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公開番号
2025155172
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2024058770
出願日
2024-04-01
発明の名称
フレーム転送装置、フレーム転送方法およびフレーム転送プログラム
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04L
45/74 20220101AFI20251006BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】不要なフラッディング処理の実行を抑制することができるフレーム転送装置、フレーム転送方法およびフレーム転送プログラムを提供する。
【解決手段】自装置のポートと該ポートに接続されるノードのMAC(Media Access Control)アドレスとを対応付けるエントリ情報を記憶するMACアドレステーブルに基づいて、受信したフレームを転送する転送手段と、MACアドレステーブルが記憶するエントリ情報をMACアドレステーブルとは異なる記憶部に記憶させる管理手段とを備え、転送手段は、受信したフレームの宛先MACアドレスに対応するエントリ情報がMACアドレステーブルと記憶部とのいずれにも記憶されていない場合、受信したフレームのフラッディング処理を実行する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
自装置のポートと該ポートに接続されるノードのMAC(Media Access Control)アドレスとを対応付けるエントリ情報を記憶するMACアドレステーブルに基づいて、受信したフレームを転送する転送手段と、
前記MACアドレステーブルが記憶するエントリ情報を前記MACアドレステーブルとは異なる記憶部に記憶させる管理手段とを備え、
前記転送手段は、受信したフレームの宛先MACアドレスに対応するエントリ情報が前記MACアドレステーブルと前記記憶部とのいずれにも記憶されていない場合、受信したフレームのフラッディング処理を実行する
ことを特徴とするフレーム転送装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記転送手段は、受信したフレームの宛先MACアドレスに対応するエントリ情報が前記MACアドレステーブルに記憶されていないが前記記憶部に記憶されており、かつ該宛先MACアドレスと対応付けられたポートのリンク状態がリンクアップ状態である場合、該受信したフレームを該ポートに転送する
請求項1記載のフレーム転送装置。
【請求項3】
前記転送手段は、受信したフレームの宛先MACアドレスに対応するエントリ情報が前記MACアドレステーブルに記憶されていないが前記記憶部に記憶されており、かつ該宛先MACアドレスと対応付けられたポートのリンク状態がリンクダウン状態である場合、該受信したフレームを破棄する
請求項1または請求項2記載のフレーム転送装置。
【請求項4】
前記管理手段は、リンクダウンが検出されたことに基づいて、リンクダウンが検出されたポートに対応するエントリ情報を前記記憶部に記憶させる
請求項1または請求項2記載のフレーム転送装置。
【請求項5】
前記管理手段は、任意のタイミングで前記MACアドレステーブルが記憶する全てのエントリ情報を前記記憶部に記憶させる
請求項1または請求項2記載のフレーム転送装置。
【請求項6】
前記管理手段は、前記MACアドレステーブルに記憶されたエントリ情報とMACアドレスおよびポートのいずれか一方が一致し他方が一致しないエントリ情報を前記記憶部から削除する
請求項1または請求項2記載のフレーム転送装置。
【請求項7】
前記管理手段は、MACアドレス学習により前記MACアドレステーブルにエントリ情報が記憶された後、該エントリ情報とMACアドレスが一致するエントリ情報を前記記憶部から削除する
請求項1または請求項2記載のフレーム転送装置。
【請求項8】
前記管理手段は、MACアドレス学習により前記MACアドレステーブルにエントリ情報が記憶された後、該エントリ情報とポートが一致するエントリ情報を前記記憶部から削除する
請求項1または請求項2記載のフレーム転送装置。
【請求項9】
自装置のポートと該ポートに接続されるノードのMAC(Media Access Control)アドレスとを対応付けるエントリ情報を記憶するMACアドレステーブルに基づいて、受信したフレームを転送し、
前記MACアドレステーブルが記憶するエントリ情報を前記MACアドレステーブルとは異なる記憶部に記憶させ、
受信したフレームの宛先MACアドレスに対応するエントリ情報が前記MACアドレステーブルと前記記憶部とのいずれにも記憶されていない場合、受信したフレームのフラッディング処理を実行する
ことを特徴とするフレーム転送方法。
【請求項10】
コンピュータに、
自装置のポートと該ポートに接続されるノードのMAC(Media Access Control)アドレスとを対応付けるエントリ情報を記憶するMACアドレステーブルに基づいて、受信したフレームを転送する転送処理と、
