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公開番号
2025154068
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056864
出願日
2024-03-29
発明の名称
加飾シート、外装部材の製造方法および外装部材
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
7/022 20190101AFI20251002BHJP(積層体)
要約
【課題】被着体の被着面の凹凸形状に追従できる加飾シートを提供する。
【解決手段】本開示においては、外装部材の製造に用いられる加飾シート10であって、意匠層2、基材1および接着層3を、厚さ方向においてこの順に有し、前記基材は、周波数10Hzで動的粘弾性測定を行った際の損失正接tanδのピーク温度をT(℃)とした場合に、T(℃)以上、T+40(℃)以下の温度範囲に、貯蔵弾性率が3.0×10
5
Pa以下であり、かつ、損失弾性率が4.0×10
4
Pa以上である低弾性特性を満たす温度が存在する、加飾シートを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外装部材の製造に用いられる加飾シートであって、
意匠層、基材および接着層を、厚さ方向においてこの順に有し、
前記基材は、周波数10Hzで動的粘弾性測定を行った際の損失正接tanδのピーク温度をT(℃)とした場合に、T(℃)以上、T+40(℃)以下の温度範囲に、貯蔵弾性率が3.0×10
5
Pa以下であり、かつ、損失弾性率が4.0×10
4
Pa以上である低弾性特性を満たす温度が存在する、加飾シート。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記基材は、T+20(℃)以上、T+40(℃)以下の温度範囲に、前記低弾性特性を満たす温度が存在する、請求項1に記載の加飾シート。
【請求項3】
前記基材は、T+40(℃)において、前記低弾性特性を満たす、請求項1に記載の加飾シート。
【請求項4】
前記基材は、T+20(℃)において、貯蔵弾性率が1.5×10
6
Pa以上であり、かつ、損失弾性率が6.0×10
6
Pa以下である、請求項1に記載の加飾シート。
【請求項5】
前記基材の厚さは、150μm以上、250μm以下である、請求項1に記載の加飾シート。
【請求項6】
前記加飾シートが、前記意匠層の前記基材とは反対側の面に、表面保護層を有する、請求項1に記載の加飾シート。
【請求項7】
前記表面保護層は、耐候剤を含有する、請求項6に記載の加飾シート。
【請求項8】
前記表面保護層は、前記耐候剤として、紫外線吸収剤および光安定剤の少なくとも一方を含有する、請求項7に記載の加飾シート。
【請求項9】
前記表面保護層は、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物を含む、請求項6に記載の加飾シート。
【請求項10】
前記表面保護層は、引張試験で測定されるクラック発生伸度が160%以上である、請求項6に記載の加飾シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、加飾シート、外装部材の製造方法および外装部材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、窯業サイディング等の外装部材には、意匠性向上のために水系塗料による塗装で加飾が施される場合がある。しかしながら、水系塗料による塗装は、乾燥および硬化に時間がかかる。
【0003】
一方、従来から、立体的形状をもつ成形品への真空成形による絵付けに使用する成形用化粧シートが知られている。例えば特許文献1には、真空成形用の化粧シートにおいて、基材シートとして、ポリ塩化ビニル樹脂に対し、α-メチルスチレンにN-フェニルマレイミドおよび無水マレイン酸を共重合させてなる耐熱スチレン系樹脂を添加して、クラッシュベルグ柔軟温度を50℃以上に高めたものを用いたことを特徴とする真空成形用化粧シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3052435号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
加飾シートが貼り付けられる被着体は、被着面に凹凸形状を有する場合がある。このような被着体に加飾シートを貼り付ける場合、被着面の凹凸形状に対して隙間なく加飾シートを追従させる事が困難な場合がある。
【0006】
例えば、窯業部材は、表面に、溝およびシボ(皺)等の凹部を含む凹凸形状を有することで、レンガ、木質、コンクリートなどの素材の意匠を表現している。加飾シートを用いて窯業部材を加飾した場合、窯業部材表面の溝の角部およびシボに対し、隙間なく加飾シートを追従させる事が困難である。そのため、窯業部材が有するレンガ、木質、コンクリートなどの素材の意匠感が得られない場合がある。
【0007】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、被着体の被着面の凹凸形状に追従できる加飾シートを提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示においては、外装部材の製造に用いられる加飾シートであって、意匠層、基材および接着層を、厚さ方向においてこの順に有し、上記基材は、周波数10Hzで動的粘弾性測定を行った際の損失正接tanδのピーク温度をT(℃)とした場合に、T(℃)以上、T+40(℃)以下の温度範囲に、貯蔵弾性率が3.0×10
5
Pa以下であり、かつ、損失弾性率が4.0×10
4
Pa以上である低弾性特性を満たす温度が存在する、加飾シートを提供する。
【0009】
また、本開示においては、外装部材の製造方法であって、被着体、および、上述の加飾シートを準備する準備工程と、上記加飾シートを第1温度まで加熱して軟化させ、上記加飾シートの上記接着層側の面が上記被着体側となるように、上記被着体の形状に密着させることにより、上記被着体および上記加飾シートを含む積層体を得る密着工程と、を有する、外装部材の製造方法を提供する。
【0010】
また、本開示においては、上述の外装部材の製造方法により製造された外装部材を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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