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公開番号
2025155260
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2024058980
出願日
2024-04-01
発明の名称
モータ装置、ワイパー装置、及びモータ制御方法
出願人
株式会社ミツバ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02P
6/14 20160101AFI20251006BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】モータ始動時に負荷がかかっている場合でも、モータの失速を抑制する。
【解決手段】モータ装置は、モータと、前記モータの駆動出力を示すデューティ比を、デューティ比上限値を超えないように制御し、前記デューティ比に応じた駆動信号を生成する駆動信号生成部と、前記駆動信号に基づいて、前記モータを回転駆動させる出力信号を出力するインバータと、前記モータの回転数を検出する回転数検出部と、前記モータが加速中か否かを検出する加速検出部と、前記モータの回転数が第1閾値を超え、且つ、前記モータの回転が加速中である場合に、前記デューティ比上限値を、予め設定されている第1上限値より高い第2上限値に変更する上限値設定部とを備え、前記上限値設定部は、前記回転数が、前記第1閾値より低い第2閾値から前記第1閾値までの間において、前記第1上限値を、前記回転数の増加に応じて徐々に上昇するように設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転駆動するモータと、
前記モータの駆動出力を示すデューティ比を、デューティ比上限値を超えないように制御し、前記デューティ比に応じた駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
前記駆動信号に基づいて、前記モータを回転駆動させる出力信号を出力するインバータと、
前記モータの回転数を検出する回転数検出部と、
前記モータが加速中か否かを検出する加速検出部と、
前記モータの回転数が第1閾値を超え、且つ、前記モータの回転が加速中である場合に、前記デューティ比上限値を、予め設定されている第1上限値より高い第2上限値に変更する変更処理を実行する上限値設定部と
を備え、
前記上限値設定部は、前記回転数が、前記第1閾値より低い第2閾値から前記第1閾値までの間において、前記第1上限値を、前記回転数の増加に応じて徐々に上昇するように設定する
モータ装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1上限値は、前記回転数が前記第2閾値未満である場合に、一定値である設定最小値が設定されており、
前記上限値設定部は、前記モータが始動し、前記第2閾値から前記第1閾値までの間において、前記第1上限値を、前記設定最小値を起点に、前記回転数の増加に応じて徐々に上昇させる
請求項1に記載のモータ装置。
【請求項3】
前記駆動信号生成部は、前記モータへの印加電圧の進角及び通電角を制御する進角通電角制御部を有し、
前記進角通電角制御部は、
前記デューティ比が前記デューティ比上限値未満である場合に、前記通電角を、120度を超える値に変化させるとともに、前記進角を増加させ、
前記デューティ比が前記デューティ比上限値と等しく、且つ、前記回転数が前記第1閾値以上に設定された第3閾値未満となった場合に、前記通電角を120度以下にする
請求項1に記載のモータ装置。
【請求項4】
前記上限値設定部は、前記変更処理において、前記第1上限値を所定の定数倍した前記第2上限値に変更する
請求項1に記載のモータ装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のモータ装置を備え、
前記モータ装置を用いて、ワイパー部材にウィンド面での払拭動作を行わせる
ワイパー装置。
【請求項6】
駆動信号に基づいて、インバータが出力する出力信号により回転駆動するモータを制御するモータ制御方法であって、
駆動信号生成部が、前記モータの駆動出力を示すデューティ比を、デューティ比上限値を超えないように制御し、前記デューティ比に応じた前記駆動信号を生成する駆動信号生成ステップと、
回転数検出部が、前記モータの回転数を検出する回転数検出ステップと、
加速検出部が、前記モータが加速中か否かを検出する加速検出ステップと、
上限値設定部が、前記モータの回転数が第1閾値を超え、且つ、前記モータの回転が加速中である場合に、前記デューティ比上限値を、予め設定されている第1上限値より高い第2上限値に変更する変更処理を実行する上限値設定ステップと
を含み、
前記上限値設定ステップにおいて、前記上限値設定部が、前記回転数が前記第1閾値より低い第2閾値から前記第1閾値までの間において、前記第1上限値を、前記回転数の増加に応じて徐々に上昇するように設定する
