により、船舶燃料油の硫黄分が0.5%以下にすることが義務化された。当該規制により含有量が低下される硫黄分は、船舶燃料油におけるスラッジの原因物質(潜在スラッジ)の凝集抑制に寄与していた成分である。そのため、硫黄分の量が低下することで、従来であれば船舶燃料油中に分散されていた潜在スラッジの分散性が低下し、従来よりも潜在スラッジが凝集することにより、フィルターの詰まり等の原因となるスラッジ(実在スラッジ)が生成しやすくなるおそれがある。このような低硫黄船舶燃料に適したスラッジ分散剤を含む燃料油組成物として、例えば特許文献2ではカルシウムフェネートを含む燃料油組成物が、また特許文献3ではリン酸エステルを含む燃料油組成物がそれぞれ提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-65848号公報
特開2022-55583号公報
特開2020-183459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献2および特許文献3では、低硫黄船舶燃料に適したスラッジ分散剤を含む燃料油組成物が提案されている。しかしながら、これらの文献に記載されたスラッジ分散剤を含む燃料油組成物は、潜在スラッジの凝集を抑制する効果しか有さない。そのため、これらの文献に記載されたスラッジ分散剤を含む燃料油組成物では、生成した実在スラッジを再分散させるのは困難である。また、低温下等においてスラッジ分散剤が析出した場合、分散剤としての効果を示さないことや、分散剤がフィルター等に詰まる可能性があるため、スラッジ分散剤を含む燃料油組成物には、船舶燃料油組成物中でスラッジ分散剤が析出しにくいことも要求される。
【0006】
本発明の課題は、船舶燃料油の潜在スラッジの凝集抑制のみでなく、実在スラッジに対しても再分散の促進も可能であり、さらには船舶燃料油中で析出しにくいスラッジ分散剤を含む船舶燃料油組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する船舶燃料油組成物は、硫黄分が0.50質量%以下であり、かつ50℃における動粘度が10mm

/s~180mm

/sである船舶燃料油(A)と、(a)下記一般式(1)で表されるアミンと(b)炭素数5~24の一価カルボン酸の中和塩からなり、(a)と(b)のモル比がa
mol%
:b
mol%
=95:5~55:45である分散剤(B)と、を含有し分散剤(B)を0.01~10質量%含む。
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2025126623000001.tif
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125
[一般式(1)中、R

は炭素数5~22の炭化水素基であり、R

及びR

は独立して水素又は炭素数1~3の炭化水素基であり、nは0または1であり、Xは炭素数1~5の直鎖炭化水素基である]
【発明の効果】
【0008】
本発明の船舶燃料油組成物は、燃料油中の潜在スラッジの凝集抑制のみでなく、実在スラッジも分散させることができる。また、スラッジ分散剤が析出しにくい。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の分散剤、ならびに本発明の分散剤および船舶燃料油を含有する船舶燃料油組成物(以下「燃料油組成物」ともいう。)の実施形態について詳しく説明する。
【0010】
なお、本明細書において記号「~」を用いて規定された数値範囲は「~」の両端(上限および下限)の数値を含むものとする。例えば「2~10」は2以上10以下を表す。
(【0011】以降は省略されています)

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