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公開番号2025137531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2025114516,2023535683
出願日2025-07-07,2021-12-06
発明の名称車両のフロントガラス用の特有の破壊挙動を備えたガラス
出願人コーニング インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人
主分類C03C 3/091 20060101AFI20250911BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】特有の破壊挙動を備えた比較的厚い厚さで溶融成形することができるホウケイ酸ガラス組成物及びガラス積層体を提供する。
【解決手段】ホウケイ酸ガラス組成物が、少なくとも75モル%のSiO2、少なくとも10モル%のB2O3、並びに、SiO2、B2O3、及びAl2O3の合計が少なくとも90モル%になるような量のAl2O3を含む組成を有し、500kPより大きい液相粘度を含み、1725℃以下のホウケイ酸ガラス組成物の粘度が200Pになる温度を含む。約2モル%から約8モル%のNa2Oや約1モル%から約4モル%のK2Oをさらに含んでもよい。
【選択図】図6A
特許請求の範囲【請求項1】
ホウケイ酸ガラス組成物であって、
少なくとも75モル%のSiO


少なくとも10モル%のB



;及び
SiO

、B



、及びAl



の合計が少なくとも90モル%になるような量のAl



を含み、ここで、
前記ホウケイ酸ガラス組成物が500kP超の液相粘度を含み;かつ
前記ホウケイ酸ガラス組成物が、1725℃以下の前記ホウケイ酸ガラス組成物の粘度が200Pとなる温度を含む、
ホウケイ酸ガラス組成物。

発明の詳細な説明【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、各々がその全体においてここに参照することによって本明細書に援用される、2020年12月10日出願の米国仮特許出願第63/123,863号、2021年5月3日出願の米国仮特許出願第63/183,292号、2021年5月3日出願の米国仮特許出願第63/183,271号、及び2021年6月30日出願の米国特許出願第17/363,266号の利益を主張する。また、本出願は、2021年12月6日に出願された特願2023-535683号の分割出願である。
続きを表示(約 2,000 文字)【技術分野】
【0002】
本開示は、ガラス組成物及びそれから製造されるガラス物品に関し、より詳細には、比較的厚い厚さで溶融成形することができるホウケイ酸ガラス組成物及びそれから製造されるガラス物品に関する。
【背景技術】
【0003】
ガラスは、その光学的透明性及び耐久性に起因して、窓に用いられる。自動車用及び建築用の窓は、単一のガラスプライ、又はポリマー材料の中間層が間に配置された2つのガラスプライを含む積層体を含みうる。特に自動車用途では、燃費及び/又は衝撃性能を向上させるために積層体を使用する傾向がある。ある特定の積層体設計では、より厚い外側ガラスプライと薄い内側ガラスプライを利用する場合がある。例えば、より厚いガラスプライはソーダ石灰ガラスであってもよく、これは熱衝撃を受けやすく、例えば道路から投げ込まれた石又は他の破片による衝撃によって亀裂が発生しやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、積層体のより厚い外側ガラスプライとして使用するための改良されたガラスが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一態様によれば、本開示の実施形態はホウケイ酸ガラス組成物に関する。特に指定しない限り、本明細書に開示されるガラス組成物は、酸化物基準で分析した、モルパーセント(モル%)で記載される。1つ以上の実施形態では、ホウケイ酸ガラス組成物は、少なくとも74モル%のSiO

、少なくとも10モル%のB



、並びに、SiO

、B



、及びAl



の合計が少なくとも90モル%になるような量のAl



を含む。1つ以上の実施形態では、ホウケイ酸ガラス組成物は500kPより大きい液相粘度を有する。1つ以上の実施形態では、ホウケイ酸ガラス組成物は、1725℃以下のホウケイ酸ガラス組成物の粘度が200Pになる温度を有する。
【0006】
別の態様によれば、本開示の実施形態は、ガラスプライに関する。ガラスプライは、第1の主面と、該第1の主面とは反対側の第2の主面とを有する。ガラスプライは、本明細書に記載されるホウケイ酸ガラス組成物の1つ以上の実施形態から作られる。
【0007】
さらに別の態様によれば、本開示の実施形態は、積層体に関する。積層体は、本明細書に記載されるガラスプライの1つ以上の実施形態による第1のガラスプライを含む。積層体はまた、第2のガラスプライ、及び第1のガラスプライを第2のガラスプライに結合する中間層も含む。
【0008】
さらに別の態様によれば、本開示の実施形態は、自動車用ガラスに関する。自動車用ガラスは、前述の積層体による積層体から製造される。
【0009】
さらなる態様によれば、本開示の実施形態は、車両に関する。車両は、車両の内部を画成する本体と、少なくとも1つの開口部と、該少なくとも1つの開口部に配置された上述の自動車用ガラスとを含む。車両において、第2のガラスプライは車両の内部に面して配置され、第1のガラスプライは車両の外部に面する。1つ以上の実施形態では、第1のガラスプライは車両の内部に面して配置され、第2のガラスプライは車両の外部に面する。
【0010】
さらなる態様によれば、本開示の実施形態は、ガラスプライを形成する方法に関する。ガラスプライは、第1の主面と第2の主面とを有する。該方法において、アイソパイプ内のトラフは、500kPより大きい液相粘度と、1725℃未満のガラス組成物の粘度が200Pになる温度とを有するホウケイ酸ガラス組成物の少なくとも2つの流れによって溢れる。1つ以上の実施形態では、ホウケイ酸ガラス組成物は、少なくとも74モル%のSiO

と、少なくとも10モル%のB



とを含む。さらには、1つ以上の実施形態では、組成物は、少なくとも90モル%のSiO

、B



、及びAl



の合計量を含む。該方法の1つ以上の実施形態では、ホウケイ酸ガラス組成物の少なくとも2つの流れがアイソパイプのルートで融着して、第1の主面と第2の主面との間に少なくとも2mmの厚さを有するガラスプライを形成する。
(【0011】以降は省略されています)

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