TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025138517
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037655
出願日
2024-03-11
発明の名称
標的物質の存在状態の判定方法、キット、及び標的物質の存在状態の判定装置
出願人
三井化学株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
C12Q
1/6844 20180101AFI20250917BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】簡便であり検出限界値が低い、標的物質の存在状態の判定方法、並びに前記判定方法に用いるキット及び判定装置を提供する。
【解決手段】試料中の標的物質の存在状態の判定方法であって、明細書にて定義の(A)~(E)を含む、判定方法。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
試料中の標的物質の存在状態の判定方法であって、
(A)試料を準備することと、
(B)前記試料に、前記標的物質に結合可能な第一の標的結合分子と、前記第一の標的結合分子に結合しているか又は結合可能なシグナル核酸と、を含む第1複合体を添加することにより、前記標的物質と前記第1複合体とが前記第一の標的結合分子を介して結合してなる第2複合体を得ることと、
(C)前記第2複合体に、
前記シグナル核酸中の7塩基以上の連続領域に対して配列相補性を有する第1鋳型認識領域を含む第1鋳型核酸と、
前記シグナル核酸中の7塩基以上の連続領域に対して配列同一性を有する第2鋳型対応領域を含む第2鋳型核酸と、
ポリメラーゼと、
ニック形成酵素と、
ラムダエキソヌクレアーゼと、を添加することと、
(D)前記(A)~(C)の後に、50℃以下の温度範囲で核酸増幅反応を行うことと、(E)前記(D)の後に、増幅産物を検出することと、
を含み、
前記シグナル核酸は、上流から順に、第2鋳型核酸に対して配列同一性を有する領域と、第1鋳型核酸に対して配列相補性を有する領域と、を含み、
下記(X)又は(Y)を満たす、判定方法。
(X)前記第2鋳型核酸が、上流から順に、安定化領域と、ニック形成部位と、前記第2鋳型対応領域と、を含み、前記ニック形成酵素は、前記第1鋳型核酸、前記第2鋳型核酸、及び前記シグナル核酸のうち、前記第2鋳型核酸のみにおいてニックを形成し得る。
(Y)前記第1鋳型核酸が、上流から順に、安定化領域と、ニック形成部位と、前記第1鋳型認識領域と、を含み、前記ニック形成酵素は、前記第1鋳型核酸、前記第2鋳型核酸、及び前記シグナル核酸のうち、前記第1鋳型核酸のみにおいてニックを形成し得る。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記標的物質が、タンパク質、核酸、糖、低分子化合物、微生物、ウイルス、及び細胞からなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1に記載の判定方法。
【請求項3】
前記第一の標的結合分子が、抗体、アプタマー、ビオチン、ストレプトアビジン、チオール、N-ヒドロキシスクシンイミド、アルキン、及びアジド化合物からなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1に記載の判定方法。
【請求項4】
第1複合体において、前記第一の標的結合分子と、前記シグナル核酸とは、ビオチンとストレプトアビジンとを介して、間接的に結合している又は間接的に結合可能である、請求項1に記載の判定方法。
【請求項5】
複数種類の第一の標的結合分子と、複数種類のシグナル核酸及び前記複数種類のシグナル核酸に対応する複数種類の第1鋳型核酸と、を用いることによって、複数種類の標的物質の存在状態を判定する、請求項1に記載の判定方法。
【請求項6】
前記(A)において、前記標的物質は基材に固定化されるか、又は固定化されない、請求項1に記載の判定方法。
【請求項7】
前記(A)において、前記試料は基材上に準備され、前記(A)及び(B)の後に前記(C)が行われ、前記(A)及び(B)の後かつ前記(C)の前に、前記基材を洗浄することをさらに含む、請求項1に記載の判定方法。
【請求項8】
前記(A)において、前記試料は基材上に準備され、前記基材の材料は、ポリスチレン、ポリプロピレン、金コロイド、及び磁性粒子からなる群より選択される、請求項1に記載の判定方法。
【請求項9】
前記ポリメラーゼが鎖置換活性を有する、請求項1に記載の判定方法。
【請求項10】
