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公開番号
2025149190
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024049678
出願日
2024-03-26
発明の名称
トラバース装置、及び糸巻取装置
出願人
TMTマシナリー株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B65H
54/28 20060101AFI20251001BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】簡易的な構成で、トラバースガイドの原点位置の決定を可能にし、且つトラバースガイドの駆動ベルトからの脱落を防止する。
【解決手段】トラバース装置30は、トラバースガイド22と、無端ベルト35と、トラバースモータ32と、第1規制部材37aと、脱落防止部53とを備える。トラバースモータ32は、トラバースガイド22を往復走行させる往復領域を可動領域TRm内で変更可能であり、且つトラバースガイド22が無端ベルト35に脱着されることが可能な脱着位置までトラバースガイド22を移動駆動可能である。第1規制部材37aは、トラバース方向において生産領域TRnを隔てて脱着位置とは反対側に配置されている。脱落防止部53は、第1規制部材37aと接触しているトラバースガイド22の無端ベルト35からの脱落を防止する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
糸を綾振りするトラバース装置であって、
前記糸を案内するように構成されたトラバースガイドと、
前記トラバースガイドが取り付けられた駆動ベルトと、
前記駆動ベルトを所定のトラバース方向に往復駆動可能であり、前記トラバース方向において前記トラバースガイドを往復走行させる往復領域を所定の可動領域内で変更可能であり、且つ、前記可動領域よりも狭い前記往復領域である生産領域の外側の、前記トラバースガイドが前記駆動ベルトに脱着されることが可能な脱着位置まで前記トラバースガイドを移動駆動可能である駆動源と、
前記トラバース方向において前記生産領域を隔てて前記脱着位置とは反対側の位置であり且つ前記トラバースガイドと接触可能な位置に配置された、トラバースガイドの原点位置を決定するための原点指示部材と、
前記原点指示部材と接触している前記トラバースガイドの前記駆動ベルトからの脱落を防止するように構成された脱落防止部と、を備えるトラバース装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記脱落防止部は、前記トラバース方向において少なくとも前記生産領域の全域に亘って延びている請求項1に記載のトラバース装置。
【請求項3】
前記駆動源は、前記トラバースガイドの前記トラバース方向における位置に関する位置情報を検知可能に構成されたサーボモータを備える請求項1又は2に記載のトラバース装置。
【請求項4】
前記トラバース方向において少なくとも前記生産領域に設けられ、前記トラバースガイドを案内する案内レールを備え、
前記脱落防止部は、前記案内レールと一体的に設けられている請求項1~3のいずれかに記載のトラバース装置。
【請求項5】
所定の軸方向に延び、複数の糸がそれぞれ巻き取られる複数のボビンを前記軸方向に並べて支持するように構成されたボビンホルダと、
前記複数の糸にそれぞれ対応して前記軸方向に並べて配置された、請求項1~4のいずれかに記載の複数のトラバース装置と、を備える糸巻取装置であって、
前記複数のトラバース装置は、前記軸方向と交差する所定の交差方向における一方側から接近可能に配置され、
前記複数のトラバース装置の1つである第1トラバース装置の、前記トラバース方向における前記脱着位置側の端部である第1端部は、
前記複数のトラバース装置のうち前記トラバース方向において前記第1トラバース装置と隣接して配置された第2トラバース装置の、前記トラバース方向における前記脱着位置とは反対側の端部である第2端部と前記軸方向において重なるように配置され、且つ、
前記交差方向において、前記第2端部よりも前記一方側に配置されている糸巻取装置。
【請求項6】
前記駆動源は、前記トラバースガイドの前記トラバース方向における位置に関する位置情報を検知可能に構成されたサーボモータを有し、
制御部を備え、
前記制御部は、
前記トラバースガイドが前記原点指示部材と接触する接触位置に向かって移動するように前記サーボモータを制御し、
前記位置情報を利用して、前記トラバースガイドが前記原点指示部材と接触したか否か判断し、
