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公開番号
2025147518
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024047796
出願日
2024-03-25
発明の名称
電圧検出回路
出願人
株式会社デンソー
,
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
G01R
31/54 20200101AFI20250930BHJP(測定;試験)
要約
【課題】 対象電圧の検出動作と並行して断線検出動作を実行する。
【解決手段】 電圧検出回路であって、ADコンバータ(50)と、前記ADコンバータの各入力端子と第1入力配線と第2入力配線の接続状態を第1周波数fc1にて切り換える入力チョッパ回路(40)と、前記ADコンバータの出力値に対して反転動作と非反転動作を前記第1周波数fc1にて交互に実行する出力チョッパ回路(60)と、出力周波数fdにて動作するとともに前記出力チョッパ回路の出力値から高周波数成分を除去するデジタルローパスフィルタ(70)と、第1電流源と前記第1入力配線と第2電流源と前記第2入力配線の接続状態を第2周波数fc2にて切り換える電流チョッパ回路(34)を有する。m、nを0以上の整数としたときに、fc1=fd・2
m
、fc2=fd・2
n
、n≧mが満たされる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電圧検出回路であって、
第1入力端子(50a)と第2入力端子(50b)の間に印加される電圧をデジタル値に変換するADコンバータ(50)と、
第1入力配線(20a)と、
第2入力配線(20b)と、
前記第1入力配線が前記第1入力端子に接続されるとともに前記第2入力配線が前記第2入力端子に接続される第1接続状態と、前記第1入力配線が前記第2入力端子に接続されるとともに前記第2入力配線が前記第1入力端子に接続される第2接続状態との間で、接続状態を第1周波数fc1にて切り換える入力チョッパ回路(40)と、
前記ADコンバータの出力値を反転して出力する反転動作と、前記ADコンバータの前記出力値を反転せずに出力する非反転動作を前記第1周波数fc1にて交互に実行する出力チョッパ回路(60)と、
出力周波数fdにて動作し、前記出力チョッパ回路の出力値から高周波数成分を除去するデジタルローパスフィルタ(70)と、
第1電流源(30a)と、
第2電流源(30b)と、
前記第1電流源が前記第1入力配線に接続されるとともに前記第2電流源が前記第2入力配線に接続される第3接続状態と、前記第1電流源が前記第2入力配線に接続されるとともに前記第2電流源が前記第1入力配線に接続される第4接続状態との間で接続状態を第2周波数fc2にて切り換える電流チョッパ回路(34)と、
を有し、
m、nを0以上の整数としたときに、
fc1=fd・2
m
fc2=fd・2
n
n≧m
が満たされる、
電圧検出回路。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
n=mである、請求項1に記載の電圧検出回路。
【請求項3】
n>mである、請求項1に記載の電圧検出回路。
【請求項4】
前記第1入力配線が第1抵抗(24a)を介して電圧検出対象デバイス(12)に接続されており、
前記第2入力配線が第2抵抗(24b)を介して前記電圧検出対象デバイスに接続されている、
請求項1~3のいずれか一項に記載の電圧検出回路。
【請求項5】
前記第1入力配線と前記第2入力配線の間にシャント抵抗(12)が接続されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の電圧検出回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、電圧検出回路に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【0002】
特許文献1には、入力電圧をデジタル値に変換するADコンバータ(アナログ-デジタルコンバータ)において、アナログ回路側の断線を検出する技術が開示されている。この技術では、ADコンバータの入力端子の電位をプルアップまたはプルダウンし、そのときのADコンバータの出力値によって断線を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第11353517号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のADコンバータでは、断線検出動作中にADコンバータの入力電圧が変化するので、断線検出動作中に対象電圧の検出動作を中止する必要がある。本明細書では、対象電圧の検出動作中に断線を検出可能であって、対象電圧を正確に検出できる技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する電圧検出回路は、第1入力端子(50a)と第2入力端子(50b)の間に印加される電圧をデジタル値に変換するADコンバータ(50)と、第1入力配線(20a)と、第2入力配線(20b)と、前記第1入力配線が前記第1入力端子に接続されるとともに前記第2入力配線が前記第2入力端子に接続される第1接続状態と前記第1入力配線が前記第2入力端子に接続されるとともに前記第2入力配線が前記第1入力端子に接続される第2接続状態との間で接続状態を第1周波数fc1にて切り換える入力チョッパ回路(40)と、前記ADコンバータの出力値を反転して出力する反転動作と前記ADコンバータの前記出力値を反転せずに出力する非反転動作を前記第1周波数fc1にて交互に実行する出力チョッパ回路(60)と、出力周波数fdにて動作するとともに前記出力チョッパ回路の出力値から高周波数成分を除去するデジタルローパスフィルタ(70)と、第1電流源(30a)と、第2電流源(30b)と、前記第1電流源が前記第1入力配線に接続されるとともに前記第2電流源が前記第2入力配線に接続される第3接続状態と前記第1電流源が前記第2入力配線に接続されるとともに前記第2電流源が前記第1入力配線に接続される第4接続状態との間で接続状態を第2周波数fc2にて切り換える電流チョッパ回路(34)を有する。m、nを0以上の整数としたときに、