前記核酸増幅反応は、等温増幅反応である、請求項1に記載の判定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
試料中の標的物質の検出方法として各種技術が知られている。例えば、核酸の高感度な検出方法としては、PCR(Polymerase Chain Reaction)等の核酸増幅を用いる方法が一般的に知られている。また、温度サイクルを必要とするPCRに代わり、SDA法(Strand Displacement Amplification;鎖置換型増幅法)、NEAR法(Nicking Enzyme Amplification Reaction)、LAMP法(Loop-Mediated Isothermal Amplification)、ICAN法(Isothermal and Chimeric primer-initiated Amplification of Nucleic acids)等の等温増幅反応を用いる方法も知られている。検出対象が核酸に限られず汎用性の高い方法としては、標的物質に抗体又は抗原を結合させ、酵素反応を利用して標的物質の存在を検出するELISA(enzyme-linked immunosorbent assay)が挙げられる。
続きを表示(約 6,500 文字)
【0002】
ELISAの感度向上等を目的とした各種応用技術も開発が進められている。例えば、非特許文献1では、DNAを連結させた抗体で標的物質を捕捉し、リアルタイムPCRにより当該DNAを増幅させることで高感度に標的物質を検出するImmuno-PCRと呼ばれる方法が記載されている。また、非特許文献2では、イムノアッセイにEXPAR(Exponential Amplification Reaction)法と呼ばれる手法を組み合わせたIMEXPAR法によりMUC1(tumor protein Mucin 1)を高感度に検出したことが記載されている。また、通常のELISA法では洗浄により余剰の抗体を除去する操作が必要だが、非特許文献3では、あるDNAを連結させた抗体と、それと配列相補性を有するDNAを連結させた抗体とを用い、それらが同一の標的物質に結合してハイブリダイズすると増幅が起こるように設計することで、抗体の洗浄操作を経ることなく抗体を検出する方法(近接アッセイ又は近接伸長アッセイと呼ばれる)も報告されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Science, Volume 258, No.5079,2 October, 1992, Pages 120-122
Talanta, Volume 204, 1 November 2019, Pages 248-254
Nucleic Acids Res., Volume 39, No.15, 6 June 2011, e102
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、一般的に用いられる標的物質の検出方法は、感度が十分でなかったり、PCRのような精密な温度制御や高温反応が要求されたりする場合が多く、汎用性の面で十分ではないことが多かった。かかる状況に鑑み、本開示は、簡便であり検出限界値が低い、標的物質の存在状態の判定方法、並びに前記判定方法に用いるキット及び判定装置の提供に関する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための手段は、以下の態様を含む。
<1> 試料中の標的物質の存在状態の判定方法であって、
(A)試料を準備することと、
(B)前記試料に、前記標的物質に結合可能な第一の標的結合分子と、前記第一の標的結合分子に結合しているか又は結合可能なシグナル核酸と、を含む第1複合体を添加することにより、前記標的物質と前記第1複合体とが前記第一の標的結合分子を介して結合してなる第2複合体を得ることと、
(C)前記第2複合体に、
前記シグナル核酸中の7塩基以上の連続領域に対して配列相補性を有する第1鋳型認識領域を含む第1鋳型核酸と、
前記シグナル核酸中の7塩基以上の連続領域に対して配列同一性を有する第2鋳型対応領域を含む第2鋳型核酸と、
ポリメラーゼと、
ニック形成酵素と、
ラムダエキソヌクレアーゼと、を添加することと、
(D)前記(A)~(C)の後に、50℃以下の温度範囲で核酸増幅反応を行うことと、(E)前記(D)の後に、増幅産物を検出することと、
を含み、
前記シグナル核酸は、上流から順に、第2鋳型核酸に対して配列同一性を有する領域と、第1鋳型核酸に対して配列相補性を有する領域と、を含み、
下記(X)又は(Y)を満たす、判定方法。
