TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025156621
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2025134864,2021166442
出願日
2025-08-13,2021-10-08
発明の名称
ポリエチレン多層基材、印刷基材、積層体及び包装材料
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/32 20060101AFI20251002BHJP(積層体)
要約
【課題】耐熱性に優れるポリエチレン多層基材を提供する。
【解決手段】第1のポリエチレン層と、第2のポリエチレン層と、第3のポリエチレン層とを厚さ方向にこの順に備え、第1のポリエチレン層の押込み弾性率が、第2のポリエチレン層の押込み弾性率の3.0倍以上であり、第3のポリエチレン層の押込み弾性率が、第2のポリエチレン層の押込み弾性率の3.0倍以上であり、延伸処理されてなる、ポリエチレン多層基材。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも中密度ポリエチレン及び/又は高密度ポリエチレンを含有する第1のポリエチレン層と、
少なくとも直鎖状低密度ポリエチレンを含有する第2aのポリエチレン層と、
少なくとも直鎖状低密度ポリエチレンを含有する第2のポリエチレン層と、
少なくとも直鎖状低密度ポリエチレンを含有する第2bのポリエチレン層と、
少なくとも中密度ポリエチレン及び/又は高密度ポリエチレンを含有する第3のポリエチレン層と
を厚さ方向にこの順に備える5層構成のポリエチレン多層基材であって、
前記5層のポリエチレン層のうち少なくとも1層が、密度の異なる少なくとも2種以上のポリエチレンのブレンドから構成されており、
前記第1のポリエチレン層の押込み硬度が、前記第2のポリエチレン層の押込み硬度の2.0倍以上であり、前記第3のポリエチレン層の押込み硬度が、前記第2のポリエチレン層の押込み硬度の2.0倍以上であり、
前記ポリエチレン多層基材は、長手方向(MD)および/又は横手方向(TD)の延伸倍率が、それぞれ2~10倍の倍率で延伸処理されてなる、
ポリエチレン多層基材。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第2aのポリエチレン層の押込み硬度が、前記第2のポリエチレン層の押込み硬度の1.4倍以上であり、前記第2bのポリエチレン層の押込み硬度が、前記第2のポリエチレン層の押込み硬度の1.4倍以上である、
請求項1に記載のポリエチレン多層基材。
【請求項3】
前記第1のポリエチレン層及び前記第3のポリエチレン層の押込み硬度が、それぞれ独立に、45MPa以上150MPa以下である、請求項1又は2に記載のポリエチレン多層基材。
【請求項4】
前記第1のポリエチレン層が、前記ポリエチレン多層基材の一方側の表面層であり、
前記第3のポリエチレン層が、前記ポリエチレン多層基材の他方側の表面層である、
請求項1~3のいずれか一項に記載のポリエチレン多層基材。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載のポリエチレン多層基材と、
前記ポリエチレン多層基材上に形成された印刷層と
を備える印刷基材。
【請求項6】
ポリエチレン多層基材と、
ポリエチレンを主成分として含有するヒートシール層と
を備える積層体であって、
前記ポリエチレン多層基材が、
少なくとも中密度ポリエチレン及び/又は高密度ポリエチレンを含有する第1のポリエチレン層と、
少なくとも直鎖状低密度ポリエチレンを含有する第2aのポリエチレン層と、
少なくとも直鎖状低密度ポリエチレンを含有する第2のポリエチレン層と、
少なくとも直鎖状低密度ポリエチレンを含有する第2bのポリエチレン層と、
少なくとも中密度ポリエチレン及び/又は高密度ポリエチレンを含有する第3のポリエチレン層と
を厚さ方向にこの順に備える5層構成であり、
前記5層のポリエチレン層のうち少なくとも1層が、密度の異なる少なくとも2種以上のポリエチレンのブレンドから構成されており、
前記ポリエチレン多層基材は、長手方向(MD)および/又は横手方向(TD)の延伸倍率が、それぞれ2~10倍の倍率で延伸処理されてなり、
前記第1のポリエチレン層の押込み硬度が、前記第2のポリエチレン層の押込み硬度の2.0倍以上であり、前記第3のポリエチレン層の押込み硬度が、前記第2のポリエチレン層の押込み硬度の2.0倍以上である、
積層体。
【請求項7】
前記第2aのポリエチレン層の押込み硬度が、前記第2のポリエチレン層の押込み硬度の1.5倍以上であり、前記第2bのポリエチレン層の押込み硬度が、前記第2のポリエチレン層の押込み硬度の1.5倍以上である、
請求項6に記載の積層体。
【請求項8】
前記ポリエチレン多層基材上に印刷層をさらに備える、請求項6又は7に記載の積層体。
【請求項9】
前記ポリエチレン多層基材の表面、又は前記ヒートシール層の表面に形成されたバリア層をさらに備える、請求項6~8のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項10】