fc1=fd・2
m
fc2=fd・2
n
n≧m
が満たされる。
【0006】
この電圧検出回路では、第1入力配線と第2入力配線が電圧検出対象デバイスに接続される。第1入力配線と第2入力配線の間の電圧は、入力チョッパ回路によって第1周波数fc1にて変動する電圧に変換された後にADコンバータに入力される。ADコンバータは、入力された電圧(すなわち、第1周波数fc1にて変動する電圧)をデジタル値として出力する。出力チョッパ回路は、ADコンバータの出力値(すなわち、第1周波数fc1にて変動する電圧)を第1周波数fc1にて所定間隔で反転することによって、元の電圧(すなわち、第1入力配線と第2入力配線の間の電圧)に対応する波形を復元する。デジタルローパスフィルタは、出力チョッパ回路の出力値から高周波数成分を除去する。この構成によれば、ADコンバータで生じる低周波ノイズが出力チョッパ回路によって高周波数に変調され、その高周波数電圧がデジタルローパスフィルタで除去されるので、低周波ノイズによる誤差を抑制できる。また、この電圧検出回路では、第1電流源と第2電流源から第1入力配線と第2入力配線に電流が供給される。電流チョッパ回路の動作によって、第1電流源の供給電流と第2電流源の供給電流が第1入力配線と第2入力配線に交互に流れる。第1入力配線と第2入力配線で断線が生じていない場合には、第1電流源から供給される電流と第2電流源から供給される電流との間の誤差に起因して、第1入力配線と第2入力配線の間にオフセット電圧が生じる。電流チョッパ回路が接続状態を第2周波数fc2にて切り換えるので、オフセット電圧は第2周波数fc2にて変動する電圧となる。オフセット電圧は、入力チョッパ回路、ADコンバータ及び出力チョッパ回路を介してデジタルローパスフィルタに入力される。高周波数で変動するオフセット電圧はデジタルローパスフィルタで除去される。したがって、オフセット電圧の影響を抑制しながら検出対象の電圧を正確に検出できる。特に、fc1=fd・2
m
、fc2=fd・2
n
、n≧mの関係が満たされることで、デジタルローパスフィルタにて第1周波数fc1を有する電圧と第2周波数fc2を有する電圧を適切に除去できる。このため、この電圧検出回路によれば、検出対象の電圧をより正確に検出できる。また、第1入力配線で断線が発生すると、電流チョッパ回路から第1入力配線に供給される電流が電圧検出対象デバイス側へ流れなくなるので、第1入力配線の電位が上昇する。第2入力配線で断線が発生すると、電流チョッパ回路からから第2入力配線に供給される電流が電圧検出対象デバイスへ流れなくなるので、第2入力配線の電位が上昇する。したがって、第1入力配線の電位と第2入力配線の電位から断線を検出できる。以上に説明したように、この電圧検出回路によれば、対象電圧の検出動作と並行して断線検出動作を実行できるとともに、対象電圧を正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例1の電圧検出回路10の回路図。
実施例1の電圧検出回路10の動作中における各電圧を示すグラフ。
実施例2の電圧検出回路100の回路図。
実施例2の電圧検出回路100の動作中における各電圧を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0008】
図1に示す実施例1の電圧検出回路10は、シャント抵抗12を有している。シャント抵抗12は、図示しない外部回路に接続されている。シャント抵抗12には、外部回路から供給される電流Isが流れる。電圧検出回路10は、シャント抵抗12の両端間の電圧Vsを検出することによって、電流Isを検出する。
【0009】
電圧検出回路10は、第1入力配線20a、第2入力配線20b、及び、アンチエイリアスフィルタ24(以下、AAF24という)を有している。第1入力配線20aと第2入力配線20bは、AAF24を介してシャント抵抗12に接続されている。AAF24は、第1抵抗24a、第2抵抗24b、及び、コンデンサ24cを有している。第1入力配線20aは、第1抵抗24aを介してシャント抵抗12の一方の端子12a(より詳細には、高電位側の端子)に接続されている。第2入力配線20bは、第2抵抗24bを介してシャント抵抗12の他方の端子12b(より詳細には、低電位側の端子)に接続されている。したがって、シャント抵抗12は、第1抵抗24aと第2抵抗24bを介して第1入力配線20aと第2入力配線20bの間に接続されている。第1抵抗24aの電気抵抗は、第2抵抗24bの電気抵抗と等しい。コンデンサ24cは、第1入力配線20aと第2入力配線20bの間に接続されている。
【0010】
電圧検出回路10は、周波数信号生成回路80を有している。周波数信号生成回路80は、デューティ比が50%であり、周波数fcで振動するパルス信号90を出力する。パルス信号90は、後述する各チョッパ回路に入力される。
(【0011】以降は省略されています)
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