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公開番号2025135293
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024033058
出願日2024-03-05
発明の名称動物油脂風味増強剤、動物油脂含有飲食品、及び動物油脂風味増強方法
出願人日油株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類A23L 27/00 20160101AFI20250910BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】動物風味増強剤として、それ自体には風味がほとんど無く、動物油脂または動物油脂含有飲食品に添加した場合に、動物油脂または動物油脂含有飲食品本来の自然な風味を増強できる動物油脂風味増強剤を提供すること。
【解決手段】シャゼン紫種子油を有効成分として含む動物油脂風味増強剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
シャゼン紫種子油を有効成分として含むことを特徴とする動物油脂風味増強剤。
続きを表示（約 110 文字）【請求項２】
請求項１に記載の動物油脂風味増強剤を含むことを特徴とする動物油脂含有飲食品。
【請求項３】
請求項１に記載の動物油脂風味増強剤を使用することを特徴とする動物油脂風味増強方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、動物油脂風味増強剤、動物油脂含有飲食品、及び動物油脂風味増強方法に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、風味を増強させる方法として、グルタミン酸ナトリウム等のアミノ酸、イノシン酸ナトリウム等の核酸などの調味料による「うま味」あるいは「コク味」を付与する方法、またアスパルテーム、グリチルリチン等の高甘味度甘味料により風味を増強、改善する方法、フレーバーやエキスを添加する手法が広く知られている。
【０００３】
例えば、アミノ酸を用いたものとしてリジンを添加する事により、蜂蜜特有の風味、コク味を増強、改善する方法（特許文献１）、高甘味度甘味料を用いたものとしてスクラロースをパン生地に添加することにより、当該パンに用いられるフィリングの風味を向上する方法（特許文献２）、エキスを用いたものとして柑橘系果汁を用いる食品に酵母エキスを添加することで柑橘系果汁独特の爽やかな香りや風味を増強する方法（特許文献３）等が報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開平４－２３４９５９号公報
特開２０１３－９６４６号公報
特開２０１１－１０３７９５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上記のうち、アミノ酸や高甘味度甘味料、エキスを使用する方法は使用する物質自体に強い呈味があり、使用量や添加する飲食品が限定されてしまう。また、フレーバーを用いる方法では香りは増強されるものの、呈味への増強効果が弱いという課題がある。そのため、風味増強剤自体には風味がほとんど無く、添加した場合に飲食品本来の風味に悪い影響を及ぼさず、飲食品本来の自然な風味を増強するものが求められている。
【０００６】
本発明の課題は、風味増強剤として、それ自体には風味がほとんど無く、動物油脂または動物油脂含有飲食品に添加した場合に、動物油脂または動物油脂含有飲食品本来の自然な風味を増強できる動物油脂風味増強剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明者は、上記課題を達成することを目的に鋭意研究を行ってきた結果、シャゼン紫種子油が動物油脂風味増強剤として優れた効果を示すことを新たに見出し、本発明に到達した。すなわち本発明は以下の［１］－［３］である。
【０００８】
［１］シャゼン紫種子油を有効成分として含む動物油脂風味増強剤。
［２］前記動物油脂風味増強剤を含む動物油脂含有飲食品。
［３］前記動物油脂風味増強剤を使用する動物油脂風味増強方法。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の動物油脂風味増強剤はシャゼン紫種子油を有効成分として含むことを特徴とする。とくに、本発明の動物油脂風味増強剤は、風味を有する動物油脂に添加することで風味を強める効果があるため、動物油脂または動物油脂含有飲食品に添加することで効果を発揮することが出来る。なお、本発明における風味とは、動物油脂または動物油脂含有飲食品の本来の風味であり、本発明の動物油脂風味増強剤を配合することで、風味を強めることが出来る。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
＜動物油脂風味増強剤＞
本発明の動物油脂風味増強剤は有効成分としてシャゼン紫種子油を含む。
（【００１１】以降は省略されています）

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