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公開番号2025143640
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024042969
出願日2024-03-19
発明の名称ウインドスクリーン装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62J 17/04 20060101AFI20250925BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ウインドスクリーンの高さ調整を片手で行うことができるウインドスクリーン装置を提供する。
【解決手段】車両左右方向に沿って延び、ホルダー50とブラケット40とを連結するシャフト53を備え、スライド溝42aに沿ってシャフト保持部54L,54Rをスライドさせることで、ウインドスクリーン31の高さを調整可能とし、シャフト53には、シャフト53および嵌合部材46L,46Rを車両左右方向に移動させ、ロック作動部47L,47Rのロック状態S1とロック解除状態S2とを切り替え可能とする操作部65が設けられ、操作部65は、シャフト53の車両左右方向の一側のみに設けられている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
ウインドスクリーン(31)と、
前記ウインドスクリーン(31)を支持するホルダー(50)と、
前記ウインドスクリーン(31)と共に前記ホルダー(50)を上下移動可能に支持し、車体に固定されるブラケット(40)と、
車両左右方向に沿って延び、前記ホルダー(50)の第一連結部(54L,54R)と前記ブラケット(40)の第二連結部(42L,42R)とを車両左右方向に貫通して連結するシャフト(53)と、を備えるウインドスクリーン装置(30)において、
前記第一連結部(54L,54R)および前記第二連結部(42L,42R)の一方は、車両左右方向から見て相対移動不能に前記シャフト(53)を保持するシャフト保持部(54L,54R)であり、
前記第一連結部(54L,54R)および前記第二連結部(42L,42R)の他方は、車両上下方向に延びるスライド溝(42a)を形成し、前記スライド溝(42a)の溝長さ方向に沿って前記シャフト保持部(54L,54R)をスライド可能とするスライド溝形成部(42L,42R)であり、
前記スライド溝(42a)に沿って前記シャフト保持部(54L,54R)をスライドさせることで、前記ホルダー(50)とともに前記ウインドスクリーン(31)の高さを調整可能とし、
前記スライド溝形成部(42L,42R)には、前記シャフト(53)に支持されて前記シャフト(53)と一体的に車両左右方向に移動可能な嵌合部材(46L,46R)が配置されるとともに、前記スライド溝(42a)の溝長さ方向で間隔を空けた複数箇所に、部分的に溝幅を広げて前記嵌合部材(46L,46R)を嵌合可能とする嵌合凹部(45L,45R)が形成され、
前記嵌合部材(46L,46R)と前記嵌合凹部(45L,45R)とは、前記スライド溝形成部(42L,42R)に対して前記シャフト保持部(54L,54R)をスライド不能とするロック状態(S1)と、前記スライド溝形成部(42L,42R)に対して前記シャフト保持部(54L,54R)をスライド可能とするロック解除状態(S2)と、を切り替えるロック作動部(47L,47R)を構成し、
前記シャフト(53)には、前記シャフト(53)および前記嵌合部材(46L,46R)を車両左右方向に移動させ、前記ロック作動部(47L,47R)の前記ロック状態(S1)と前記ロック解除状態(S2)とを切り替え可能とする操作部(65)が設けられ、
前記操作部(65)は、前記シャフト(53)の車両左右方向の一側のみに設けられている、ウインドスクリーン装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記ロック作動部(47L,47R)は、左右一対に設けられ、
左右一側の前記操作部(65)によって左右一対の前記ロック作動部(47L,47R)の状態を同時に切り替え可能である、請求項1に記載のウインドスクリーン装置。
【請求項3】
前記ロック作動部(47L,47R)は、前記嵌合部材(46L,46R)を車両左右方向他側に移動させて前記ロック状態(S1)となり、前記嵌合部材(46L,46R)を車両左右方向一側に移動させて前記ロック解除状態(S2)となり、
前記嵌合部材(46L,46R)は、弾性部材(57)によって車両左右方向他側に付勢されている、請求項1に記載のウインドスクリーン装置。
【請求項4】
前記嵌合部材(46L,46R)における前記嵌合凹部(45L,45R)に嵌合する第一嵌合面(46b)、および前記嵌合凹部(45L,45R)における前記嵌合部材(46L,46R)に嵌合する第二嵌合面(45b)の少なくとも一方は、車両左右方向他側ほど断面形状を縮小させるテーパ面(45b,46b)とされている、請求項1に記載のウインドスクリーン装置。
【請求項5】
前記操作部(65)は、前記シャフト(53)の軸方向から見て、前記シャフト(53)よりも後方に偏って延びる把持部(68)を備えている、請求項1に記載のウインドスクリーン装置。
【請求項6】
前記操作部(65)は、前記シャフト(53)の端部を固定する基部(66)に対して車両左右方向外側にオフセットした把持部(68)を備えている、請求項1に記載のウインドスクリーン装置。
【請求項7】
前記ロック作動部(47L,47R)は、前記ロック状態(S1)における前記操作部(65)の前記シャフト(53)中心の回転を規制する回転規制構造(48)を有している、請求項1に記載のウインドスクリーン装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ウインドスクリーン装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗車位置の前方に立ち上がるウインドスクリーンと、ウインドスクリーンを手動で上下昇降可能とするスクリーン支持機構と、を備えたウインドスクリーン装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-007195号公報
