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公開番号
2025157494
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-15
出願番号
2025123054,2023104941
出願日
2025-07-23,2023-06-27
発明の名称
ストレージシステム及び記憶制御方法
出願人
日立ヴァンタラ株式会社
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
G06F
3/06 20060101AFI20251007BHJP(計算;計数)
要約
【課題】第1のノードにおける第1のボリュームの全てのデータを第2のノードにおける第2のボリュームにコピーすること無しに第1のボリュームのデータを第2のボリュームを通じて取得する場合の第2のボリュームの性能低下を抑える。
【解決手段】方法は、第1のノードが、仮想ボリュームとプールとのアドレスマッピングのコピー(仮想コピー)を第1の仮想ボリュームについて行うことで第3の仮想ボリュームを第1のノード内に作成し、第2のノードが、第2のノードにおける第1のプールボリュームから第1のノードの第3の仮想ボリュームへマッピングを行い、第3の仮想ボリュームにマッピングされた第1のプールボリュームのアドレスを第2のノードにおける第2の仮想ボリュームのアドレスに1対1で紐付け、第2の仮想ボリュームにおけるデータのログストラクチャー方式の書き込みを第2のノードにおける第2のプールボリュームに対して行う。
【選択図】図26
特許請求の範囲
【請求項1】
第1及び第2のノードを含む複数のノードを有するストレージシステムであって、
それぞれの前記ノードは、
仮想ボリュームと、
1以上のプールボリュームから構成され前記仮想ボリュームのアドレスへのデータが当該アドレスにマッピングされたアドレスに論理的に格納されるプールと、
前記プールに論理的に格納されたデータの実体が格納される1以上の物理ドライブと、
前記仮想ボリュームのアドレスと前記プールのアドレスとのマッピングを含む情報でありデータに関する管理情報を記憶するメモリと、
プロセッサと
を有し、
前記第1のノードのプロセッサが、仮想ボリュームのアドレスとプールのアドレスとのマッピングのコピーである仮想コピーを前記第1のノードにおける第1の仮想ボリュームについて行うことで第3の仮想ボリュームを前記第1のノード内に作成し、
前記第2のノードのプロセッサが、
前記第2のノードにおける第1のプールボリュームから、前記第1のノードに作成された前記第3の仮想ボリュームへマッピングを行い、
前記第3の仮想ボリュームにマッピングされた前記第1のプールボリュームのアドレスを前記第2のノードにおける第2の仮想ボリュームのアドレスに紐付ける
ことを特徴とするストレージシステム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記第1のノードが第1の仮想ボリュームを有している状態で、前記第2の仮想ボリュームの作成指示を受けた場合に、第2の仮想ボリューム、第3の仮想ボリューム及び前記第1のプールボリュームから前記第3の仮想ボリュームへマッピングを作成する
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
【請求項3】
書き込まれるデータのアドレスが前記第2の仮想ボリュームにおけるアドレスである場合に、当該データのログストラクチャー方式の書き込みを前記第2のノードにおける第2のプールボリュームに対して行い、
前記ログストラクチャー方式の書き込みは、プールに更新前データを残したまま更新後データを当該プールに格納することと、仮想ボリュームにおけるアドレスのマッピング先のアドレスを前記更新前データのアドレスから前記更新後データのアドレスに変更することを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
【請求項4】
前記第1のノードは、オンプレミス環境におけるノードであり、
前記第2のノードは、パブリッククラウド環境におけるノードであり、
前記第3の仮想ボリュームは、前記第1の仮想ボリュームのスナップショットとしてのボリュームである
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
【請求項5】
前記第2のノードのプロセッサが、プリフェッチ指示に応答して、プリフェッチ処理を行い、
前記プリフェッチ処理は、
前記第2の仮想ボリュームのうち、前記第3の仮想ボリュームにおけるデータがあるアドレスにマッピングされている前記第1のプールボリューム内のアドレスを通じて、当該データをプリフェッチすること、及び、
プリフェッチされたデータの書き込みを第2のプールボリュームに対して行うこと
を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
【請求項6】
前記第1のノードは、第1の仮想ボリュームの仮想コピーであり、そのデータがそれぞれ異なる複数の第3の仮想ボリュームを有し、
前記マッピングの先の第3の仮想ボリュームを複数の第3の仮想ボリュームの間で変更する場合に、前記プリフェッチ処理は、前記マッピングの先の変更前の前記第3の仮想ボリュームと前記マッピングの先の変更後の第3の仮想ボリュームとの間でデータに差分のあるアドレスである差分位置を、前記第1のノードから特定すること、を含み、
前記プリフェッチされたデータは、前記差分位置から取得されたデータをプリフェッチする
ことを特徴とする請求項5に記載のストレージシステム。
【請求項7】
前記第2のノードのプロセッサは、差分位置に基づきデータをプリフェッチした位置にかかる前記プリフェッチ前のデータを、ガベージコレクションの対象とするために当該データを無効化する
