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公開番号
2025172360
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-26
出願番号
2024077828
出願日
2024-05-13
発明の名称
管理装置、管理方法、および管理プログラム
出願人
日立ヴァンタラ株式会社
代理人
藤央弁理士法人
主分類
G06F
11/07 20060101AFI20251118BHJP(計算;計数)
要約
【課題】将来障害が発生しうる選択を抑制すること。
【解決手段】1以上のボリュームを有するストレージ装置を各々有する1以上の基盤を管理する管理装置は、リソースとなるボリュームに関するポリシーと、データのコピーをリソースに対して実行する操作を規定するコピーに関するポリシーと、を規定するポリシーテーブルと、操作を実行する基盤内の操作元とを規定する操作元テーブルと、操作元の状態を保持する状態テーブルと、を記憶し、プロセッサは、ボリュームに関するポリシーと、コピーに関するポリシーと、の組み合わせからリソースおよび操作の組み合わせを抽出し、リソースおよび操作の組み合わせから操作元を特定し、操作元が正常であるか否かを判定し、ボリュームに関するポリシーと、コピーに関するポリシーと、の組み合わせを、異常と判定された操作元で障害が発生する組み合わせか否かを判定し、出力する。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
1以上のボリュームを有するストレージ装置を各々有する1以上の基盤を管理する管理装置であって、
プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有し、
前記記憶デバイスは、ポリシーテーブルと、操作元テーブルと、状態テーブルと、を記憶し、
前記ポリシーテーブルは、リソースとなるボリュームに関するポリシーと、データのコピーを前記リソースに対して実行する操作を規定する前記コピーに関するポリシーと、を規定し、
前記操作元テーブルは、前記操作を実行する前記基盤内の操作元とを規定し、
前記状態テーブルは、前記操作元の状態を保持し、
前記プロセッサは、
前記ボリュームに関するポリシーと、前記コピーに関するポリシーと、の組み合わせから前記リソースおよび前記操作の組み合わせを抽出する抽出処理と、
前記抽出処理によって抽出された前記リソースおよび前記操作の組み合わせから前記操作元を特定する特定処理と、
前記状態テーブルを参照して、前記特定処理によって特定された操作元が正常であるか否かを判定する第1判定処理と、
前記ボリュームに関するポリシーと、前記コピーに関するポリシーと、の組み合わせを、前記第1判定処理によって異常と判定された操作元で障害が発生する組み合わせか否かを判定する第2判定処理と、
前記第2判定処理による判定結果を出力する出力処理と、
を実行することを特徴とする管理装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の管理装置であって、
前記プロセッサは、
前記操作元を監視して前記状態テーブルの状態を更新する更新処理を実行し、
前記第1判定処理では、前記プロセッサは、前記更新処理による最新の前記状態テーブルを参照して、前記特定処理によって特定された操作元が正常であるか否かを判定する、
ことを特徴とする管理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の管理装置であって、
前記操作元は、前記基盤に実装され前記基盤または他の基盤を管理する管理プログラムである、
ことを特徴とする管理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の管理装置であって、
前記操作元は、前記基盤に実装され前記基盤または他の基盤を管理するプログラムおよび前記プログラムの実行に用いられるAPIである、
ことを特徴とする管理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の管理装置であって、
前記ボリュームに関するポリシーは、前記リソースと、前記リソースがデータのコピー元であるか前記データのコピー先であるかを区別する種別と、を含み、
前記コピーに関するポリシーは、前記コピーの対象となるリソースがコピー元であるかコピー先であるかを規定するリソース種と、前記コピーを前記リソース種のリソースに対して実行する操作と、を含む、
ことを特徴とする管理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の管理装置であって、
前記ポリシーテーブルは、目標復旧時間に関するポリシーが適用されるストレージ装置を規定するRTOポリシーを規定し、
前記操作元テーブルは、前記ストレージ装置ごとに前記操作元を規定し、