(X)前記第2鋳型核酸が、上流から順に、安定化領域と、ニック形成部位と、前記第2鋳型対応領域と、を含み、前記ニック形成酵素は、前記第1鋳型核酸、前記第2鋳型核酸、及び前記シグナル核酸のうち、前記第2鋳型核酸のみにおいてニックを形成し得る。
(Y)前記第1鋳型核酸が、上流から順に、安定化領域と、ニック形成部位と、前記第1鋳型認識領域と、を含み、前記ニック形成酵素は、前記第1鋳型核酸、前記第2鋳型核酸、及び前記シグナル核酸のうち、前記第1鋳型核酸のみにおいてニックを形成し得る。
<2> 前記標的物質が、タンパク質、核酸、糖、低分子化合物、微生物、ウイルス、及び細胞からなる群より選択される少なくとも1つである、<1>に記載の判定方法。
<3> 前記第一の標的結合分子が、抗体、アプタマー、ビオチン、ストレプトアビジン、チオール、N-ヒドロキシスクシンイミド、アルキン、及びアジド化合物からなる群より選択される少なくとも1つである、<1>又は<2>に記載の判定方法。
<4> 第1複合体において、前記第一の標的結合分子と、前記シグナル核酸とは、ビオチンとストレプトアビジンとを介して、間接的に結合している又は間接的に結合可能である、<1>~<3>のいずれか1つに記載の判定方法。
<5> 複数種類の第一の標的結合分子と、複数種類のシグナル核酸及び前記複数種類のシグナル核酸に対応する複数種類の第1鋳型核酸と、を用いることによって、複数種類の標的物質の存在状態を判定する、<1>~<4>のいずれか1つに記載の判定方法。
<6> 前記(A)において、前記標的物質は基材に固定化されるか、又は固定化されない、<1>~<5>のいずれか1つに記載の判定方法。
<7> 前記(A)において、前記試料は基材上に準備され、前記(A)及び(B)の後に前記(C)が行われ、前記(A)及び(B)の後かつ前記(C)の前に、前記基材を洗浄することをさらに含む、<1>~<6>のいずれか1つに記載の判定方法。
<8> 前記(A)において、前記試料は基材上に準備され、前記基材の材料は、ポリスチレン、ポリプロピレン、金コロイド、及び磁性粒子からなる群より選択される、<1>~<7>のいずれか1つに記載の判定方法。
<9> 前記ポリメラーゼが鎖置換活性を有する、<1>~<8>のいずれか1つに記載の判定方法。
<10> 前記核酸増幅反応は、等温増幅反応である、<1>~<9>のいずれか1つに記載の判定方法。
<11> 前記等温増幅反応が10℃~50℃で行われる、<10>に記載の判定方法。
<12> 前記(X)を満たす場合及び(Y)を満たす場合における、前記安定化領域における3塩基以上の連続領域と、前記3塩基以上の連続領域よりも下流に存在する連続領域とが、配列相補性を有してヘアピン構造を形成することが可能である、<1>~<11>のいずれか1つに記載の判定方法。
<13> 前記(X)を満たす場合及び(Y)を満たす場合における、前記安定化領域のTm値が30℃以上である、<1>~<12>のいずれか1つに記載の判定方法。
<14> 前記(X)を満たす場合の第2鋳型核酸及び前記(Y)を満たす場合の第1鋳型核酸において、
(1)5’末端の連続する2塩基、
(2)3’末端の連続する2塩基、
(3)ニック形成酵素のニッキングにより生じ得る5’末端の連続する2塩基、及び
(4)ニック形成酵素のニッキングにより生じ得る3’末端の連続する2塩基が、
互いに、配列同一性及び配列相補性のいずれも有さない、<1>~<13>のいずれか1つに記載の判定方法。
<15> 前記第1鋳型核酸の3’末端と前記第2鋳型核酸の3’末端とを前記シグナル核酸に対してアラインメントした場合、前記第1鋳型認識領域と前記第2鋳型対応領域とは、1塩基以上の間隔を有して配置されるか、間隔無く接するか、又は1塩基以上重複して配置されるか、である、<1>~<14>のいずれか1つに記載の判定方法。
<16> 前記(X)を満たす場合の第2鋳型核酸及び前記(Y)を満たす場合の第1鋳型核酸において、3’末端は修飾されている、<1>~<15>のいずれか1つに記載の判定方法。
<17> 試料中の標的物質の存在状態を判定するためのキットであって、
容器に格納された、標的物質に結合可能な第一の標的結合分子と、前記第一の標的結合分子に結合しているか又は結合可能なシグナル核酸と、を含む第1複合体と、
容器に格納されたポリメラーゼと、
容器に格納されたニック形成酵素と、
容器に格納されたラムダエキソヌクレアーゼと、
容器に格納された第1鋳型核酸と、
容器に格納された第2鋳型核酸と、
を備え、
前記第1鋳型核酸は、前記シグナル核酸中の7塩基以上の連続領域に対して配列相補性を有する第1鋳型認識領域を含み、
前記第2鋳型核酸は、前記シグナル核酸中の7塩基以上の連続領域に対して配列同一性を有する第2鋳型対応領域を含み、
