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公開番号2025144123
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024043745
出願日2024-03-19
発明の名称たんぱく質含有飲食品用組成物
出願人太陽化学株式会社
代理人個人,個人
主分類A23L 33/10 20160101AFI20250925BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】本発明は、非重合体カテキン類を配合するための組成物であって、たんぱく質を含有する飲食品に対して配合した場合において凝集物や収斂味が少ない組成物、及び該組成物を含む飲食品を提供することに関する。
【解決手段】非重合体カテキン類及び没食子酸を含み、前記非重合体カテキン類中のガレート型カテキンの含有量が15質量%以下であり、前記非重合体カテキン類100質量部に対する前記没食子酸の含有量が15～60質量部である、たんぱく質含有飲食品用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
非重合体カテキン類及び没食子酸を含み、前記非重合体カテキン類中のガレート型カテキンの含有量が１５質量％以下であり、前記非重合体カテキン類１００質量部に対する前記没食子酸の含有量が１５～６０質量部である、たんぱく質含有飲食品用組成物。
続きを表示（約 44 文字）【請求項２】
請求項１記載のたんぱく質含有飲食品用組成物を含む飲食品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、たんぱく質含有飲食品用組成物及び該組成物を含む飲食品に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
カテキンには、抗肥満効果、食後血糖値の上昇抑制効果などが報告されており、様々な飲食品、サプリメントへの配合が検討されている。例えば、特許文献１では、苦味、酸味及び雑味が低減され、各種の飲料等への配合性が良く、これを配合した飲料等を殺菌加熱処理した際の非重合体カテキン類の安定性が高い精製茶抽出物を提供することを目的として、（１）固形分中の非重合体カテキン類が５０～９０重量％であり、（２）非重合体カテキン類中のガレート体率が０．００１～４３重量％であり、（３）没食子酸量／非重合体カテキン類（重量比）が、０．１以下である精製茶抽出物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第４９０２６５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１の精製茶抽出物では、たんぱく質を含有する飲食品に配合する態様において凝集物や収斂味が生じる場合があることが分かった。
【０００５】
本発明は、非重合体カテキン類を配合するための組成物であって、たんぱく質を含有する飲食品に対して配合した場合において凝集物や収斂味が少ない組成物、及び該組成物を含む飲食品を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は下記［１］～［２］に関する。
［１］非重合体カテキン類及び没食子酸を含み、前記非重合体カテキン類中のガレート型カテキンの含有量が１５質量％以下であり、前記非重合体カテキン類１００質量部に対する前記没食子酸の含有量が１５～６０質量部である、たんぱく質含有飲食品用組成物。
［２］［１］記載のたんぱく質含有飲食品用組成物を含む飲食品。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、非重合体カテキン類を配合するための組成物であって、たんぱく質を含有する飲食品に対して配合した場合において凝集物や収斂味が少ない組成物、及び該組成物を含む飲食品を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
本発明者らが上記課題について鋭意検討したところ、非重合体カテキン類中のガレート型カテキンを特定量以下とし、非重合体カテキン類に対する没食子酸の含有量を特定範囲内とすることで、上記課題を解決できることを新たに見出した。
【０００９】
本発明のたんぱく質含有飲食品用組成物は、非重合体カテキン類及び没食子酸を含む。
【００１０】
非重合体カテキン類とは、カテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレートの総称であり、非重合体カテキン類の含有量はこれらの合計量を指す。本発明のたんぱく質含有飲食品用組成物中の非重合体カテキン類の含有量は、苦味や収斂味等の呈味の観点から、好ましくは３０～８０質量％、より好ましくは３０～７５質量％、更に好ましくは３０～６０質量％である。非重合体カテキン類の含有量は、後述の方法により測定される。
（【００１１】以降は省略されています）

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