前記抽出処理では、前記プロセッサは、前記ボリュームに関するポリシーと、前記コピーに関するポリシーと、前記目標復旧時間に関するポリシーと、の組み合わせから前記リソースおよび前記操作の組み合わせを抽出する、
ことを特徴とする管理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の管理装置であって、
前記記憶デバイスは、前記操作と前記操作が実行される前記ストレージ装置内の操作先とを規定する操作先テーブルを記憶し、
前記状態テーブルは、前記操作元および前記操作先の各々の状態を保持し、
前記プロセッサは、
前記抽出処理によって抽出された前記リソースおよび前記操作の組み合わせごとに前記操作先を特定する第2特定処理と、
前記状態テーブルを参照して、前記第2特定処理によって特定された操作先が正常であるか否かを判定する第2判定処理と、を実行し、
前記第2判定処理では、前記プロセッサは、前記ボリュームに関するポリシーと、前記コピーに関するポリシーと、の組み合わせを、前記第2判定処理によって異常と判定された操作先で障害が発生する組み合わせか否かを判定する、
ことを特徴とする管理装置。
【請求項8】
請求項1に記載の管理装置であって、
前記出力処理では、前記プロセッサは、前記障害が発生する組み合わせを選択不能に表示し、前記障害が発生する組み合わせ以外の組み合わせを選択可能に表示する、
ことを特徴とする管理装置。
【請求項9】
請求項1に記載の管理装置であって、
前記出力処理では、前記プロセッサは、前記障害が発生する組み合わせを非表示にし、前記障害が発生する組み合わせ以外の組み合わせを選択可能に表示する、
ことを特徴とする管理装置。
【請求項10】
1以上のボリュームを有するストレージ装置を各々有する1以上の基盤を管理する管理装置が実行する管理方法であって、
前記管理装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有し、
前記記憶デバイスは、ポリシーテーブルと、操作元テーブルと、状態テーブルと、を記憶し、
前記ポリシーテーブルは、リソースとなるボリュームに関するポリシーと、データのコピーを前記リソースに対して実行する操作を規定する前記コピーに関するポリシーと、を規定し、
前記操作元テーブルは、前記操作を実行する前記基盤内の操作元とを規定し、
前記状態テーブルは、前記操作元の状態を保持し、
前記プロセッサは、
前記ボリュームに関するポリシーと、前記コピーに関するポリシーと、の組み合わせから前記リソースおよび前記操作の組み合わせを抽出する抽出処理と、
前記抽出処理によって抽出された前記リソースおよび前記操作の組み合わせから前記操作元を特定する特定処理と、
前記状態テーブルを参照して、前記特定処理によって特定された操作元が正常であるか否かを判定する第1判定処理と、
前記ボリュームに関するポリシーと、前記コピーに関するポリシーと、の組み合わせを、前記第1判定処理によって異常と判定された操作元で障害が発生する組み合わせか否かを判定する第2判定処理と、
前記第2判定処理による判定結果を出力する出力処理と、
を実行することを特徴とする管理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理対象を管理する管理装置、管理方法、および管理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
顧客データセンタやパブリッククラウド上で動作する様々なストレージで構成されるハイブリッドクラウドストレージ環境において、運用管理は、多くの管理ツールを組み合わせて実現される。ストレージに対するある運用操作が複数の管理ツールのコマンドで実現されており、必要となる管理ツールやストレージ機能に障害が発生した場合、操作を実行して長時間経過したのちに、ユーザが失敗の通知を受ける場合がある。また、このような場合、管理者が障害の途中状態を回復するための対処が必要となることがある。
【0003】
下記特許文献1は、仮想リソース群のスタック管理を行うスタック管理装置を開示する。このスタック管理装置は、スタックの作成、変更および削除のいずれかの処理において、スタックの対象となるいずれかの仮想リソースの処理が失敗した場合、スタック全体または処理が失敗した仮想リソースの削除またはリトライを行い、ロールバックまたはロールフォワードを行う。また、スタック管理装置は、スタック操作部のみならず、スタック操作部以外の操作によりスタックに用いられる仮想リソースの更新および削除のいずれかが行われたとき、当該仮想リソースの状態変化を、前記スタックに用いられる仮想リソースの状態を示すスタック情報DBに反映させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-170344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術において、自動ロールバックが成功しても、ユーザが操作失敗の通知を受け取るまでの時間が長期化する。また、ロールバックは常に成功するとは限らない。障害により操作が失敗することを事前に把握する必要がある。さらに、障害をユーザに通知する場合においては、ユーザは通知を見て利用可能な機能を判断する。しかしながら、運用管理がポリシーベースなど抽象化されている場合、障害通内容から実行可能な抽象操作を把握することができない。
