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公開番号
2025147840
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024048297
出願日
2024-03-25
発明の名称
包装箱、シート材
出願人
レンゴー株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
5/355 20060101AFI20250930BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】高さが調整し易く、表層割れを抑えることができる包装箱及びシート材を提供する。
【解決手段】包装箱は、四隅の縦稜に沿って破断することで高さ寸法を調整可能である。包装箱には、四隅の縦稜の間に位置し、第1の方向に対向する一対の第1の側壁(11b)と、四隅の縦稜の間に位置し、第2の方向に対向する一対の第2の側壁(12b)と、が設けられている。一対の第2の側壁には少なくとも一方の第1の側壁側の縦稜に沿って一対の破断線(L21)が設けられている。一対の破断線は、繋ぎ(C)を挟んで開封方向に並んだ複数の中間切込み(L21b)を有している。複数の中間切込みは、縦稜から所定距離だけ離れた位置を始点とし、始点から開封方向下流に進むにつれて縦稜側に延びた後に縦稜から離れる方向へ方向転換して延び、開封方向上流の中間切込みの方向転換後の延長方向に開封方向下流の中間切込みの始点が位置している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
四隅の縦稜(3)に沿って破断することで高さ寸法を調整可能な包装箱(1)であって、
前記四隅の縦稜の間に位置し、第1の方向に対向する一対の第1の側壁(11a、11b)と、
前記四隅の縦稜の間に位置し、第2の方向に対向する一対の第2の側壁(12a、12b)と、を備え、
前記一対の第2の側壁には少なくとも一方の第1の側壁側の前記縦稜に沿って一対の破断線(L18、L21)が設けられ、
前記一対の破断線は、繋ぎ(C)を挟んで開封方向に並んだ複数の中間切込み(L18b、L21b)を有し、
前記複数の中間切込みは、前記縦稜から所定距離だけ離れた位置を始点とし、当該始点から開封方向下流に進むにつれて前記縦稜側に延びた後に前記縦稜から離れる方向に方向転換して延び、
開封方向上流の中間切込みの方向転換後の延長方向に開封方向下流の中間切込みの始点が位置していることを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記少なくとも一方の第1の側壁には前記第1の側壁を横断する折曲予定線(L17)が設けられ、
前記一対の破断線は、繋ぎを挟んで開封方向最下流の中間切込みよりも開封方向下流に位置する最終切込み(L18c、L21c)を有し、
前記最終切込みは始点から開封方向下流に進むにつれて前記折曲予定線側に延び、前記開封方向最下流の中間切込みの方向転換後の延長方向に前記最終切込みの始点が位置していることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
【請求項3】
前記一対の破断線は、繋ぎを挟んで開封方向最上流の中間切込みよりも開封方向上流に位置する先頭切込み(L18a、L21a)を有し、
前記先頭切込みは前記四隅の上縁から開封方向下流に進むにつれて前記縦稜から離れるように延び、前記先頭切込みの延長方向に前記開封方向最上流の中間切込みの始点が位置していることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
【請求項4】
前記一対の第2の側壁には、前記四隅の縦稜に沿って4つの破断線(L18-L21)が設けられ、前記第2の側壁を横断する一対の他の折曲予定線(L14、L16)が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の包装箱。
【請求項5】
前記複数の中間切込み(L31b)の方向転換箇所に繋ぎが介在し、前記複数の中間切込みの方向転換箇所の繋ぎが前記第1の側壁(35b)又は前記縦稜上に位置していることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
【請求項6】
前記複数の中間切込みが前記縦稜と非平行に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
【請求項7】
前記一対の第1の側壁の上縁に折線を介して連なる一対のフラップ(15a、15b)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の包装箱を組み立て可能に形成されていることを特徴とするシート材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装箱、シート材に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、通信販売での商品発送には、物品の大きさや収納量に応じて高さ寸法を変えることができる包装箱が使用されている。この種の包装箱として、箱の四隅の縦稜上にミシン目やジッパーが設けられたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1、2に記載の包装箱では、各側壁の所定高さに横向きの折曲予定線が設けられており、各縦稜の上端から折曲予定線に向けてミシン目やジッパーが延びている。ミシン目やジッパーに沿って各縦稜が破断され、各側壁が折曲予定線に沿って所定高さで折り曲げられることで包装箱の高さ寸法が調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-230806号公報
特許第6912278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、縦稜上にミシン目が設けられていても、縦稜をスムーズに破断することは難しい。また、縦稜上にミシン目やジッパーが設けられていると、包装箱を組み立てる際に表層割れが生じる場合がある。
【0005】
そこで、本発明は、高さが調整し易く、表層割れを抑えることができる包装箱及びシート材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の包装箱は、四隅の縦稜に沿って破断することで高さ寸法を調整可能な包装箱であって、前記四隅の縦稜の間に位置し、第1の方向に対向する一対の第1の側壁と、前記四隅の縦稜の間に位置し、第2の方向に対向する一対の第2の側壁と、を備え、前記一対の第2の側壁には少なくとも一方の第1の側壁側の前記縦稜に沿って一対の破断線が設けられ、前記一対の破断線は、繋ぎを挟んで開封方向に並んだ複数の中間切込みを有し、前記複数の中間切込みは、前記縦稜から所定距離だけ離れた位置を始点とし、当該始点から開封方向下流に進むにつれて前記縦稜側に延びた後に前記縦稜から離れる方向へ方向転換して延び、開封方向上流の中間切込みの方向転換後の延長方向に開封方向下流の中間切込みの始点が位置している
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第1の側壁が奥方に押されると、第1の側壁が縦稜から所定距離だけ押し込まれて第2の側壁が捻れ変形する。複数の中間切込みの間の繋ぎが捻じ切れて破断線に沿って第2の側壁が破断され易い。このとき、開封方向上流の中間切込みの方向転換後の延長方向に開封方向上流の中間切込みの始点が位置しているため、開封方向上流の中間切込みの終点から開封方向下流の中間切込みの始点に向かって繋ぎが裂け易い。第2の側壁の捻れ変形に加えて、中間切込みの間の繋ぎの裂け易さによって、包装箱が破断線でスムーズに破断されて高さが調整し易くなっている。また、複数の中間切込みの縦稜に対する重なりが最小限又は重ならないため、包装箱が折り畳まれた状態での縦稜の表層割れが抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の包装箱の斜視図である。
比較例の破断線を示す図である。
本実施形態のシート材の平面図である。
本実施形態の破断線の一例を示す図である。
本実施形態の包装箱の破断作業の一例を示す図である。
本実施形態の包装箱の破断作業の一例を示す図である。
本実施形態の折り畳んだシートの一部を示す図である。
変形例の破断線の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本実施形態について説明する。各図に付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれ包装箱を正面から見たときの前側、後側、左側、右側、上側、下側を示している。また、本実施形態では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0010】
図1から図3を参照して、本実施形態の包装箱について説明する。図1は本実施形態の包装箱の斜視図である。図2は比較例の破断線を示す図である。図3は本実施形態のシート材の平面図である。なお、図2(A)は比較例の破断線をミシン目で形成した一例、図2(B)は比較例の破断線をジッパーで形成した他の一例を示している。なお、図2は、説明の便宜上、包装箱を展開した状態を示している。
(【0011】以降は省略されています)
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