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公開番号2025139273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024038110
出願日2024-03-12
発明の名称断熱箱体、および冷蔵庫
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F25D 23/08 20060101AFI20250918BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】断熱箱体への発泡断熱材料の注入時に、断熱箱体内で発泡断熱材料をより充填させやすくすることのできる構成を提供する。
【解決手段】冷蔵庫1は、断熱箱体50を備えている。断熱箱体50は、内箱70と、外箱60と、内箱70と外箱60との間に配された発泡断熱材52とを備えている。外箱60の外側側壁60cには、開口58が形成されている。外側後壁60cには、内箱70の内側側壁70bから所定の隙間を空けてシート状または板状の真空断熱材51が配置されている。内側側壁70bには、前後方向に延び、後方視において後端部の少なくとも一部が開口58と重なるように形成された線状溝40が設けられている。線状溝40の底面と内側側壁70bとの距離は、前記隙間よりも大きい値となっている。線状溝40の後端部の底面41aおよび42aは、後方に向かって中央側に延びている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
内部空間を構成している内箱と、
前記内箱の外側において、前記内箱とは間隔をおいて配された外箱と、
前記内箱と前記外箱との間に配された発泡断熱材と
を備え、
前記内箱は、前記内部空間の幅方向の一方側に位置している内側側壁を有し、
前記外箱は、
前記内側側壁よりも前記幅方向の外側に位置しており、前記幅方向において前記発泡断熱材を介して前記内側側壁と対向している外側側壁と、
前記外側側壁の後端部に接続されており、前記内部空間の後側に位置し、前後方向において前記内側側壁と前記外側側壁との間の空間に臨む開口が形成された外側後壁と
を有し、
前記外側後壁には前記内側側壁から所定の隙間を空けてシート状または板状の真空断熱材が配置されており、
前記内側側壁は、前記前後方向に延び、後方視において後端部の少なくとも一部が前記開口と重なるように形成された線状溝を有し、
前記線状溝の底面と前記内側側壁との距離は、前記隙間よりも大きい値とされ、
前記線状溝の後端部の底面は、後方に向かって中央側に延びている、断熱箱体。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記線状溝の前記後端部よりも前側に位置する前側部分の底面は、後方視において、前記開口の中央側端部よりも外側に位置している、請求項1に記載の断熱箱体。
【請求項3】
後方視において、前記線状溝の前記後端部と前記開口とが重なる領域の面積が、前記線状溝の前記前側部分と前記開口とが重なる領域の面積よりも大きい、請求項2に記載の断熱箱体。
【請求項4】
前記内側側壁は、
前後方向に延びる側壁本体と、
前記側壁本体の後端部から中央側に向かって延びる傾斜部と、
を含み、
後方視において、前記側壁本体は、前記開口の中心よりも外側に位置している、
請求項3に記載の断熱箱体。
【請求項5】
前記線状溝の前記後端部の少なくとも一部は、前記傾斜部に設けられている、請求項4に記載の断熱箱体。
【請求項6】
請求項1から5の何れか1項に記載の断熱箱体を備えている冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫などに備えられている断熱箱体、およびこの断熱箱体を備えている冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
冷蔵庫には、周囲との断熱を行うために、貯蔵空間の外周を覆うように断熱箱体が設けられている。断熱箱体は、外箱と、内箱と、これらの間に充填された断熱材とで構成されている。断熱材としては、例えば、硬質発泡ウレタン断熱材などの発泡断熱材が用いられる。
【0003】
近年、断熱性能のさらなる向上を目的として、断熱箱体内に真空断熱材を配置することが提案されている。真空断熱材を用いることにより、断熱性能が向上し、断熱箱体の厚みを薄くすることができる。しかしながら、断熱箱体の厚みが薄くなることで、断熱箱体内の発泡断熱材料が流動する空間が狭くなり、発泡断熱材料が流動し難くなるので、断熱材料が発泡した後に発泡断熱材が未充填のボイド(空隙)が発生する可能性がある。
【0004】
そこで、特許文献1では、内箱と外箱の間に形成される断熱空間の側面部分に、側面真空断熱パネルおよび発泡断熱材が設けられた冷蔵庫において、側面真空断熱パネルの後方であって、外箱の背面に設けられている発泡断熱材の発泡原液の注入孔と上下方向に重なり合う位置に詰め物を設ける構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-45144号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、断熱箱体のさらなる薄壁化が進むと、依然として発泡断熱材の充填されていないボイドが発生する可能性がある。
【0007】
そこで、本発明では、断熱箱体への発泡断熱材料の注入時に、断熱箱体内で発泡断熱材料をより充填させやすくすることのできる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一局面にかかる断熱箱体は、内部空間を構成している内箱と、前記内箱の外側において、前記内箱とは間隔をおいて配された外箱と、前記内箱と前記外箱との間に配された発泡断熱材とを備えている。前記内箱は、前記内部空間の幅方向の一方側に位置している内側側壁を有している。前記外箱は、前記内側側壁よりも前記幅方向の外側に位置しており、前記幅方向において前記発泡断熱材を介して前記内側側壁と対向している外側側壁と、前記外側側壁の後端部に接続されており、前記内部空間の後側に位置し、前後方向において前記内側側壁と前記外側側壁との間の空間に臨む開口が形成された外側後壁とを有している。前記外側後壁には前記内側側壁から所定の隙間を空けてシート状または板状の真空断熱材が配置されている。前記内側側壁は、前記前後方向に延び、後方視において後端部の少なくとも一部が前記開口と重なるように形成された線状溝を有している。前記線状溝の底面と前記内側側壁との距離は、前記隙間よりも大きい値とされている。前記線状溝の後端部の底面は、後方に向かって中央側に延びている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一局面にかかる断熱箱体によれば、発泡断熱材料の注入時に、断熱箱体内で発泡断熱材料をより充填させやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態にかかる冷蔵庫の内部構成を示す断面模式図である。
一実施形態にかかる断熱箱体の構成を示す斜視図である。
図2に示す断熱箱体の背面側の構成を示す平面図である。
図2に示す断熱箱体に発泡断熱材料を注入する様子を示す斜視図である。
図2に示す断熱箱体の一部分の内部構成を示す水平断面図である。
図5に示す断熱箱体の側壁の後方側を拡大して示す水平断面図である。
図5に示す断熱箱体の断面部分を後方外側から見た斜視図である。
図3に示す断熱箱体の背面図の一部(左上の注入口の周辺)を拡大して示す図である。
図3に示す断熱箱体の背面図の一部(左上の注入口の周辺)を拡大して示す図である。
図2に示す棚板支持部を拡大して示す斜視図である。
発泡断熱材料の注入ノズルの径と断熱箱体の各部分の寸法との関係を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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