前記接触位置を示す前記位置情報と、予め与えられた前記可動領域の長さの情報と、を利用し、前記トラバース方向において、前記可動領域の長さの所定割合の距離だけ前記接触位置から離れた位置を前記原点位置として設定する請求項5に記載の糸巻取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラバース装置、及び当該トラバース装置を備える糸巻取装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、パッケージの材料である糸を綾振りするトラバース装置が開示されている。より詳細には、トラバース装置は、トラバースモータ(駆動源)と、駆動ベルトと、トラバースガイドとを有する。トラバースモータが駆動ベルトを往復駆動することにより、駆動ベルトに取り付けられたトラバースガイドが、所定のトラバース方向において所定の領域内で往復移動する。トラバース装置は、さらに、トラバースガイドの往復移動の原点位置を決定するための2つの移動規制部材(原点指示部材)を有する。2つの原点指示部材は、トラバース方向において、通常時の(すなわち、パッケージが製造されるときの)糸の綾振りが行われる通常領域の両外側に配置されている。トラバースガイドが第1の原点指示部材に接触したときのトラバースガイドの位置情報及びトラバースガイドが第2の原点指示部材に接触したときのトラバースガイドの位置情報に基づき、原点位置が算出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-189359号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には記載されていないが、上記2つの原点指示部材の近傍の位置は、トラバースガイドが駆動ベルトに脱着されることが可能な脱着位置である。例えばメンテナンス時に、脱着位置に位置しているトラバースガイドを駆動ベルトから容易に取り外すことができる。しかし、このような構成では、原点位置を決定するためにトラバースガイドが原点指示部材に当てられた際、はずみでトラバースガイドが駆動ベルトから意図せず外れてしまうおそれがある。これに対して、例えばトラバースガイドの駆動ベルトからの脱落を防ぐためのロック機構をトラバースガイドに設けることが考えられる。しかしながら、この対策では、トラバースガイドの機構の複雑化及びトラバースガイドの慣性質量の増大等の新たな問題が発生する。
【0005】
本発明の目的は、簡易的な構成で、トラバースガイドの原点位置の決定を可能にし、且つトラバースガイドの駆動ベルトからの脱落を防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明のトラバース装置は、糸を綾振りするトラバース装置であって、前記糸を案内するように構成されたトラバースガイドと、前記トラバースガイドが取り付けられた駆動ベルトと、前記駆動ベルトを所定のトラバース方向に往復駆動可能であり、前記トラバース方向において前記トラバースガイドを往復走行させる往復領域を所定の可動領域内で変更可能であり、且つ、前記可動領域よりも狭い前記往復領域である生産領域の外側の、前記トラバースガイドが前記駆動ベルトに脱着されることが可能な脱着位置まで前記トラバースガイドを移動駆動可能である駆動源と、前記トラバース方向において前記生産領域を隔てて前記脱着位置とは反対側の位置であり且つ前記トラバースガイドと接触可能な位置に配置された、トラバースガイドの原点位置を決定するための原点指示部材と、前記原点指示部材と接触している前記トラバースガイドの前記駆動ベルトからの脱落を防止するように構成された脱落防止部と、を備える。
【0007】
本発明では、トラバース方向において、原点指示部材が生産領域を隔てて脱着位置とは反対側に配置されている。一般的に、設計情報を用いて、可動領域のトラバース方向における長さ(移動可能長)を予め知ることができる。このため、原点指示部材に接触しているトラバースガイドの位置(接触位置)の情報を何らかの手段で得ることにより、トラバースガイドを移動させる領域の中心位置(すなわち、原点)を具体的に決定できる。より具体的には、接触位置の情報と、移動可能長の情報とを利用して原点の位置を決定できる。このような構成において、トラバースガイドを原点指示部材と接触させる際に、トラバースガイドを脱着位置側へ移動させる必要がない。さらに、本発明では、トラバースガイドが原点指示部材と接触しているときに、トラバースガイドの駆動ベルトからの脱落を脱落防止部によって防止できる。以上により、簡易的な構成で、トラバースガイドの原点位置の決定を可能にし、且つトラバースガイドの駆動ベルトからの脱落を防止することができる。
【0008】
第2の発明のトラバース装置は、前記第1の発明において、前記脱落防止部は、前記トラバース方向において少なくとも前記生産領域の全域に亘って延びている。
【0009】
本発明では、原点位置を決定するときだけでなく、トラバースガイドが生産領域内で往復移動しているときにも、トラバースガイドが駆動ベルトから脱落することを防止できる。
【0010】
第3の発明のトラバース装置は、前記第1又は第2の発明において、前記駆動源は、前記トラバースガイドの前記トラバース方向における位置に関する位置情報を検知可能に構成されたサーボモータを備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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