前記シグナル核酸は、上流から順に、第2鋳型核酸に対して配列同一性を有する領域と、第1鋳型核酸に対して配列相補性を有する領域と、を含み、
下記(X)又は(Y)を満たす、キット。
(X)前記第2鋳型核酸が、上流から順に、安定化領域と、ニック形成部位と、前記第2鋳型対応領域と、を含み、前記ニック形成酵素は、前記第1鋳型核酸、前記第2鋳型核酸、及び前記シグナル核酸のうち、前記第2鋳型核酸のみにおいてニックを形成し得る。
(Y)前記第1鋳型核酸が、上流から順に、安定化領域と、ニック形成部位と、前記第1鋳型認識領域と、を含み、前記ニック形成酵素は、前記第1鋳型核酸、前記第2鋳型核酸、及び前記シグナル核酸のうち、前記第1鋳型核酸のみにおいてニックを形成し得る。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、簡便であり検出限界値が低い、標的物質の存在状態の判定方法、並びに前記判定方法に用いるキット及び判定装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、(X)を満たす方法における、シグナル核酸と第1鋳型核酸と第2鋳型核酸との関係を示す模式図である。
図2は、(X)を満たす方法における核酸増幅の推定メカニズムを示す模式図である。
図3は、(Y)を満たす方法における、シグナル核酸と第1鋳型核酸と第2鋳型核酸との関係を示す模式図である。
図4は、(Y)を満たす方法における核酸増幅の推定メカニズムを示す模式図である。
図5は、本開示の判定方法の一実施形態における核酸増幅の推定メカニズムの模式図を表す。
図6は、本開示の判定方法の一実施形態における核酸増幅の推定メカニズムの模式図を表す。
図7は、本開示の判定方法の一実施形態における核酸増幅の推定メカニズムの模式図を表す。
図8は、一実施形態における判定装置の機能構成を表す模式図を表す。
図9は、一実施形態における判定装置として機能するコンピュータの概略ブロック図である。
図10は、実施例の試験区1~試験区7における抗原(対数)と増幅開始時間の変化量をプロットしたグラフである。
図11は、実施例の試験区9~試験区11における抗原(pg)と吸光度をプロットしたグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態を実施するための形態について詳細に説明する。但し、本開示の実施形態は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合を除き、必須ではない。数値及びその範囲についても同様であり、本開示の実施形態を制限するものではない。
【0009】
本開示において「工程」との語には、他の工程から独立した工程に加え、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の目的が達成されれば、当該工程も含まれる。
本開示において「~」を用いて示された数値範囲には、「~」の前後に記載される数値がそれぞれ最小値及び最大値として含まれる。
本開示中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本開示中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
本開示において、複数の要素が、「又は」又は「若しくは」を用いて列挙されている場合、特に明示されている場合を除き、技術的な矛盾が生じない限りは複数の要素を組み合わせて選択することを排除しない。
本開示において要素が単数形で表記されている場合であっても、特に明示されている場合を除き、技術的な矛盾が生じない限りは複数の存在を排除しない。
本開示において、別個に記載されている複数の例示的態様は、互いに矛盾しない限り、互いに組み合わせて新たな態様を構成してもよい。
本開示において実施形態を図面を参照して説明する場合、当該実施形態の構成は図面に示された構成に限定されない。また、各図における部材の大きさは概念的なものであり、部材間の大きさの相対的な関係はこれに限定されない。
本開示において、「核酸」は、あらゆる核酸(例えば、DNA、RNA、これらの類似体、天然物、人工物)と、あらゆる核酸に低分子化合物、基、核酸以外の分子、構造物などが連結している核酸とを含む用語である。
【0010】
≪試料中の標的物質の存在状態の判定方法≫
本開示の判定方法は、試料中の標的物質の存在状態の判定方法であって、
(A)試料を準備することと、
(B)前記試料に、前記標的物質に結合可能な第一の標的結合分子と、前記第一の標的結合分子に結合しているか又は結合可能なシグナル核酸と、を含む第1複合体を添加することにより、前記標的物質と前記第1複合体とが前記第一の標的結合分子を介して結合してなる第2複合体を得ることと、