前記MACアドレステーブルが記憶するエントリ情報を前記MACアドレステーブルとは異なる記憶部に記憶させる管理処理とを実行させ、
前記転送処理で、受信したフレームの宛先MACアドレスに対応するエントリ情報が前記MACアドレステーブルと前記記憶部とのいずれにも記憶されていない場合、受信したフレームのフラッディング処理を実行させる
ためのフレーム転送プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フレーム転送装置、フレーム転送方法およびフレーム転送プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フレームスイッチングネットワークにおいてフレームの交換を行うレイヤ2スイッチが記載されている。特許文献1に記載されたレイヤ2スイッチのフレーム交換部は、MAC(Media Access Control)テーブルに記憶される送信先MACアドレスと出力先ポートの組み合わせに従って、転送するMACフレームを出力するポートを決定する。また、フレーム交換部のフラッディング処理部は、転送するMACフレームの送信先MACアドレスに関するMACエントリがMACテーブルに記憶されていない場合、このMACフレームのフラッディング処理を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-045657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、レイヤ2スイッチなどのフレーム転送装置は、大規模なネットワークに適用される場合に、MACアドレスを動的に学習してテーブル(例えば、特許文献1に記載されたMACテーブルに相当する)を管理するように構成される。また、フレーム転送装置は、テーブルに存在しないMACアドレスを宛先とするフレームを受信すると、受信したフレームを全ポートに転送するフラッディング処理を実行する。
【0005】
例えば、そのようなフレーム転送装置に接続されているノードが故障等により通信できない状態となった後に復旧して通信できる状態となる場合を想定する。この場合、フレーム転送装置は、当該ノードのリンクダウンを検知するとともにテーブルからエントリを削除した後に、リンクアップを検知する。しかし、当該ノードが自発的にフレームを送信しない限り、フレーム転送装置は当該ノードのMACアドレスを学習することができない。その結果、フレーム転送装置は、当該ノードのMACアドレス(つまり、未学習のMACアドレス)を宛先とするフレームを受信すると、当該ノードが通信できる状態であるにも関わらずフラッディング処理を実行する。すなわち、本来不要なフラッディング処理が実行されることになる。
【0006】
本開示は、不要なフラッディング処理の実行を抑制することができるフレーム転送装置、フレーム転送方法およびフレーム転送プログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示によるフレーム転送装置は、自装置のポートと該ポートに接続されるノードのMAC(Media Access Control)アドレスとを対応付けるエントリ情報を記憶するMACアドレステーブルに基づいて、受信したフレームを転送する転送手段と、MACアドレステーブルが記憶するエントリ情報をMACアドレステーブルとは異なる記憶部に記憶させる管理手段とを備え、転送手段は、受信したフレームの宛先MACアドレスに対応するエントリ情報がMACアドレステーブルと記憶部とのいずれにも記憶されていない場合、受信したフレームのフラッディング処理を実行する。
【0008】
本開示によるフレーム転送方法は、自装置のポートと該ポートに接続されるノードのMAC(Media Access Control)アドレスとを対応付けるエントリ情報を記憶するMACアドレステーブルに基づいて、受信したフレームを転送し、MACアドレステーブルが記憶するエントリ情報をMACアドレステーブルとは異なる記憶部に記憶させ、受信したフレームの宛先MACアドレスに対応するエントリ情報がMACアドレステーブルと記憶部とのいずれにも記憶されていない場合、受信したフレームのフラッディング処理を実行する。
【0009】
本開示によるフレーム転送プログラムは、コンピュータに、自装置のポートと該ポートに接続されるノードのMAC(Media Access Control)アドレスとを対応付けるエントリ情報を記憶するMACアドレステーブルに基づいて、受信したフレームを転送する転送処理と、MACアドレステーブルが記憶するエントリ情報をMACアドレステーブルとは異なる記憶部に記憶させる管理処理とを実行させ、転送処理で、受信したフレームの宛先MACアドレスに対応するエントリ情報がMACアドレステーブルと記憶部とのいずれにも記憶されていない場合、受信したフレームのフラッディング処理を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、不要なフラッディング処理の実行を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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