TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025153137
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055453
出願日
2024-03-29
発明の名称
逆ネスティングラックに用いる中間・連結兼用棚、および位置決め治具、ならびに逆ネスティングラックの連結構造及び連結方法
出願人
株式会社ニッケンビルド
代理人
弁理士法人山名国際特許事務所
主分類
B65G
1/14 20060101AFI20251002BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】中間棚と連結棚とを同一部材で構成することができる、経済性、合理性に優れた逆ネスティングラックに用いる中間・連結兼用棚等を提供することにある。
【解決手段】逆ネスティングラック10に設けられる中間棚4Aと連結棚4Bとが同一部材で構成される中間・連結兼用棚4であって、前記中間棚4Aとして用いるときは、前記左右2本の前部支柱11間に架設された第1の棚受け部材5と、前記左右2本の後部支柱12間に架設された前記第1の棚受け部材5よりも短尺の第2の棚受け部材6とに、棚部材7の前後部を掛け止めることで中間棚4Aとなり、前記連結棚4Bとして用いるときは、前記隣接する逆ネスティングラック10同士の隣接する2本の前部支柱11間に架設された前記第2の棚受け部材6と、隣接する2本の後部支柱12間に架設された前記第1の棚受け部材5とに、前記棚部材7の前後部を掛け止めることで連結棚4Bとなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
四方に立設された4本の支柱と、前記4本の支柱の上端部に固定された矩形状の荷受け部と、前面部を除いて隣り合う前記4本の支柱の下端部同士を平面視略コ字状に連結した横枠材とを備え、前記前面部に立設した左右2本の前部支柱の設置間隔よりも背面部に立設した左右2本の後部支柱の設置間隔を狭く形成することでネスティング可能とした構造の逆ネスティングラックにおいて、
前記逆ネスティングラックの内部に設けられる中間棚と、左右方向に間隔をあけて配置される隣接する逆ネスティングラック同士を連結する連結棚とが同一部材で構成される中間・連結兼用棚であって、
前記中間棚として用いるときは、前記左右2本の前部支柱間に架設された第1の棚受け部材と、前記左右2本の後部支柱間に架設された前記第1の棚受け部材よりも短尺の第2の棚受け部材とに、棚部材の前後部を掛け止めることで中間棚となり、
前記連結棚として用いるときは、前記隣接する逆ネスティングラック同士の隣接する2本の前部支柱間に架設された前記第2の棚受け部材と、前記隣接する2本の後部支柱間に架設された前記第1の棚受け部材とに、前記棚部材の前後部を掛け止めることで連結棚となることを特徴とする、逆ネスティングラックに用いる中間・連結兼用棚。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記第1の棚受け部材と前記第2の棚受け部材とは、長さ調整可能な棚受け部材で兼用されることを特徴とする、請求項1に記載した逆ネスティングラックに用いる中間・連結兼用棚。
【請求項3】
前記第1の棚受け部材および前記第2の棚受け部材とは、その両端部に略球状の抜け止めピンが1個又は複数個設けられ、前記支柱には、大径孔と小径孔とが上下に連通する鍵穴状のピン孔が設けられ、前記大径孔に挿入した前記抜け止めピンを前記小径孔へ落とし込むことで架設されることを特徴とする、請求項1に記載した逆ネスティングラックに用いる中間・連結兼用棚。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載の逆ネスティングラックに用いる中間・連結兼用棚を、連結棚として用いるときに設けられる位置決め治具であって、前記隣接する逆ネスティングラック同士の間に設置され、その上に隣接する逆ネスティングラックそれぞれの隣接する2つの略平行な前記横枠材が載置されることで、前記横枠材のずれ動きが防止されて前記隣接する逆ネスティングラックの間隔が保持されることを特徴とする、位置決め治具。
【請求項5】
請求項4に記載の位置決め治具を用いた隣接する逆ネスティングラック同士の連結構造であって、
所定箇所に設置された前記位置決め治具の左右両端部の上に、隣接する逆ネスティングラックの対応する前記横枠材がそれぞれ載置されて位置決めされた状態で、前記中間・連結兼用棚が取り付けられて構築されてなることを特徴とする、隣接する逆ネスティングラック同士の連結構造。
【請求項6】
請求項4に記載の位置決め治具を用いた隣接する逆ネスティングラック同士の連結方法であって、
所定箇所に設置した前記位置決め治具の左右両端部の上に、隣接する逆ネスティングラックの対応する前記横枠材をそれぞれ載置して位置決めした後、前記中間・連結兼用棚を取り付けて構築することを特徴とする、隣接する逆ネスティングラック同士の連結方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品等の物品を収納し保管したり、陳列等する場合に使用されるネスティングラックの技術分野に属し、さらに云えば、前記ネスティングラックは、下部に荷受け部(棚板)が設けられ、上部が開放された正ネスティングラックと、下部が開放されてパレット等を介して商品を直置でき、上部に荷受け部(天板)が設けられる逆ネスティングラックとに大別されるが、本発明は、後者の逆ネスティングラックに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
商品等の物品を収納し保管したり、陳列等する場合に使用される前記逆ネスティングラックは、例えば、特許文献1~4、及び非特許文献1に開示され、実施に供されている。 なお、前記文献中、前記逆ネスティングラックの内部に設けられる中間棚は、特許文献3、4に開示されている。また、左右方向に間隔をあけて配置される隣接する逆ネスティングラック同士を連結する連結棚(連結ブリッジ)は、非特許文献1に開示されている。
