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公開番号
2025152261
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024054081
出願日
2024-03-28
発明の名称
インクジェット用処理液組成物及びインクセット
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41M
5/00 20060101AFI20251002BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】刺激緩和性及び摩擦堅牢性に優れるインクジェット用処理液組成物を提供する。
【解決手段】記録媒体に付着させて用いるインクジェット用処理液組成物であって、酸化合物と、塩基化合物と、水と、を含有し、酸化合物は25℃水中におけるpKaを、少なくとも2.5以上7.0以下に有し、インクジェット用処理液組成物において、酸化合物に由来する酸性基の質量モル濃度C
A
(mol/kg)と、塩基化合物に由来する塩基性基の質量モル濃度C
B
(mol/kg)との差(C
A
-C
B
)が、0.01以上であり、25℃におけるpHが2.5以上6.5以下である、インクジェット用処理液組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体に付着させて用いるインクジェット用処理液組成物であって、
酸化合物と、塩基化合物と、水と、を含有し、
前記酸化合物は、25℃、水中におけるpKaを、少なくとも2.5以上7.0以下に有し、
前記インクジェット用処理液組成物において、前記酸化合物に由来する酸性基の質量モル濃度C
A
(mol/kg)と、前記塩基化合物に由来する塩基性基の質量モル濃度C
B
(mol/kg)との差(C
A
-C
B
)が、0.01以上であり、
25℃におけるpHが2.5以上6.5以下である、
インクジェット用処理液組成物。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記質量モル濃度C
A
(mol/kg)と前記質量モル濃度C
B
(mol/kg)との差(C
A
-C
B
)が、5.0以下である、
請求項1に記載のインクジェット用処理液組成物。
【請求項3】
前記塩基化合物は、Li、Na、K、Ca、Mg、及びAlからなる群より選ばれる1種以上の金属の水酸化物、又はアミン化合物を含む、
請求項1に記載のインクジェット用処理液組成物。
【請求項4】
前記塩基化合物は、Ca、Mg、及びAlからなる群より選ばれる1種以上の金属の水酸化物、又は、分子内に窒素原子を2~10個含むアミン化合物を含む、
請求項1に記載のインクジェット用処理液組成物。
【請求項5】
2種以上の前記塩基化合物を含む、
請求項1に記載のインクジェット用処理液組成物。
【請求項6】
前記酸化合物の標準沸点又は大気圧における熱分解点が、170℃以下である、
請求項1に記載のインクジェット用処理液組成物。
【請求項7】
前記酸化合物が、乳酸、レブリン酸、リンゴ酸、マロン酸、クエン酸、リン酸、コハク酸、グルタル酸、及びアジピン酸からなる群より選ばれる1種以上を含む、
請求項1に記載のインクジェット用処理液組成物。
【請求項8】
前記酸化合物は、25℃、水中におけるpKaを、少なくとも4.5以上6.5以下に有する、
請求項1に記載のインクジェット用処理液組成物。
【請求項9】
前記酸性基は、カルボキシル基、スルホ基、及びリン酸基からなる群より選ばれる1種以上を含み、前記塩基性基は、水酸基及びアミノ基のうち1種以上を含む、
請求項1に記載のインクジェット用処理液組成物。
【請求項10】
前記インクジェット用処理液組成物が、ノニオン性界面活性剤と、水溶性有機溶剤と、を含有し、
前記水溶性有機溶剤が、炭素数4以上のジオール化合物及び炭素数4以上のグリコールエーテル類のうち1種以上を含む、
請求項1に記載のインクジェット用処理液組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット用処理液組成物及びインクセットに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット記録方法は、比較的単純な装置で、高精細な画像の記録が可能であり、各方面で急速な発展を遂げている。その中で、発色性及び洗濯堅牢度等について種々の検討がなされている。例えば、特許文献1には、水溶性カチオンポリマーと有機酸塩とを含有し、前記水溶性カチオンポリマーの含有量が、処理液全体に対して、0.1重量%以上、10重量%未満であるインクジェット用処理液が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2023-042761号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のような従来の構成により得られる処理液組成物を用いると、得られる捺染物の摩擦堅牢性において改善の余地があった。摩擦堅牢性を良好としつつ、刺激緩和性にも優れるインクジェット用処理液組成物が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のインクジェット用処理液組成物は、記録媒体に付着させて用いるものであって、酸化合物と、塩基化合物と、水と、を含有し、上記酸化合物は、25℃、水中におけるpKaを、少なくとも2.5以上7.0以下に有し、上記インクジェット用処理液組成物において、上記酸化合物に由来する酸性基の質量モル濃度C
A
(mol/kg)と、上記塩基化合物に由来する塩基性基の質量モル濃度C
B
(mol/kg)との差(C
A
-C
B
)が、0.01以上であり、25℃におけるpHが2.5以上6.5以下である。
【0006】
本発明のインクセットは、上述のインクジェット用処理液組成物と、アニオン性の分散顔料及びアニオン性の樹脂粒子を含む水系顔料インク組成物と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例に用いる処理液の組成及びその評価結果を示す表1である。
実施例に用いる処理液の組成及びその評価結果を示す表2である。
実施例に用いる処理液の組成及びその評価結果を示す表3である。
実施例に用いる処理液の組成及びその評価結果を示す表4である。
実施例に用いる処理液の組成及びその評価結果を示す表5である。
実施例に用いる水系顔料インク及びコート液の組成を示す表6である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
【0009】
1.インクジェット用処理液組成物
本発明のインクジェット用処理液組成物(以下、処理液組成物ともいう。)は、記録媒体に付着させて用いるものであって、酸化合物と、塩基化合物と、水と、を含有し、上記酸化合物は、25℃、水中におけるpKaを、少なくとも2.5以上7.0以下に有し、上記インクジェット用処理液組成物において、上記酸化合物に由来する酸性基の質量モル濃度C
A
(mol/kg)と、上記塩基化合物に由来する塩基性基の質量モル濃度C
B
(mol/kg)との差(C
A
-C
B
)が、0.01以上であり、25℃におけるpHが2.5以上6.5以下である。
【0010】
従来、処理液には、インクを凝集させるための凝集剤として有機酸や多価金属塩が使用されるが、多価金属塩は凝集力が強く、発色性や裏抜けが抑制された記録物が得られる傾向にあるものの、得られる記録物の湿潤摩擦堅牢性が低下する傾向にある。一方で、有機酸は、インクのアニオン成分と中和反応をし、それによりアニオン成分の親水性を低下させるため、湿潤摩擦堅牢性に優れる記録物を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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