ことを特徴とする請求項3に記載のストレージシステム。
【請求項8】
前記複数の第3の仮想ボリュームは、世代の異なる複数のスナップショットである
ことを特徴とする請求項6に記載のストレージシステム。
【請求項9】
ストレージシステムを構成し第1及び第2のノードを含む複数のノードのうちの前記第1のノードが、仮想ボリュームのアドレスと、1以上のプールボリュームから構成され前記仮想ボリュームのアドレスへのデータが当該アドレスにマッピングされたアドレスに論理的に格納されるプールのアドレスとのマッピングのコピーである仮想コピーを、前記第1のノードにおける第1の仮想ボリュームについて行うことで、第3の仮想ボリュームを前記第1のノード内に作成し、
前記第2のノードが、前記第2のノードにおける第1のプールボリュームから、前記第1のノードに作成された前記第3の仮想ボリュームへマッピングを行い、
前記第2のノードが、前記第3の仮想ボリュームにマッピングされた前記第1のプールボリュームのアドレスを前記第2のノードにおける第2の仮想ボリュームのアドレスに紐付ける
ことを特徴とする記憶制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、記憶制御に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、RoW(Redirect on Write)方式による仮想コピーを実行可能なストレージシステムが開示されている。特許文献1のストレージシステムは、ボリュームと1対1に紐付いた第1の制御情報と、ユーザデータを管理する第2の制御情報とをツリー構造で持ち、第1の制御情報のみをコピーすることで、ボリュームのコピーを高速に作成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-26812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで近年、ストレージシステムには、小規模な構成から必要に応じて性能及び容量を拡張することができるスケールアウト機能が求められている。具体的には、ストレージシステムは、複数のノード(アプライアンス)で構成され、ノードの増設や減設が可能とされる。
【0005】
また、近年、データの利活用のニーズが高まり、データの利活用としては、例えば、第1の環境において格納されたデータを第2の環境において利用することが挙げられる。具体的には、例えば、データの利活用としては、本番環境において格納されたデータを開発環境又はテスト環境における作業で利用することや、基幹業務の環境において格納されたデータを、分析等の二次利用の環境において利用することが挙げられる。
【0006】
このようなデータの利活用をスケールアウト型のストレージシステムにおける複数のノードに適用した場合、第1のノードが提供する第1のボリュームに格納されたデータを、第2のノードが提供する第2のボリュームを通じて利用することが考えられる。
【0007】
一つの方法として、第1のボリュームに格納された全てのデータを第1のノードから第2のノードにコピーすることが考えられる。しかし、この方法では、ノード間で転送されるデータの量が多く、第2のノードの記憶容量が大きく消費される。
【0008】
別の方法として、第2のボリュームを通じてデータが必要とされた場合に、第2のノードが、当該必要とされたデータを第1のノードから取得することが考えられる。しかし、この方法では、データが必要とされる都度に、ノード間でのデータの転送が必要になり、第2のボリュームの性能が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
ストレージシステムが、第1及び第2のノードを含む複数のノードを有する。それぞれのノードは、仮想ボリュームと、1以上のプールボリュームから構成され仮想ボリュームのアドレスへのデータが当該アドレスにマッピングされたアドレスに論理的に格納されるプールと、プールに論理的に格納されたデータの実体が格納される1以上の物理ドライブと、仮想ボリュームのアドレスとプールのアドレスとのマッピングを含む情報でありデータに関する管理情報を記憶するメモリと、メモリに接続されたプロセッサと、を有する。第1のノードのプロセッサが、仮想ボリュームのアドレスとプールのアドレスとのマッピングのコピーである仮想コピーを第1のノードにおける第1の仮想ボリュームについて行うことで第3の仮想ボリュームを第1のノード内に作成する。第2のノードのプロセッサが、第2のノードにおける第1のプールボリュームから、第1のノードに作成された第3の仮想ボリュームへマッピングを行い、第3の仮想ボリュームにマッピングされた第1のプールボリュームのアドレスを第2のノードにおける第2の仮想ボリュームのアドレスに1対1で紐付け、書き込まれるデータのアドレスが第2の仮想ボリュームにおけるアドレスである場合に、当該データのログストラクチャー方式の書き込みを第2のノードにおける第2のプールボリュームに対して行う。ログストラクチャー方式の書き込みは、プールに更新前データを残したまま更新後データを当該プールに格納することと、仮想ボリュームにおけるアドレスのマッピング先のアドレスを更新前データのアドレスから更新後データのアドレスに変更することを含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、第1のノードにおける第1のボリュームの全てのデータを第2のノードにおける第2のボリュームにコピーすること無しに第1のボリュームのデータを第2のボリュームを通じて取得することに関し、第2のボリュームの性能低下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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