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公開番号
2025152009
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053698
出願日
2024-03-28
発明の名称
リン含有重合体を含む繊維用難燃剤及び難燃性繊維製品
出願人
丸菱油化工業株式会社
,
国立大学法人山口大学
代理人
個人
主分類
C08F
20/26 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】初期の難燃性に加え、洗濯後耐久性にも優れたリン系難燃剤を提供する。
【解決手段】特定のリン系化合物の1種又は2種以上を(メタ)アクリル系単量体(A)として含むリン含有(メタ)アクリル重合体及びそれを含む繊維用難燃剤に係る。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(I):
JPEG
2025152009000022.jpg
48
100
〔式中、R
1
は、水素原子又はメチル基を示す。L
1
及びL
2
は、互いに同一又は異なって、酸素原子又はイミノ(NH)基を示す。R
2
は、窒素原子、酸素原子、リン原子及び硫黄原子の少なくとも1種を含む置換基で置換されていても良い炭化水素基を示す。〕
で表されるリン系化合物の1種又は2種以上を(メタ)アクリル系単量体(A)として含むリン含有(メタ)アクリル重合体。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
重量平均分子量Mw(ただし、Mwは、ゲル浸透クロマトグラフィーによる示差屈折計で測定したときの標準ポリスチレンを基準とする相対重量平均分子量を示す。)が1000~20000である、請求項1に記載のリン含有(メタ)アクリル重合体。
【請求項3】
請求項1に記載のリン含有(メタ)アクリル重合体を含む繊維用難燃剤。
【請求項4】
水性媒体をさらに含み、性状が液状である、請求項3に記載の繊維用難燃剤。
【請求項5】
繊維製品に対して後加工によって難燃加工するために用いられる、請求項3に記載の繊維用難燃剤。
【請求項6】
合成繊維類と請求項3に記載の繊維用難燃剤とを含む難燃性繊維製品。
【請求項7】
合成繊維類がポリエステル繊維を含む、請求項6に記載の難燃性繊維製品
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規なリン含有重合体を含む繊維用難燃剤及び難燃性繊維製品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
繊維製品には難燃化が要求されるところ、繊維製品を繰り返し洗濯した後でも所望の難燃効果を維持できるという特性(洗濯耐久性)も要求される。
【0003】
現在、難燃化及び洗濯耐久性の条件を満たし得る難燃剤としては、ハロゲン化合物であるヘキサブロモシクロドデカン、トリス(2,3-ジブロモプロピル)イソシアヌレート等のハロゲン化合物が知られている。具体的には、原糸溶融紡糸時に上記難燃剤を添加する方法、繊維化後の加工時に上記難燃剤を接触させる方法等があり、これらの方法では難燃剤を付与した後に熱を印加して効率的に難燃成分を定着させることによって洗濯耐久性を保持できるように難燃加工が施される。
【0004】
しかしながら、近年の世界的な環境問題への取り組みを考慮すると、燃焼時に有毒ガスが発生しやすいハロゲン化合物は、使用自粛が強く望まれている。このような現状に鑑みて、ハロゲンを含まない化合物であって、原糸の製造段階及び繊維織編物の形態での後加工の両方に適用できる難燃剤成分として、種々のリン酸エステル化合物(特許文献1~2)、ホスホン酸エステル化合物及びホスフィン酸エステル化合物(特許文献2~7)等のリン系難燃剤が提案されている。
【0005】
これらの低分子量のリン含有化合物は、例えば、原糸の製造段階(例えば、溶融紡糸時)に適量を添加すること、繊維織編物の染色液に適量を添加して同浴吸尽加工すること等により、繊維に難燃性を付与することができるが、次のような欠点を有する。
【0006】
第1に、リン酸エステル化合物は、液状、油状又は粘稠性の流動体であることが多く、繊維への親和性が乏しいため、繊維中で可塑剤的性質を奏して染料及び難燃剤のブリードアウトを誘発する傾向がある。
【0007】
第2に、これらのリン含有化合物は、ポリエステル繊維に対して染色同浴吸尽処理する場合に、繊維への定着率(吸尽率)が非常に低いものが多い。難燃剤の定着率向上のために高温で繊維を処理する方法もあるが、洗濯耐久性の向上が見込めるほど定着できるものはあまりない。難燃剤を定着させる別の方法として、難燃剤の繊維への付着と同時に糊剤等の合成樹脂によるコーティングによって脱落を防止することも行われているものの、外観の変化、風合いの硬化等が生じ、繊維製品が本来有している特徴が著しく阻害されてしまう。しかも、定着させるために熱処理した場合には、ブリードアウトの問題が生じるほか、高温時に難燃剤が昇華又は熱分解することにより白煙、ミスト等が生じるという加工上・作業環境上の問題を抱えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2000-328445号公報
国際公開WO2007-032277号公報
特公昭56-16798号公報
特公昭56-9178号公報
特開2002-275473号公報
特開2006-83491号公報
特開2005-9041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このように、リン系の繊維用難燃剤において、繊維製品に対して後加工によって難燃剤が繊維表面に均質に付着でき、かつ、その難燃剤自身が繊維に対して密着性を有しており、溶融軟化して繊維に対して浸透定着されることにより、初期の難燃性とともに洗濯耐久性も得ることができる難燃剤の開発が切望されているが、このようなリン系難燃剤は未だ開発されるに至っていないのが現状である。
【0010】
従って、本発明の主な目的は、初期の難燃性に加え、洗濯耐久性にも優れたリン系難燃剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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