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公開番号2025154766
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057950
出願日2024-03-29
発明の名称電気部品冷却構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類H05K 7/20 20060101AFI20251002BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】電気部品の冷却性能を向上しつつ冷媒が筐体内に進入することを防止し、かつ、筐体内に進入した冷媒を筐体外へ好適に排出することが可能な電気部品冷却構造を提供する。
【解決手段】電気部品冷却構造1は、通電時に発熱するコンデンサ30が収容される収容ケースと、収容ケースが取り付けられる筐体と、を備え、筐体の底壁部11は、底壁部11から筐体の外方に窪む冷媒流通部14と、筐体内に進入した冷媒4を排出するための孔部11aと、を備え、収容ケースの底壁部61は、冷媒流通部14に内嵌される環状凸部61aと、環状凸部61aの外方において孔部11aと連通する冷媒排出溝部61bと、冷媒排出溝部61bの外方において筐体10に固定される固定部と、を備え、冷媒流通部14の内周面には、第一封止部材20Aが収容される第一溝部60bが形成されている。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
通電時に発熱する電気部品と、前記電気部品が収容される収容ケースと、前記収容ケースが取り付けられる筐体と、を備え、
前記筐体の一壁部は、
前記一壁部から前記筐体の外方に窪んでおり、冷媒が流通する冷媒流通部と、
前記筐体内に進入した前記冷媒を排出するための孔部と、
を備え、
前記収容ケースの一壁部は、
前記冷媒流通部に内嵌される環状凸部と、
前記環状凸部の外方において前記孔部と連通するように形成されている冷媒排出溝部と、
前記冷媒排出溝部の外方において前記筐体に固定される固定部と、
を備え、
前記冷媒流通部の内周面及び前記環状凸部の外周面の少なくとも一方には、前記冷媒流通部及び前記環状凸部の間を封止する第一封止部材が収容される第一溝部が形成されている
ことを特徴とする電気部品冷却構造。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記冷媒排出溝部と前記固定部との間において、前記筐体の一壁部及び前記収容ケースの一壁部の少なくとも一方には、前記筐体及び前記収容ケースの間を封止する第二封止部材が収容される第二溝部が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電気部品冷却構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷媒を用いて電気部品を冷却する構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、主回路部が収容される主回路ケースと、コンデンサ素子が収容されるコンデンサケースと、を備える電力変換装置が記載されている。主回路ケースは、主回路部が取り付けられたベースプレート及び主回路部を覆うカバーを備えており、コンデンサケースは、当該コンデンサケースの開口部を塞ぐように、ベースプレートの主回路部とは反対側の面に取り付けられている。また、ベースプレートの内部には、主回路部を冷却する冷媒が流通する冷媒流路が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6236904号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記した構造において、冷媒流路は、主回路部を冷却することを主目的としている。ここで、コンデンサ素子の冷却性能を向上しようとする場合には、コンデンサケースを主回路ケース内に収容するとともに、主回路ケースの壁部とコンデンサケースの壁部とを組み合わせることによってこれらの壁部の間に冷媒流路を構成することが考えられる。しかし、かかる構成では、壁部の隙間から冷媒が主回路ケース内に進入するおそれがある。
【0005】
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、電気部品の冷却性能を向上しつつ冷媒が筐体内に進入することを防止し、かつ、筐体内に進入した冷媒を筐体外へ好適に排出することが可能な電気部品冷却構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した課題を解決するために、本発明の電気部品冷却構造は、通電時に発熱する電気部品と、前記電気部品が収容される収容ケースと、前記収容ケースが取り付けられる筐体と、を備え、前記筐体の一壁部は、前記一壁部から前記筐体の外方に窪んでおり、冷媒が流通する冷媒流通部と、前記筐体内に進入した前記冷媒を排出するための孔部と、を備え、前記収容ケースの一壁部は、前記冷媒流通部に内嵌される環状凸部と、前記環状凸部の外方において前記孔部と連通するように形成されている冷媒排出溝部と、前記冷媒排出溝部の外方において前記筐体に固定される固定部と、を備え、前記冷媒流通部の内周面及び前記環状凸部の外周面の少なくとも一方には、前記冷媒流通部及び前記環状凸部の間を封止する第一封止部材が収容される第一溝部が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、電気部品の冷却性能を向上しつつ冷媒が筐体内に進入することを防止し、かつ、筐体内に進入した冷媒を筐体外へ好適に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る電気部品冷却構造が適用された昇圧器を模式的に示す斜視図である。
本発明の実施形態に係るコンデンサユニットを模式的に示す斜視図である。
本発明の実施形態に係るコンデンサユニットを模式的に示す平面図である。
本発明の実施形態に係るコンデンサユニットを模式的に示す側面図である。
本発明の実施形態に係るコンデンサユニットを模式的に示す底面図である。
本発明の実施形態に係るコンデンサ、保持部材及びバスバの組立体を模式的に示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る収容ケースを模式的に示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る収容ケースを模式的に示す正面図である。
本発明の実施形態に係るコンデンサユニットから樹脂部を除いた状態を模式的に示す斜視図である。
本発明の実施形態に係るコンデンサユニットから樹脂部を除いた状態を模式的に示す正面図である。
図1のXI-XI線断面図であり、本発明の実施形態に係る電気部品冷却構造を模式的に示す断面図である。
図11の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、本発明の実施形態について、本発明の電気部品冷却構造を車両における昇圧器(VCU:Voltage Control Unit)を構成する電気部品を冷却する場合を例にとり、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の電気部品冷却構造が適用される車両としては、モータを動力源とする電動車(電気自動車等)が挙げられる。また、電気部品としては、コンデンサ等が挙げられる。
【0010】
以下の説明において、上下方向は、昇圧器が車両に設置された状態を基準とする。また、上下方向に直交する方向である前後方向及び左右方向は、コンデンサが収容される収容ケースを基準としており、前後方向は収容ケースの奥行方向であり、左右方向は収容ケースの幅方向である。すなわち、本実施形態で用いられる前後方向及び左右方向は、車両の前後方向及び左右方向と一致するとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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