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公開番号2025159931
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2024062810
出願日2024-04-09
発明の名称分離装置、炭化組成物製造装置、及び炭化組成物製造システム
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 1/18 20060101AFI20251015BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】樹脂を含有する樹脂組成物と溶剤とを含む液状流体から樹脂組成物と溶剤とを分離し且つ回収する。
【解決手段】分離装置は、樹脂を含有する樹脂組成物と溶剤とを含む液状流体から前記樹脂組成物と前記溶剤とを分離する分離装置であって、前記液状流体を噴霧する噴霧部と、前記液状流体の前記溶剤を揮発させる温度に調温された不活性ガスを、前記液状流体の噴霧方向と逆方向(交差し且つ対向する方向)に、前記噴霧された液状流体に接触するように、供給する供給部と、前記不活性ガスが接触した前記液状流体から揮発した前記溶剤を冷却によって回収する回収部と、前記不活性ガスが接触した前記液状流体から前記溶剤が揮発して分離されて製造された樹脂個体組成物を、浮遊状態で収容する収容部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂を含有する樹脂組成物と溶剤とを含む液状流体から前記樹脂組成物と前記溶剤とを分離する分離装置であって、
前記液状流体を噴霧する噴霧部と、
前記液状流体の前記溶剤を揮発させる温度に調温された不活性ガスを、前記液状流体の噴霧方向と逆方向(交差し且つ対向する方向)に、前記噴霧された液状流体に接触するように、供給する供給部と、
前記不活性ガスが接触した前記液状流体から揮発した前記溶剤を冷却によって回収する回収部と、
前記不活性ガスが接触した前記液状流体から前記溶剤が揮発して分離されて製造された樹脂個体組成物を、浮遊状態で収容する収容部と、
を備える分離装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記噴霧部は、少なくとも1個のノズルから前記液状流体を噴霧する、請求項1に記載の分離装置。
【請求項3】
前記噴霧部は、超音波を用いて、前記液状流体を噴霧する、請求項1又は請求項2に記載の分離装置。
【請求項4】
前記液状流体の噴霧方向と前記不活性ガスの供給方向との角度は、90から180度である、請求項1又は請求項2に記載の分離装置。
【請求項5】
前記不活性ガスの単位時間当たりの供給量は、前記液状流体の単位時間当たりの噴霧量以上である、請求項1又は請求項2に記載の分離装置。
【請求項6】
回収された前記溶剤の濃度は、0から90vol%である、請求項1又は請求項2に記載の分離装置。
【請求項7】
前記浮遊状態の樹脂個体組成物を、炭化組成物となる温度以上に加熱する加熱部を更に備える、請求項1又は請求項2に記載の分離装置。
【請求項8】
前記樹脂個体組成物が加熱されることにより製造された前記炭化組成物を、下部から排出可能に、堆積させる堆積部を更に備える、請求項7に記載の分離装置。
【請求項9】
浮遊状態の樹脂個体組成物を、炭化組成物となる温度以上に加熱する加熱部を備える炭化組成物製造装置。
【請求項10】
前記加熱部は、樹脂組成物および溶剤を含有する液状流体から前記樹脂個体組成物を製造する第1のゾーンとは異なる第2のゾーンにおいて、前記第1のゾーンにおける温度よりも高い温度で、前記樹脂個体組成物を加熱する、請求項9に記載の炭化組成物製造装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、分離装置、炭化組成物製造装置、及び炭化組成物製造システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1,2に記載されているような回転ディスク型乾燥装置が知られている。回転ディスク型乾燥装置は、乾燥装置本体と、乾燥装置本体の内部に設けられたディスクと、ディスクを回転させる駆動装置と、ディスクを高温化させるための蒸気を供給する蒸気供給装置と、ディスクに被乾燥物を吐出する吐出装置などを備える。回転ディスク型乾燥では、加熱されたディスク上に、樹脂を含有する樹脂組成物と溶剤とを含む液状流体(被乾燥物)を塗布することにより、液状流体から溶剤を除去し、溶剤の除去後、ディスクに付着した樹脂個体組成物を掻き取ることで樹脂個体組成物を回収し、回収された樹脂個体組成物を、粉砕、焼成(炭化)、粗粉砕、及び本粉砕(微粒子化)する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2004-508930号
特開2006-220371号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、ディスク乾燥では、溶剤は揮発され、回収されない。よって、樹脂を含有する樹脂組成物と溶剤とを含む液状流体から樹脂個体組成物と溶剤とを分離し且つ回収することができない。
【0005】
また、ディスク乾燥では、円板に付着した樹脂個体組成物を掻き取って、収容部において回収し、回収された樹脂組成物微粒子を、当該収容部において、粉砕、焼成、粗粉砕、及び本粉砕するので、樹脂個体組成物及び炭化組成物が当該収容部の内壁に付着する。よって、炭化組成物の回収性が悪い。
【0006】
本開示の技術は、樹脂を含有する樹脂組成物と溶剤とを含む液状流体から樹脂組成物と溶剤とを分離し且つ回収することができる分離装置を提供することを目的とする。
【0007】
また、本開示の技術は、炭化組成物の回収性を従来技術より向上させることができる炭化組成物製造装置及び炭化組成物製造システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本開示の技術の第1の態様の分離装置は、樹脂を含有する樹脂組成物と溶剤とを含む液状流体から前記樹脂組成物と前記溶剤とを分離する分離装置であって、前記液状流体を噴霧する噴霧部と、前記液状流体の前記溶剤を揮発させる温度に調温された不活性ガスを、前記液状流体の噴霧方向と逆方向(交差し且つ対向する方向)に、前記噴霧された液状流体に接触するように、供給する供給部と、前記不活性ガスが接触した前記液状流体から揮発した前記溶剤を冷却によって回収する回収部と、前記不活性ガスが接触した前記液状流体から前記溶剤が揮発して分離されて製造された樹脂個体組成物を、浮遊状態で収容する収容部と、を備える。
【0009】
第2の態様の炭化組成物製造装置は、浮遊状態の樹脂個体組成物を、炭化組成物となる温度以上に加熱する加熱部を備える。
【0010】
第3の態様の炭化組成物製造システムは、第1の態様の分離装置と、第2の態様の炭化組成物製造装置と、を備える炭化組成物製造システムであって、前記加熱部は、前記不活性ガスが接触した前記液状流体から前記溶剤が揮発して分離された樹脂組成物である浮遊状態の樹脂個体組成物を加熱する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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