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公開番号
2025157838
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-16
出願番号
2024060113
出願日
2024-04-03
発明の名称
定量方法、解析システム、およびプログラム
出願人
株式会社島津製作所
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G01N
30/86 20060101AFI20251008BHJP(測定;試験)
要約
【課題】混合物中の特定成分の定量を高速かつ高精度に行う技術を提供すること。
【解決手段】測定試料に含まれる特定成分を定量する方法が提供される。方法は、測定試料をクロマトグラフィを利用して分析することにより、複数の時点の各々における測定スペクトルを取得するステップと、複数の時点の各々における測定スペクトルに、特定成分を抽出するためのフィルタを適用することにより、複数の時点の各々における指標値を導出するステップと、複数の時点の各々における指標値を時間方向に1つ以上並べることにより、クロマトグラムを得るステップと、クロマトグラムのピークから、特定成分を定量するステップと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
測定試料に含まれる特定成分を定量する方法であって、
前記測定試料をクロマトグラフィを利用して分析することにより、複数の時点の各々における測定スペクトルを取得するステップと、
前記複数の時点の各々における前記測定スペクトルに、前記特定成分を抽出するためのフィルタを適用することにより、前記複数の時点の各々における指標値を導出するステップと、
前記複数の時点の各々における指標値を時間方向に1つ以上並べることにより、クロマトグラムを得るステップと、
前記クロマトグラムのピークから、前記特定成分を定量するステップと、を備える、定量方法。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
基準物質を第1分離条件下でクロマトグラフィにより分析することにより、前記特定成分に対応する基準スペクトルを得るステップをさらに備える、請求項1に記載の定量方法。
【請求項3】
前記測定スペクトルを取得するステップでは、前記測定試料は、前記第1分離条件よりも高速で分析が実施される第2分離条件下、または、成分ごとの分離を施さない非分離条件下で、クロマトグラフィにより分析される、請求項2に記載の定量方法。
【請求項4】
前記第2分離条件は、前記クロマトグラフィによる分離における移動相の流量として前記第1分離条件よりも大きい値を含む、請求項3に記載の定量方法。
【請求項5】
前記フィルタは、前記基準スペクトルのベクトル表現に対して直交するベクトルである、請求項2に記載の定量方法。
【請求項6】
前記基準スペクトルのベクトル表現に対して直交するベクトルを演算することにより、前記フィルタを作成するステップをさらに備える、請求項5に記載の定量方法。
【請求項7】
前記測定試料は、前記特定成分とは異なる非特定成分を含み、
前記フィルタとして、前記非特定成分に対応する1つ以上の除去対象スペクトルのベクトル表現が利用される、請求項1または請求項2に記載の定量方法。
【請求項8】
前記特定成分は、複数種類の構成物を含み、
前記フィルタは、前記測定試料に含まれる前記複数種類の構成物の各々の量に対応する出力値を抽出するように構成されている、請求項1または請求項2に記載の定量方法。
【請求項9】
前記クロマトグラムを得るステップでは、前記測定試料のフローに対して断続的または連続的なサンプリングが実施され、
前記特定成分を定量するステップでは、各前記サンプリングの対象である各前記測定試料について、前記基準スペクトルから作成されたフィルタが適用される、請求項2に記載の定量方法。
【請求項10】
前記測定試料は、1以上の前駆体を連続的に化学変化させて得られた生成物である、請求項1または請求項2に記載の定量方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、計測器の計測出力の解析に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
国際公開第2020/225864号には、測定試料をクロマトグラフィにより分析することにより、複数の時点における吸光スペクトルを取得し、各時点における吸光スペクトルの強度和を時間方向に並べることにより、クロマトグラムを得て、当該クロマトグラムのピークに対応する成分を定量することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/225864号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、混合物中の特定成分を精度よく定量するには、他の成分のピークが重畳しないように、例えば移動相を低速で供給することにより、分離時間を長く設定する必要があった。
【0005】
本開示は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、混合物中の特定成分の定量を高速かつ高精度に行う技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に従う定量方法は、測定試料に含まれる特定成分を定量する方法であって、測定試料をクロマトグラフィを利用して分析することにより、複数の時点の各々における測定スペクトルを取得するステップと、複数の時点の各々における測定スペクトルに、特定成分を抽出するためのフィルタを適用することにより、複数の時点の各々における指標値を導出するステップと、複数の時点の各々における指標値を時間方向に1つ以上並べることにより、クロマトグラムを得るステップと、クロマトグラムのピークから、特定成分を定量するステップと、を備える。
【0007】
本開示のある局面に従う解析システムは、1以上の前駆体を化学変化させることにより生成物を生成する反応装置に接続され、反応装置において生成された生成物から抽出される測定試料の測定スペクトルを計測する計測器と、計測器の出力を解析する解析装置とを備え、解析装置は、生成物から抽出された測定試料について、上述の定量方法を実施する。
【0008】
本開示のある局面に従うプログラムは、コンピュータによって実行されることにより、コンピュータに、上述の定量方法を実施させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示のある局面に従うと、混合物中の特定成分の定量を高速かつ高精度に行う技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施の形態に係る生成システムの構成を示す図である。
図1の制御装置100の構成を示すブロック図である。
一般的な混合物の、第1の流量で実施されたクロマトグラフィによって得られたクロマトグラムを示す図である。
図3の混合物の、第2の流量で実施されたクロマトグラフィによって得られたクロマトグラムを示す図である。
図3のクロマトグラムを、フィルタを利用して加工された波形とともに示す図である。
図4のクロマトグラムを、フィルタを利用して加工された波形とともに示す図である。
図3~図6において言及された混合物が分離カラム330を介することなく計測器340へ導入されたときの計測結果を示す図である。
一般的な試料の計測結果の一例を模式的に示す図である。
基準スペクトルの一例を示す図である。
分析装置300が、反応装置200での製造工程をモニタリングするための情報を提供するための実施する処理のフローチャートである。
ステップS20のサブルーチンのフローチャートである。
ステップS40のサブルーチンのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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