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公開番号
2025144851
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024044734
出願日
2024-03-21
発明の名称
柑橘類果皮に含まれる機能性成分の濃縮方法
出願人
株式会社えひめ飲料
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
A23L
19/00 20160101AFI20250926BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】柑橘類果皮に含まれる機能性成分が濃縮された柑橘類の果皮加工物の製造方法、及び柑橘類の果皮中の機能性成分を濃縮する方法を提供する。
【解決手段】柑橘類果皮に含まれる機能性成分が濃縮された柑橘類の果皮加工物の製造方法であって、柑橘類の果皮を酵素処理する工程を含む方法、及び柑橘類の果皮中の機能性成分を濃縮する方法であって、柑橘類の果皮を酵素処理する工程を含む方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
柑橘類果皮に含まれる機能性成分が濃縮された柑橘類の果皮加工物の製造方法であって、
柑橘類の果皮を酵素処理する工程
を含む方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記酵素処理で使用する酵素が、ペクチナーゼ、セルラーゼ、及びヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記機能性成分が、オーラプテン、ポリメトキシフラボン類、フラボノイド類及びカロテノイド類からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記柑橘類が、河内晩柑、温州みかん、ポンカン、清見、不知火、伊予柑、オレンジ、レモン、ライム、柚子、甘夏、八朔、文旦、グレープフルーツ、甘平、愛媛果試28号、なつみかん、せとか、カラ、はるみ、はれひめ、はるか、南津海、ネーブルオレンジ、天草、まりひめ、日向夏、タロッコ、ダイダイ、ひめのつき、アンコール、セミノール、カボス、モロ、じゃばら、たまみ、黄金柑、安政柑、天香、スダチ、キンカン、スィートスプリング、麗紅、マーコット、津之香、媛小春、シークワーサー、ひめあかり、西之香、三宝柑、サザンイエロー、あいおとめ、チャンドラポメロ、オレンジ日向、紀州みかん、早香、バンペイユ、ユコウ、オーラスター、川野ナツダイダイ、スルガエレガント、福原オレンジ及び仏手柑からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記柑橘類が、河内晩柑、八朔及びオーラスターからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
酵素処理された柑橘類の果皮をブランチング処理及び/又は水晒し処理する工程を更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
柑橘類の果皮中の機能性成分を濃縮する方法であって、
柑橘類の果皮を酵素処理する工程
を含む方法。
【請求項8】
前記酵素処理で使用する酵素が、ペクチナーゼ、セルラーゼ、及びヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記機能性成分が、オーラプテン、ポリメトキシフラボン類、フラボノイド類及びカロテノイド類からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項7又は8に記載の方法。
【請求項10】
前記柑橘類が、河内晩柑、温州みかん、ポンカン、清見、不知火、伊予柑、オレンジ、レモン、ライム、柚子、甘夏、八朔、文旦、グレープフルーツ、甘平、愛媛果試28号、なつみかん、せとか、カラ、はるみ、はれひめ、はるか、南津海、ネーブルオレンジ、天草、まりひめ、日向夏、タロッコ、ダイダイ、ひめのつき、アンコール、セミノール、カボス、モロ、じゃばら、たまみ、黄金柑、安政柑、天香、スダチ、キンカン、スィートスプリング、麗紅、マーコット、津之香、媛小春、シークワーサー、ひめあかり、西之香、三宝柑、サザンイエロー、あいおとめ、チャンドラポメロ、オレンジ日向、紀州みかん、早香、バンペイユ、ユコウ、オーラスター、川野ナツダイダイ、スルガエレガント、福原オレンジ及び仏手柑からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項7又は8に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、柑橘類の果皮加工物の製造方法、及び柑橘類の果皮中の機能性成分を濃縮する方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、日本を含む先進諸国では、脳梗塞、アルツハイマー病、頭部外傷、パーキンソン病などの認知・記憶障害、様々なストレスに起因するうつ病及び不安症などの脳機能が低下した患者が増加しており、社会問題となっている。
【0003】
河内晩柑は、ザボン(Citrus maxima、Citrus grandis)の一種であり、文旦の血を引く偶発実生の柑橘である。熊本県河内町で発生し、現在は愛媛県愛南町、宇和島市、西予市、熊本県天草市などで生産されており、和製グレープフルーツと称されている。河内晩柑は、実を初夏まで木にならせておくことから、一本の木に今期と来期の実が同時になっているという、他の品種には見られない特徴を有する。
【0004】
河内晩柑は、愛媛県が生産量全国1位の産地であり、年間約8,900t(令和3年)を生産している。河内晩柑の果皮に含まれる機能性成分のオーラプテン、ヘプタメトキシフラボン等が、脳保護作用を示すことについての報告がある。
【0005】
例えば、特許文献1には、河内晩柑の果皮にはヘプタメトキシフラボン及びオーラプテンが多く含まれていること、ヘプタメトキシフラボン及びオーラプテンを有効成分とする脳神経疾患治療、脳神経疾患予防または脳機能改善のための組成物が報告されている。
【0006】
また、非特許文献1では、甘夏ミカン果皮を沸騰水中で60分間加熱した場合、オーラプテン含量が1.09mg/gDWから1.55mg/gDWに濃縮されることが報告されている。
【0007】
特許文献2には、(a)生のカンキツ類果実の果皮表面に、アルベド層は貫くが果汁嚢は貫かないように傷をつける工程;(b)35℃~50℃の温度のペクチナーゼ水溶液を該果実に浸入させる工程;(c)浸入処理した果実を所定期間保持する工程;(d)該果実から該果皮を除去する工程を含む、果皮とアルベド層をむいたまるごとの生のカンキツ類果実を製造する方法であって、該果実の中身及び表面の温度を、浸入工程の前に約20℃の温度に保持し;該浸入処理した果実を、外部から加熱を施すことなく保持し;ペクチナーゼが約20℃よりも少し高い温度でアルベド層に作用し、;かつ追加の生のカンキツ類果実に、工程(b)において使用したペクチナーゼ水溶液を用いて工程(a)~(d)を繰り返すことを特徴とする上記方法が記載されている。
【0008】
特許文献3には、(1)外皮の剥皮が容易に手で行え、かつ(2)内皮も果肉から実割れすることなく容易に分離することができる、柑橘類果実を製造する方法であり、(a)柑橘類果実の果実表面から内皮を貫通して果肉に達する程度の穴あけ処理からなる物理的処理を行った後、(b)セルラーゼ系酵素、ペクチナーゼ系酵素、ヘミセルラーゼ系酵素の3種類の混合酵素で酵素処理することを含む加工処理を行う、柑橘類果実を製造する方法が記載されている。
【0009】
特許文献2及び3に記載の方法は、柑橘類の果皮の剥皮を容易に行えることを目的とするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2013-71928号公報
特許第2572476号公報
特開2012-44984号公報
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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