【0006】
本発明は、将来障害が発生しうる選択を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願において開示される発明の第1側面となる管理装置は、1以上のボリュームを有するストレージ装置を各々有する1以上の基盤を管理する管理装置であって、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有し、1以上のボリュームを有するストレージ装置を各々有する1以上の基盤を管理する管理装置であって、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有し、前記記憶デバイスは、ポリシーテーブルと、操作元テーブルと、状態テーブルと、を記憶し、前記ポリシーテーブルは、リソースとなるボリュームに関するポリシーと、データのコピーを前記リソースに対して実行する操作を規定する前記コピーに関するポリシーと、を規定し、前記操作元テーブルは、前記操作を実行する前記基盤内の操作元とを規定し、前記状態テーブルは、前記操作元の状態を保持し、前記プロセッサは、前記ボリュームに関するポリシーと、前記コピーに関するポリシーと、の組み合わせから前記リソース
および前記操作の組み合わせを抽出する抽出処理と、前記抽出処理によって抽出された前記リソースおよび前記操作の組み合わせから前記操作元を特定する特定処理と、前記状態テーブルを参照して、前記特定処理によって特定された操作元が正常であるか否かを判定する第1判定処理と、前記ボリュームに関するポリシーと、前記コピーに関するポリシーと、の組み合わせを、前記第1判定処理によって異常と判定された操作元で障害が発生する組み合わせか否かを判定する第2判定処理と、前記第2判定処理による判定結果を出力する出力処理と、を実行することを特徴とする。
【0008】
本願において開示される発明の第2側面となる管理装置は、1以上のボリュームを有するストレージ装置を各々有する1以上の基盤を管理する管理装置であって、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有し、前記ポリシーテーブルは、リソースとなるボリュームに関するポリシーと、データのコピーを前記リソースに対して実行する操作を規定する前記コピーに関するポリシーと、を規定し、前記操作元テーブルは、前記操作を実行する前記基盤内の操作先とを規定し、前記状態テーブルは、前記操作先の状態を保持し、前記プロセッサは、前記ボリュームに関するポリシーと、前記コピーに関するポリシーと、の組み合わせから前記リソースおよび前記操作の組み合わせを抽出する抽出処理と、前記抽出処理によって抽出された前記リソースおよび前記操作の組み合わせから前記操作先を特定する特定処理と、前記状態テーブルを参照して、前記特定処理によって特定された操作先が正常であるか否かを判定する第1判定処理と、前記ボリュームに関するポリシーと、前記コピーに関するポリシーと、の組み合わせを、前記第1判定処理によって異常と判定された操作先で障害が発生する組み合わせか否かを判定する第2判定処理と、前記第2判定処理による判定結果を出力する出力処理と、を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の代表的な実施の形態によれば、将来障害が発生しうる選択を抑制することができる。前述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、管理システムの構成例を示す説明図である。
図2は、計算機のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図3は、基盤の構成例を示すブロック図である。
図4は、コピーポリシーテーブルの一例を示す説明図である。
図5は、ボリュームポリシーテーブルの一例を示す説明図である。
図6は、RTOポリシーテーブルの一例を示す説明図である。
図7は、操作元テーブルの一例を示す説明図である。
図8は、操作先テーブルの一例を示す説明図である。
図9は、状態テーブルの一例を示す説明図である。
図10は、管理装置による状態更新処理手順を示すフローチャートである。
図11は、判定テーブルの一例を示す説明図である。
図12は、管理装置による障害発生ポリシー特定処理手順例を示すフローチャートである。
図13は、表示画面例1を示す説明図である。
図14は、表示画面例2を示す説明図である。
図15は、操作元テーブルの他の例を示す説明図である。
図16は、状態テーブルの他の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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