特許第7194262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記従来の構成においては、ウインドスクリーンの高さ調整のロックを解除するための操作部は、スクリーン支持機構の左右両側に設けられている。ウインドスクリーンの高さ調整のロックを解除するときには、使用者が左右両側の操作部に対して左右方向外側に引く操作を同時に行う必要がある。このため、ウインドスクリーンの高さ調整を行う際には、使用者は両手で操作を行う必要があるが、ウインドスクリーンの高さ調整をより簡単に行うことができる構成が要望されている。
【0005】
そこで本発明は、ウインドスクリーンの高さ調整を片手で行うことができるウインドスクリーン装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の第一の態様は、ウインドスクリーン(31)と、ウインドスクリーン(31)を支持するホルダー(50)と、ウインドスクリーン(31)と共にホルダー(50)を上下移動可能に支持し、車体に固定されるブラケット(40)と、車両左右方向に沿って延び、ホルダー(50)の第一連結部(54L,54R)とブラケット(40)の第二連結部(42L,42R)とを車両左右方向に貫通して連結するシャフト(53)と、を備えるウインドスクリーン装置(30)において、第一連結部(54L,54R)および第二連結部(42L,42R)の一方は、車両左右方向から見て相対移動不能にシャフト(53)を保持するシャフト保持部(54L,54R)であり、第一連結部(54L,54R)および第二連結部(42L,42R)の他方は、車両上下方向に延びるスライド溝(42a)を形成し、スライド溝(42a)の溝長さ方向に沿ってシャフト保持部(54L,54R)をスライド可能とするスライド溝形成部(42L,42R)であり、スライド溝(42a)に沿ってシャフト保持部(54L,54R)をスライドさせることで、ホルダー(50)とともにウインドスクリーン(31)の高さを調整可能とし、スライド溝形成部(42L,42R)には、シャフト(53)に支持されてシャフト(53)と一体的に車両左右方向に移動可能な嵌合部材(46L,46R)が配置されるとともに、スライド溝(42a)の溝長さ方向で間隔を空けた複数箇所に、部分的に溝幅を広げて嵌合部材(46L,46R)を嵌合可能とする嵌合凹部(45L,45R)が形成され、嵌合部材(46L,46R)と嵌合凹部(45L,45R)とは、スライド溝形成部(42L,42R)に対してシャフト保持部(54L,54R)をスライド不能とするロック状態(S1)と、スライド溝形成部(42L,42R)に対してシャフト保持部(54L,54R)をスライド可能とするロック解除状態(S2)と、を切り替えるロック作動部(47L,47R)を構成し、シャフト(53)には、シャフト(53)および嵌合部材(46L,46R)を車両左右方向に移動させ、ロック作動部(47L,47R)のロック状態(S1)とロック解除状態(S2)とを切り替え可能とする操作部(65)が設けられ、操作部(65)は、シャフト(53)の車両左右方向の一側のみに設けられている。
この構成によれば、ウインドスクリーンを支持するホルダーと車体に固定されるブラケットとを連結するシャフトの車両左右方向一側にのみ、ロック作動部のロックおよびアンロックを切り替える操作部を設けることで、乗員(使用者)はウインドスクリーンの高さ調整を片手で行うことが可能となる。このため、ロック作動部のロックおよびアンロックの切り替えを左右両側の操作部で行う場合と比べて、高さ調整の操作を容易にするとともに部品点数の削減を図ることができる。
【0007】
本発明の第二の態様は、上記第一の態様において、ロック作動部(47L,47R)は、左右一対に設けられ、左右一側の操作部(65)によって左右一対のロック作動部(47L,47R)の状態を同時に切り替え可能である。
この構成によれば、左右一対のロック作動部のロックおよびアンロックの切り替えを、車両左右方向一側の操作部の操作で同時に行うことで、左右一対のロック作動部によってウインドスクリーンの高さ調整を安定して行いながら、片手の操作でウインドスクリーンの高さ調整を行うことができる。
【0008】
本発明の第三の態様は、上記第一又は第二の態様において、ロック作動部(47L,47R)は、嵌合部材(46L,46R)を車両左右方向他側に移動させてロック状態(S1)となり、嵌合部材(46L,46R)を車両左右方向一側に移動させてロック解除状態(S2)となり、嵌合部材(46L,46R)は、弾性部材(57)によって車両左右方向他側に付勢されている。
この構成によれば、ロック作動部の嵌合部材が、弾性部材によって車両左右方向他側(ロック側)に付勢されることで、操作部を車両左右方向一側(アンロック側)に操作してスクリーン高さ調整を行った後は、操作部を離すのみでロック作動部をロック状態に戻すことができ、ウインドスクリーンの高さ調整をより簡単に行うことができる。
【0009】
本発明の第四の態様は、上記第一から第三の態様の何れか一つにおいて、嵌合部材(46L,46R)における嵌合凹部(45L,45R)に嵌合する第一嵌合面(46b)、および嵌合凹部(45L,45R)における嵌合部材(46L,46R)に嵌合する第二嵌合面(45b)の少なくとも一方は、車両左右方向他側ほど断面形状を縮小させるテーパ面(45b,46b)とされている。
この構成によれば、嵌合部材および嵌合凹部の少なくとも一方の嵌合面が先細りのテーパ面とされることで、嵌合部材および嵌合凹部の相対位置が多少ずれていても、テーパ面によって嵌合部材および嵌合凹部を規定の相対位置に案内することができる。また、嵌合部材を嵌合方向に付勢する場合、テーパ面のクサビ効果によって限られた付勢力でも嵌合部材および嵌合凹部をガタなく確実に嵌合させることができる。このため、スクリーン高さ調整をより一層容易にすることができる。
【0010】
本発明の第五の態様は、上記第一から第四の態様の何れか一つにおいて、操作部(65)は、シャフト(53)の軸方向から見て、シャフト(53)よりも後方に偏って延びる把持部(68)を備えている。
この構成によれば、操作部がシャフトよりも後方に延びる把持部を備えることで、操作部の後方(乗員側)から把持部を視認しやすく、かつ把持部に手が届きやすくなるため、操作部の操作性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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