【0003】
前記中間棚は、逆ネスティングラックの空間を有効利用できる等の経済的、合理的な利点がある。前記連結棚は、前記逆ネスティングラックの削減に貢献できる等の経済的、合理的な利点がある。
また、この中間棚および連結棚は、下部(脚元)が固定されておらず不安定な逆ネスティングラックに設置することで、逆ネスティングラック(の連結構造)全体の強度・剛性が強化され、保管性能及び耐震性能を向上させる等の相乗効果もあり、近年その需要が伸びている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6155350号公報
特開2014-237456号公報
特開2014-234250号公報
実用新案登録第3227417号公報
株式会社松井工業の連結ブリッジ[URL:https://matui-kougyo.co.jp/product/bridge/]
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記中間棚および前記連結棚は、上述したように、それぞれに利点があり、特に逆ネスティングラックに好適に用いられるものの、中間棚を構成する部材、及び連結棚を構成する部材をそれぞれ別途用意する必要があり、その分、部材点数が増え、コストが嵩むという課題があった。
【0006】
したがって、本発明は、上述した背景技術の課題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、中間棚と連結棚とを同一部材で構成することができる、経済性、合理性に優れた逆ネスティングラックに用いる中間・連結兼用棚を提供することにある。
また、中間・連結兼用棚を連結棚として用いるときに設けられ、より強度・剛性に優れた逆ネスティングラックの連結構造を確実に実現することができる施工性、合理性に優れた位置決め治具、同治具を用いた隣接する逆ネスティングラック同士の連結構造及び連結方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る逆ネスティングラックに用いる中間・連結兼用棚は、四方に立設された4本の支柱と、前記4本の支柱の上端部に固定された矩形状の荷受け部と、前面部を除いて隣り合う前記4本の支柱の下端部同士を平面視略コ字状に連結した横枠材とを備え、前記前面部に立設した左右2本の前部支柱の設置間隔よりも背面部に立設した左右2本の後部支柱の設置間隔を狭く形成することでネスティング可能とした構造の逆ネスティングラックにおいて、
前記逆ネスティングラックの内部に設けられる中間棚と、左右方向に間隔をあけて配置される隣接する逆ネスティングラック同士を連結する連結棚とが同一部材で構成される中間・連結兼用棚であって、
前記中間棚として用いるときは、前記左右2本の前部支柱間に架設された第1の棚受け部材と、前記左右2本の後部支柱間に架設された前記第1の棚受け部材よりも短尺の第2の棚受け部材とに、棚部材の前後部を掛け止めることで中間棚となり、
前記連結棚として用いるときは、前記隣接する逆ネスティングラック同士の隣接する2本の前部支柱間に架設された前記第2の棚受け部材と、前記隣接する2本の後部支柱間に架設された前記第1の棚受け部材とに、前記棚部材の前後部を掛け止めることで連結棚となることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した逆ネスティングラックに用いる中間・連結兼用棚において、前記第1の棚受け部材と前記第2の棚受け部材とは、長さ調整可能な棚受け部材で兼用されることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載した発明は、請求項1に記載した逆ネスティングラックに用いる中間・連結兼用棚において、前記第1の棚受け部材および前記第2の棚受け部材とは、その両端部に略球状の抜け止めピンが1個又は複数個設けられ、前記支柱には、大径孔と小径孔とが上下に連通する鍵穴状のピン孔が設けられ、前記大径孔に挿入した前記抜け止めピンを前記小径孔へ落とし込むことで架設されることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載した発明に係る位置決め治具は、請求項1~3のいずれかに記載の逆ネスティングラックに用いる中間・連結兼用棚を、連結棚として用いるときに設けられる位置決め治具であって、前記隣接する逆ネスティングラック同士の間に設置され、その上に隣接する逆ネスティングラックそれぞれの隣接する2つの略平行な前記横枠材が載置されることで、前記横枠材のずれ動きが防止されて前記隣接する逆ネスティングラックの間隔が保持されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
箱
12か月前
個人
収容箱
3か月前
個人
ゴミ箱
12か月前
個人
コンベア
4か月前
個人
容器
9か月前
個人
段ボール箱
6か月前
個人
段ボール箱
6か月前
個人
ゴミ収集器
6か月前
個人
宅配システム
6か月前
個人
角筒状構造体
5か月前
個人
パウチ補助具
11か月前
個人
土嚢運搬器具
8か月前
個人
バンド
1か月前
個人
楽ちんハンド
4か月前
個人
コード類収納具
7か月前
個人
包装容器
25日前
個人
お薬の締結装置
5か月前
個人
廃棄物収容容器
2か月前
個人
閉塞装置
9か月前
個人
貯蔵サイロ
6か月前
個人
蓋閉止構造
3か月前
株式会社バンダイ
物品
6日前
株式会社コロナ
梱包材
5か月前
個人
把手付米袋
4か月前
個人
蓋閉止構造
3か月前
個人
積み重ね用補助具
2か月前
個人
ゴミ処理機
8か月前
株式会社和気
包装用箱
8か月前
三甲株式会社
容器
5か月前
三甲株式会社
容器
5か月前
株式会社新弘
容器
12か月前
株式会社新弘
容器
12か月前
三甲株式会社
容器
1か月前
個人
輸送積荷用動吸振器
5か月前
株式会社イシダ
搬送装置
6か月前
個人
コード折り畳み器具
3か月前
続きを見る
他の特許を見る