(C)前記第2複合体に、
前記シグナル核酸中の7塩基以上の連続領域に対して配列相補性を有する第1鋳型認識領域を含む第1鋳型核酸と、
前記シグナル核酸中の7塩基以上の連続領域に対して配列同一性を有する第2鋳型対応領域を含む第2鋳型核酸と、
ポリメラーゼと、
ニック形成酵素と、
ラムダエキソヌクレアーゼと、を添加することと、
(D)前記(A)~(C)の後に、50℃以下の温度範囲で核酸増幅反応を行うことと、(E)前記(D)の後に、増幅産物を検出することと、
を含み、
前記シグナル核酸は、上流から順に、第2鋳型核酸に対して配列同一性を有する領域と、第1鋳型核酸に対して配列相補性を有する領域と、を含み、
下記(X)又は(Y)を満たす。
(X)前記第2鋳型核酸が、上流から順に、安定化領域と、ニック形成部位と、前記第2鋳型対応領域と、を含み、前記ニック形成酵素は、前記第1鋳型核酸、前記第2鋳型核酸、及び前記シグナル核酸のうち、前記第2鋳型核酸のみにおいてニックを形成し得る。
(Y)前記第1鋳型核酸が、上流から順に、安定化領域と、ニック形成部位と、前記第1鋳型認識領域と、を含み、前記ニック形成酵素は、前記第1鋳型核酸、前記第2鋳型核酸、及び前記シグナル核酸のうち、前記第1鋳型核酸のみにおいてニックを形成し得る。
以下、前記(A)~(E)をそれぞれ「工程(A)」~「工程(E)」とも記す。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
三井化学株式会社
ペレット
10日前
三井化学株式会社
ハンガー
1か月前
三井化学株式会社
センサユニット
12日前
三井化学株式会社
非水電解液二次電池
1か月前
三井化学株式会社
積層体および緩衝材
11日前
三井化学株式会社
サイドドア及び移動体
10日前
三井化学株式会社
光学プレートの製造方法
19日前
三井化学株式会社
光学材料及びその製造方法
今日
三井化学株式会社
樹脂組成物およびその用途
10日前
三井化学株式会社
ポリアミド樹脂組成物および成形体
10日前
三井化学株式会社
合成紙、フィルタ原紙及びフィルタ
28日前
三井化学株式会社
ポリアミド樹脂組成物および成形体
26日前
三井化学株式会社
樹脂組成物および樹脂組成物の架橋体
1か月前
三井化学株式会社
繊維強化樹脂シートおよびその製造方法
21日前
三井化学株式会社
発泡体および積層体、並びに、その用途
1か月前
三井化学株式会社
パターン構造付き樹脂硬化物の製造方法
18日前
三井化学株式会社
加飾された立体構造物及びその製造方法
18日前
三井化学株式会社
鮮度保持包装部材及び青果物の鮮度保持方法
今日
三井化学株式会社
エチレン・α-オレフィン共重合体の製造方法
19日前
三井化学株式会社
熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物およびフィルム
今日
三井化学株式会社
予測装置、予測方法、プログラム及び実験システム
21日前
三井化学株式会社
仮固定材用組成物、積層体及び半導体装置の製造方法
19日前
三井化学株式会社
エチレン系共重合体組成物、積層体および工業用ベルト
19日前
三井化学株式会社
エチレン系共重合体組成物、積層体および工業用ベルト
19日前
三井化学株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
26日前
三井化学株式会社
口腔ケア組成物、抗炎症用組成物、及び口腔内炎症抑制剤
10日前
三井化学株式会社
ポリアミド樹脂組成物、コネクター用筐体およびコネクター
26日前
三井化学株式会社
合成紙、反射シート、面光源装置、および、液晶ディスプレイ装置
28日前
三井化学株式会社
ポリアミド樹脂組成物、ポリアミド樹脂組成物の製造方法および成形体
10日前
三井化学株式会社
標的物質の存在状態の判定方法、キット、及び標的物質の存在状態の判定装置
4日前
三井化学株式会社
無電解銅めっき液、被めっき材の製造方法、および異方導電性シートの製造方法
26日前
三井化学株式会社
EUVリソグラフィ用ペリクル
25日前
三井化学株式会社
接着剤の製造方法および積層体の製造方法
1か月前
三井化学株式会社
光造形用モノマー組成物、光造形用光硬化性組成物、歯科用製品、及び、光造形物の製造方法
19日前
三井化学株式会社
ポリカーボネート樹脂のアルコリシス用触媒、ポリカーボネート樹脂の分解方法、及びジオールの製造方法。
18日前
三井化学株式会社
ペリクル枠、ペリクル、ペリクルの製造方法、及びペリクル枠の評価方法
27日前
続きを見る
他の特許を見る