モータ制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ装置、ワイパー装置、及びモータ制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
車両用のワイパー装置などに使用されるモータ装置では、モータ駆動中に突発的に負荷がかかり、モータの回転数が下がってしまった場合に、デューティ(デューティ比)を上げられずそのままモータが停止するという事象が発生することがある。このような事象を防ぐために、近年、加速している場合に、デューティ上限値(デューティ比上限値)を高い値に変更することで、モータの停止を防止するモータ装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-62836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したような従来のモータ装置では、例えば、モータの回転数が低い場合に、デューティを上げ過ぎて過電流が流れることを防止するために、回転数が所定の閾値以下の場合にデューティ比上限値を高い値に変更することを禁止している。そのため、従来のモータ装置では、例えば、モータ始動時から負荷がかかっている場合等に、デューティ比上限値が低いためにデューティを上げられず、モータが失速する可能性があった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、モータ始動時に負荷がかかっている場合でも、モータの失速を抑制することができるモータ装置、ワイパー装置、及びモータ制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、回転駆動するモータと、前記モータの駆動出力を示すデューティ比を、デューティ比上限値を超えないように制御し、前記デューティ比に応じた駆動信号を生成する駆動信号生成部と、前記駆動信号に基づいて、前記モータを回転駆動させる出力信号を出力するインバータと、前記モータの回転数を検出する回転数検出部と、前記モータが加速中か否かを検出する加速検出部と、前記モータの回転数が第1閾値を超え、且つ、前記モータの回転が加速中である場合に、前記デューティ比上限値を、予め設定されている第1上限値より高い第2上限値に変更する変更処理を実行する上限値設定部とを備え、前記上限値設定部は、前記回転数が、前記第1閾値より低い第2閾値から前記第1閾値までの間において、前記第1上限値を、前記回転数の増加に応じて徐々に上昇するように設定するモータ装置である。
【0007】
また、本発明の一態様は、駆動信号に基づいて、インバータが出力する出力信号により回転駆動するモータを制御するモータ制御方法であって、駆動信号生成部が、前記モータの駆動出力を示すデューティ比を、デューティ比上限値を超えないように制御し、前記デューティ比に応じた前記駆動信号を生成する駆動信号生成ステップと、回転数検出部が、前記モータの回転数を検出する回転数検出ステップと、加速検出部が、前記モータが加速中か否かを検出する加速検出ステップと、上限値設定部が、前記モータの回転数が第1閾値を超え、且つ、前記モータの回転が加速中である場合に、前記デューティ比上限値を、予め設定されている第1上限値より高い第2上限値に変更する変更処理を実行する上限値設定ステップとを含み、前記上限値設定ステップにおいて、前記上限値設定部が、前記回転数が前記第1閾値より低い第2閾値から前記第1閾値までの間において、前記第1上限値を、前記回転数の増加に応じて徐々に上昇するように設定するモータ制御方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、モータ始動時に負荷がかかっている場合でも、モータの失速を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態によるモータ装置の一例を示すブロック図である。
第1の実施形態によるモータ装置のデューティリミット値の切り替え処理の一例を示すフローチャートである。
第1の実施形態によるモータ装置のデューティリミット値の切り替え処理の一例を説明する図である。
第1の実施形態によるモータ装置の通電制御処理の一例を示すフローチャートである。
第1の実施形態によるモータ装置の通電制御処理の一例を説明する図である。
第1の実施形態によるモータ装置の効果の一例を説明する図である。
第1の実施形態によるモータ装置のデューティリミット値の切り替え処理の変形例を説明する図である。
第2の実施形態によるワイパー装置の一例を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態によるモータ装置、ワイパー装置、及びモータ制御方法について、図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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