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公開番号2025139830
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024038881
出願日2024-03-13
発明の名称カイコガ科に属する昆虫由来の高分子化合物
出願人国立大学法人愛媛大学
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類C08G 67/00 20060101AFI20250919BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】高い免疫賦活作用を有する、昆虫由来の化合物を提供すること。
【解決手段】Toll様受容体4に結合する能力を有するポリエチレングリコール又はその誘導体である、高分子化合物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
Toll様受容体4に結合する能力を有するポリエチレングリコール又はその誘導体である、高分子化合物。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
-O-CH

-CH

-で表される基、カルボニル基隣接メチル基及びアルデヒド基を少なくとも有し、
前記-O-CH

-CH

-で表される基、前記カルボニル基隣接メチル基及び前記アルデヒド基それぞれのモル比が100:1.5~2.5:0.1~0.5であり、
平均分子量が1.0×10

Da以上3.0×10

Da以下である、請求項1に記載の高分子化合物。
【請求項3】
カイコガ科に属する昆虫に由来する、請求項1又は請求項2に記載の高分子化合物。
【請求項4】
前記カイコガ科に属する昆虫は、カイコガである、請求項3に記載の高分子化合物。
【請求項5】
免疫賦活作用を有する、請求項1又は請求項2に記載の高分子化合物。
【請求項6】
前記-O-CH

-CH

-で表される基、前記カルボニル基隣接メチル基及び前記アルデヒド基それぞれのモル比が100:2:0.3である、請求項2に記載の高分子化合物。
【請求項7】
前記平均分子量は1.9×10

Daである、請求項2に記載の高分子化合物。
【請求項8】
水に可溶である、請求項1又は請求項2に記載の高分子化合物。
【請求項9】
エタノールに不溶である、請求項1又は請求項2に記載の高分子化合物。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載の高分子化合物を有効成分として含む、免疫賦活剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カイコガ科に属する昆虫由来の高分子化合物、当該高分子化合物を有効成分とする免疫賦活剤に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
昆虫は人工的な生産が容易な動物性タンパク質として重要視されており、昆虫の幼虫又は蛹を畜産用の飼料原料又は水産用の飼料原料として用いる試みがなされている(国際公開第2011/007867号(特許文献1)、特開2003-210071号公報(特許文献2))。
【0003】
また、国際公開第2014/017451号(特許文献3)では、昆虫由来で免疫賦活作用を有する多糖類が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2011/007867号
特開2003-210071号公報
国際公開第2014/017451号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献3に記載の多糖類は、免疫賦活作用を有しており、医薬品又は健康食品、畜産用の飼料添加物又は水産用の飼料添加物としての応用が期待されているが、より高い免疫賦活作用を有する物質が求められている。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、高い免疫賦活作用を有する、昆虫由来の化合物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意研究を進めた結果、カイコガ科に属する昆虫から、高い免疫賦活作用を有する高分子化合物を見いだし、本発明を完成させた。すなわち、本発明は以下の通りである。
【0008】
[1]本発明に係る高分子化合物は、Toll様受容体4に結合する能力を有するポリエチレングリコール又はその誘導体である。
【0009】
[2]上記[1]において、上記高分子化合物は、
-O-CH

-CH

-で表される基、カルボニル基隣接メチル基及びアルデヒド基を少なくとも有し、
上記-O-CH

-CH

-で表される基、上記カルボニル基隣接メチル基及び上記アルデヒド基それぞれのモル比が100:1.5~2.5:0.1~0.5であり、
平均分子量が1.0×10

Da以上3.0×10

Da以下であってもよい。
【0010】
[3]上記[1]又は[2]において、上記高分子化合物は、カイコガ科に属する昆虫に由来してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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