前記ポリエチレン多層基材と前記ヒートシール層との間に、接着層をさらに備える、請求項6~9のいずれか一項に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリエチレン多層基材、印刷基材、積層体及び包装材料に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、包装材料などは、樹脂材料から構成される樹脂フィルムを用いて製造されている。包装材料は、例えば、基材と、ヒートシール層とを備える。例えば、ポリエチレンから構成される樹脂フィルムは、柔軟性及び透明性を有すると共に、ヒートシール性に優れることから、包装材料におけるヒートシール層として広く使用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一方、ポリエチレンは、他の熱可塑性樹脂と比較して、比較的低温で軟化する樹脂であるため、包装材料の基材として使用するとヒートシート加工する際に変形したり場合によっては溶融したりすることがある。また、ポリエチレンフィルムは、他の熱可塑性樹脂フィルムと比較して、強度が不充分であることがある。このため、包装材料の基材としては、ポリエステルフィルム及びナイロンフィルム等の強度及び耐熱性に優れる樹脂フィルムを使用するのが一般的である。例えば、ポリエステルフィルム及びナイロンフィルム等の基材とポリエチレンフィルムとを積層し、ポリエチレンフィルム側が包装袋の内側になるようにしてヒートシールすることにより製袋することが行われている(例えば、特許文献2の背景技術参照)。
【0004】
ところで、近年、循環型社会の構築を求める声の高まりとともに、包装材料をリサイクルして使用することが試みられている。しかしながら、上記のような異種の樹脂フィルムを貼り合わせて得られた積層体では、樹脂の種類ごとに分離することが難しく、リサイクルに適していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-202519号公報
特開2017-031233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本開示者らは、ポリエチレンから構成される樹脂フィルムの強度及び耐熱性を延伸処理により向上できることを見出し、基材として、ポリエチレンを含有する層を複数備え、延伸処理されてなるポリエチレン多層基材を用いることを検討した。
【0007】
包装材料などに使用される基材には、例えば、包装材料のヒートシール時に熱が付加される。しかしながら、本開示者らは、上記ポリエチレン多層基材を備える積層体は、熱付加による熱収縮が大きい場合があり、耐熱性が充分ではないことを見出した。
【0008】
本開示の一つの課題は、耐熱性に優れるポリエチレン多層基材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示のポリエチレン多層基材は、第1のポリエチレン層と、第2のポリエチレン層と、第3のポリエチレン層とを厚さ方向にこの順に備え、延伸処理されてなる。上記多層基材は、一実施形態において、第1のポリエチレン層の押込み弾性率が、第2のポリエチレン層の押込み弾性率の3.0倍以上であり、第3のポリエチレン層の押込み弾性率が、第2のポリエチレン層の押込み弾性率の3.0倍以上である。上記多層基材は、一実施形態において、第1のポリエチレン層の押込み硬度が、第2のポリエチレン層の押込み硬度の2.0倍以上であり、第3のポリエチレン層の押込み硬度が、第2のポリエチレン層の押込み硬度の2.0倍以上である。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、耐熱性に優れるポリエチレン多層基材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
大日本印刷株式会社
印刷物
3日前
大日本印刷株式会社
印刷物
3日前
大日本印刷株式会社
床構成体
12日前
大日本印刷株式会社
積層シート
10日前
大日本印刷株式会社
床用化粧材
6日前
大日本印刷株式会社
パネルの固定方法
18日前
大日本印刷株式会社
積層体及び包装容器
19日前
大日本印刷株式会社
積層体および包装容器
10日前
大日本印刷株式会社
積層体および包装容器
6日前
大日本印刷株式会社
加飾シート及び樹脂成形品
6日前
大日本印刷株式会社
再配線層及びその製造方法
5日前
大日本印刷株式会社
情報処理装置及びプログラム
11日前
大日本印刷株式会社
学習支援装置及びプログラム
12日前
大日本印刷株式会社
水素センサおよび水素検知システム
11日前
大日本印刷株式会社
ウェブ搬送装置及びウェブ搬送方法
17日前
大日本印刷株式会社
作業装置、作業システム、作業方法
17日前
大日本除蟲菊株式会社
薬剤揮散装置
13日前
大日本印刷株式会社
位相差板、光学部材、及び、表示装置
6日前
大日本印刷株式会社
熱転写シートと中間転写媒体との組合せ
10日前
大日本印刷株式会社
転写シート、成形品の製造方法および成形品
17日前
大日本印刷株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
11日前
大日本印刷株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
11日前
大日本印刷株式会社
プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置
13日前
大日本印刷株式会社
測定システム、測定方法、測定プログラム、物体
4日前
大日本印刷株式会社
加飾シート、外装部材の製造方法および外装部材
10日前
大日本印刷株式会社
加飾積層体、転写シート、加飾部材、及び移動体
10日前
大日本印刷株式会社
化粧シート、化粧材、及び、化粧シートの製造方法
6日前
大日本印刷株式会社
化粧シート、化粧材、及び、化粧シートの製造方法
6日前
大日本印刷株式会社
化粧シート、化粧シートの製造方法および化粧部材
13日前
大日本印刷株式会社
熱転写シートの洗浄方法およびリサイクル原料の製造方法
10日前
大日本印刷株式会社
熱転写シートの洗浄方法およびリサイクル原料の製造方法
10日前
大日本印刷株式会社
動画再生装置、装着装置、動画再生システム及びプログラム
3日前
大日本印刷株式会社
デュアルインターフェースICカードおよびICモジュール
13日前
大日本印刷株式会社
デュアルインターフェースICカードおよびICモジュール
13日前
大日本印刷株式会社
光学素子、前記光学素子を含む装置、及び光学素子の製造方法
18日前
大日本印刷株式会社
積層体及び包装材料
3日前
続きを見る
他の特許を見る