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公開番号2025150730
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024051777
出願日2024-03-27
発明の名称波形検出システム、波形検出方法
出願人国立大学法人横浜国立大学,地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所
代理人弁理士法人はるか国際特許事務所
主分類G01J 11/00 20060101AFI20251002BHJP(測定;試験)
要約【課題】光通信波長帯域の変調波の波形検出を精度良く実現する。
【解決手段】波形検出システム1は、周波数が時間に応じて連続的に変化する読み出し波を生成する読み出し波生成部10と、光通信波長帯域の変調波の位相を補正することにより、周波数と時間軸で表される平面空間において読み出し波の傾きと逆の傾きで周波数が時間に応じて変化する補正変調波を生成する位相補正部30と、読み出し波と補正変調波に基づいて、変調波の波形を検出する波形検出部50と、を有する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
周波数が時間に応じて連続的に変化する読み出し波を生成する読み出し波生成部と、
光通信波長帯域の変調波の位相を補正することにより、周波数と時間軸で表される平面空間において前記読み出し波の傾きと逆の傾きで周波数が時間に応じて変化する補正変調波を生成する位相補正部と、
前記読み出し波と前記補正変調波に基づいて、前記変調波の波形を検出する波形検出部と、
を有する波形検出システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記読み出し波の波長は、前記変調波の波長よりも短い、
請求項1に記載の波形検出システム。
【請求項3】
前記読み出し波生成部に含まれる第1レーザを有し、
前記変調波は、前記第1レーザとは別体である第2レーザにより生成される、
請求項2に記載の波形検出システム。
【請求項4】
前記読み出し波と前記補正変調波が入射されることにより、和周波を発生させる和周波発生部を有し、
前記波形検出部は、前記和周波に基づいて前記変調波の波形を検出し、
前記読み出し波が前記和周波発生部に入射される際の光路と、前記補正変調波が前記和周波発生部に入射される際の光路とは、共通の直線上にある、
請求項1~3のいずれか1項に記載の波形検出システム。
【請求項5】
周波数に応じて入射波を反射又は透過する光学ミラーを含み、
前記和周波発生部は、前記光学ミラーにおいて反射又は透過された前記読み出し波及び前記補正変調波が入射されることにより、非線形光学現象により前記和周波を発生させる非線形光学結晶を含む、
請求項4に記載の波形検出システム。
【請求項6】
前記読み出し波と前記補正変調波が入射されることにより、差周波を発生させる差周波発生部を有し、
前記波形検出部は、前記差周波に基づいて前記変調波の波形を検出し、
前記読み出し波が前記差周波発生部に入射される際の光路と、前記補正変調波が前記差周波発生部に入射される際の光路とは、共通の直線上にある、
請求項1~3のいずれか1項に記載の波形検出システム。
【請求項7】
前記位相補正部は、前記平面空間における前記変調波の所定のピーク波長成分が、前記読み出し波の傾きと逆の傾きで周波数が時間に応じて変化するように、位相補正値を設定する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の波形検出システム。
【請求項8】
周波数が時間に応じて変化する読み出し波を生成する工程と、
光通信波長帯域の変調波の位相を補正することにより、周波数と時間軸で表される平面空間において前記読み出し波の傾きと逆の傾きで周波数が時間に応じて変化する補正変調波を生成する工程と、
前記読み出し波と前記補正変調波に基づいて、前記変調波の波形を検出する工程と、
を含む波形検出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、波形検出システム及び波形検出方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、テラヘルツパルス波の波形を精度良く検出するためのテラヘルツ波形検出装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-091329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のテラヘルツ波形検出装置においては、テラヘルツパルス波の波形検出に用途が限られている。そこで、本発明の発明者らは、光通信波長帯域の変調波の波形検出を精度良く実現することを検討している。
【0005】
本発明の目的は、光通信波長帯域の変調波の波形検出を精度良く実現する波形検出システム及び波形検出方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべく本出願において開示される発明は種々の側面を有しており、それら側面の代表的なものの概要は以下の通りである。
【0007】
(1)周波数が時間に応じて連続的に変化する読み出し波を生成する読み出し波生成部と、光通信波長帯域の変調波の位相を補正することにより、周波数と時間軸で表される平面空間において前記読み出し波の傾きと逆の傾きで周波数が時間に応じて変化する補正変調波を生成する位相補正部と、前記読み出し波と前記補正変調波に基づいて、前記変調波の波形を検出する波形検出部と、を有する波形検出システム。
【0008】
(2)(1)において、前記読み出し波の波長は、前記変調波の波長よりも短い、請求項1に記載の波形検出システム。
【0009】
(3)(2)において、前記読み出し波生成部に含まれる第1レーザを有し、前記変調波は、前記第1レーザとは別体である第2レーザにより生成される、波形検出システム。
【0010】
(4)(1)~(3)のいずれかにおいて、前記読み出し波と前記補正変調波が入射されることにより、和周波を発生させる和周波発生部を有し、前記波形検出部は、前記和周波に基づいて前記変調波の波形を検出し、前記読み出し波が前記和周波発生部に入射される際の光路と、前記補正変調波が前記和周波発生部に入射される際の光路とは、共通の直線上にある、波形検出システム。
(【0011】以降は省略されています)

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