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公開番号
2025130135
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027098
出願日
2024-02-27
発明の名称
皮膚化粧料
出願人
日油株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
8/49 20060101AFI20250901BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】マスクを装着しても肌のテカリを抑制しつつツヤを付与する効果が持続し、毛穴が目立たない状態を保つことができ、肌ムラのなさを維持できる皮膚化粧料を提供すること。
【解決手段】 下記の成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)を含有する皮膚化粧料である。
(A)1種または2種以上のポリメトキシフラボンを0.0001~0.05質量%
(B)ポリオキシアルキレンメチルグルコシドを0.01~5質量%
(C)グリセリンおよびジグリセリンからなる群から選択される少なくとも1種を0.5~20質量%
(D)エチルヘキシルグリセリンを0.01~0.5質量%
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記の成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)を含有する皮膚化粧料。
(A)1種または2種以上のポリメトキシフラボンを0.0001~0.05質量%
(B)ポリオキシアルキレンメチルグルコシドを0.01~5質量%
(C)グリセリンおよびジグリセリンからなる群から選択される少なくとも1種を0.5~20質量%
(D)エチルヘキシルグリセリンを0.01~0.5質量%
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
下記の成分(E)を含有する、請求項1に記載の皮膚化粧料。
(E)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに由来する構成単位を有するポリマーを0.0005~0.25質量%
【請求項3】
下記の成分(F)を含有する、請求項1または2に記載の皮膚化粧料。
(F)アスコルビルグルコシド、トラネキサム酸、ナイアシンアミドから選ばれる1種または2種以上を0.1~10質量%
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、顔や身体等の肌ムラを抑えるなどの方法で、皮膚の状態を整えるために用いられる皮膚化粧料に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
若々しい外見のためには肌のツヤが重要である。肌にツヤがあると、ツヤがない状態と比較してシワやシミが目立ちにくくなり若々しく感じられる。しかし、油性成分によってツヤを付与しようとすると、皮膚上の油分が過剰となり、テカリを生じてしまう場合がある。テカリがある肌とは肌上に油分が過剰にある状態の肌であるのに対して、ツヤがある肌とは肌の水分と皮脂のバランスが良く、表面が滑らかな状態の肌である。一方で、皮脂が過剰に分泌すると毛穴が目立ちやすくなることがある。そのため、肌の水分と皮脂のバランスをとりながら肌表面を滑らかにすることにより、テカリを生じずにツヤを肌に付与し、毛穴が目立ちにくい状態を保つことができる。
【0003】
特許文献1には、シリコーンエラストマー粒子またはシリコーンエラストマー/シリコーンレジン複合粒子を薄片状基板粉体表面に被覆した被覆粒子と、揮発性シリコーン油が含まれる油性成分を含んだ化粧料が開示され、この化粧料によれば、塗布直後に優れたツヤを有しながら、経時で皮脂が出てきてもテカリがなく、毛穴を目立たなくすることができることが記載されている。この化粧料は塗布時にツヤを付与し、テカリがなく、毛穴を目立ちにくくできるものの、化粧料が肌上から除去されると効果を持続することはできなかった。
【0004】
昨今ではマスクを着用する機会が増えている。マスク内側は高湿度状態となるため、皮脂が分泌され、ツヤ付与効果とテカリ抑制効果の両立がさらに難しくなり、毛穴が目立ちやすくなる場合がある。さらに、マスクを着用した場合、マスクと顔との間に摩擦が生じ、肌上の化粧料が除去されやすくなっている。そのため、マスクを着用した場合には、特許文献1の化粧料はツヤがあってテカリがなく、毛穴が目立ちにくい肌を持続できない場合があった。
【0005】
特許文献2には、ポリメトキシフラボンと、2価アルコールと、アルキレンオキシド誘導体を含む皮膚化粧料が開示され、この皮膚化粧料によれば、肌のキメを整え、毛穴を引き締める効果に優れることが記載されている。しかし、マスクを着用した場合には皮脂が過剰に分泌されるため、特許文献2の皮膚化粧料は毛穴が目立ちにくい肌を持続できない場合があった。
さらに、マスクの常時着用により、顔面上のマスク部分は摩擦による肌荒れや皮脂の過剰分泌、顔面上のマスク以外の部分は乾燥や日焼けが生じ、顔面上の肌ムラのなさが低下することも課題であった。マスク部分とマスク以外の部分で化粧品を使い分ける方法もあるが、部位による化粧品の使い分けは手間であるため、1つの化粧品で肌ムラのなさを維持できることが望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-216602号公報
特開2016-56149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
マスクを装着しても肌のテカリを抑制しつつツヤを付与する効果が持続し、毛穴が目立たない状態を保つことができ、肌ムラのなさを維持できる皮膚化粧料は未だ開発されていないのが現状である。
本発明の目的は、マスクを装着しても肌のテカリを抑制しつつツヤを付与する効果が持続し、毛穴が目立たない状態を保つことができ、肌ムラのなさを維持できる皮膚化粧料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、特定のポリメトキシフラボンと、ポリオキシアルキレンメチルグルコシドと、グリセリンおよびジグリセリンからなる群から選択される少なくとも1種と、エチルヘキシルグリセリンとをそれぞれ特定範囲の含有量で含む皮膚化粧料により、上記課題を解決できることを見出し本発明を完成させた。
【0009】
本発明は以下の[1]、[2]及び[3]に係るものである。
[1]成分(A)1種または2種以上のポリメトキシフラボンを0.0001~0.05質量%、成分(B)ポリオキシアルキレンメチルグルコシドを0.01~5質量%、成分(C)グリセリンおよびジグリセリンからなる群から選択される少なくとも1種を0.5~20質量%、成分(D)エチルヘキシルグリセリンを0.01~0.5質量%含有する、皮膚化粧料。
[2]成分(E)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに由来する構成単位を有するポリマーを0.0005~0.25質量%を含有する、前記[1]に記載の皮膚化粧料。
[3]成分(F)アスコルビルグルコシド、トラネキサム酸、ナイアシンアミドから選ばれる1種または2種以上を0.1~10質量%を含有する、前記[1]または[2]に記載の皮膚化粧料。
【発明の効果】
【0010】
本発明の皮膚化粧料によれば、マスクを装着しても肌のテカリを抑制しつつツヤを付与する効果が持続し、毛穴が目立たない状態を保つことができ、肌ムラのなさを維持できるという効果が得られる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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