特許ウォッチ

公開番号2025137163
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036213
出願日2024-03-08
発明の名称制御装置、収納システム、端末装置及びプログラム
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類B65G 1/00 20060101AFI20250911BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】利用者にとっての収納装置の利便性を高める。
【解決手段】制御装置は、収容物を収容可能な収納ボックスを搬送する搬送車と、搬送車により搬送された収納ボックスを収納する収納装置とを制御する。制御装置は、収納ボックスの位置から収納装置の位置までの移動を搬送車に指示する移動指示処理と、指示に応じて移動した搬送車が搬送した収納ボックスを内部に収納するよう収納装置に指示する収納指示処理とを行う制御部、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
収容物を収容可能な収納ボックスを搬送する搬送車、及び、前記搬送車により搬送された前記収納ボックスを収納する収納装置を制御する制御装置であって、
前記収納ボックスの位置から前記収納装置の位置までの移動を前記搬送車に指示する移動指示処理と、前記指示に応じて移動した前記搬送車が搬送した前記収納ボックスを内部に収納するよう前記収納装置に指示する収納指示処理とを行う制御部、
を備える制御装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記制御部は、端末装置に表示された地図情報において指定された前記収納ボックスの位置へ移動するよう前記搬送車に指示し、指定された前記位置に到着した前記搬送車に対して前記移動指示処理を行う、
請求項１に記載の制御装置。
【請求項３】
前記制御部は、所定の時刻に、又は、利用者が入力した予約時刻に前記収納ボックスの位置へ移動するよう前記搬送車に指示し、前記収納ボックスの位置に到着した前記搬送車に対して前記移動指示処理を行う、
請求項１に記載の制御装置。
【請求項４】
前記制御部は、検出された利用者の位置の情報に基づき前記移動指示処理を行う、
請求項１に記載の制御装置。
【請求項５】
前記制御部は、利用者が前記収納ボックスを使用する施設の利用を終了する予定時刻に、前記予定時刻から所定時間前又は経過後に、あるいは、前記利用者が前記施設の利用終了を入力した場合に、前記施設の位置の前記搬送車に対して前記移動指示処理を行う、あるいは、前記施設の位置へ移動するよう前記搬送車に指示し、前記施設の位置に到着した前記搬送車に対して前記移動指示処理を行う、
請求項１に記載の制御装置。
【請求項６】
前記制御部は、所定の場所に設置されたセンサが利用者の存在を検出した、又は、利用者が所定時間以上不在であることを検出した場合に、前記収納ボックスの位置の前記搬送車に対して前記移動指示処理を行う、
請求項１に記載の制御装置。
【請求項７】
前記制御部は、利用者がタスクを終了する予定時刻に、前記予定時刻から所定時間前又は経過後に、あるいは、タスクの終了が入力された場合に、前記収納ボックスの位置の前記搬送車に対して前記移動指示処理を行う、あるいは、前記前記収納ボックスの位置へ移動するよう前記搬送車に指示し、前記収納ボックスの位置に到着した前記搬送車に対して前記移動指示処理を行う、
請求項１に記載の制御装置。
【請求項８】
前記収納ボックスの位置は、前記移動指示処理の前に前記搬送車が前記収納装置から取り出された前記収納ボックスを搬送した場所である、
請求項１に記載の制御装置。
【請求項９】
前記制御部は、前記収納ボックスの位置の前記搬送車が備えるセンサが荷重を検出した場合に、前記搬送車に対して前記移動指示処理を行う、
請求項１に記載の制御装置。
【請求項１０】
収容物を収容可能な収納ボックスを搬送する搬送車と、
前記搬送車により搬送された前記収納ボックスを収納する収納装置と、
前記収納ボックスの位置から前記収納装置の位置までの移動を前記搬送車に指示する移動指示処理と、前記指示に応じて移動した前記搬送車が搬送した前記収納ボックスを内部に収納するよう前記収納装置に指示する収納指示処理とを行う制御部と、
を備える収納システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、制御装置、収納システム、端末装置及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、オフィス等の執務空間においては、業務を行う際、予め、利用者ごとに割り当てられたデスクを利用していた。これに対し，近年、複数のデスクの中から、空いているデスクを利用者が自由に選択して利用する、いわゆるフリーアドレス化が図られることがある。
【０００３】
この場合、利用者は、自らが使用する書類、文具、ノート型ＰＣ（パーソナルコンピュータ）等の使用物を、ロッカーや収納棚等の収納什器に収納しておく。デスクを利用する際、利用者は、使用物を収納什器から取出し、利用するデスクまで運ぶ。デスクの利用を終了する際、利用者は、使用物をデスクから収納什器に戻す。
【０００４】
一方、オフィスで使用する書類を格納する自動書庫には、複数の書庫を有し、利用頻度によって書類をそれら書庫に分散して格納するものがある（例えば、特許文献１参照）。この自動書庫では、搬送機が書庫間の書類を搬送することにより分散格納を実現している。また、オフィス内のミーティングスペースにワーカが存在する場合に、自律移動装置がそのミーティングスペースにおいて飲食物を搬送して提供するシステムがある（例えば、特許文献２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開平６－３２７５２０号公報
特開２０２２－６４７７５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
利用者は、使用物を収納什器から出し入れする際、自らに割り当てられた収納什器の位置まで赴く必要がある。収納什器は、執務空間の有効利用を図るため、執務空間の壁面に沿った位置等に設けられることも多い。このため、収納什器からデスクまでの距離が長くなり、使用物を運ぶのに手間が掛かることもある。従来技術はこのような煩雑な作業を軽減するものではない。
【０００７】
本発明は、利用者にとっての収納什器利用の利便性を高めることができる制御装置、収納システム、端末装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
（１）本発明の一態様は、収容物を収容可能な収納ボックスを搬送する搬送車、及び、前記搬送車により搬送された前記収納ボックスを収納する収納装置を制御する制御装置であって、前記収納ボックスの位置から前記収納装置の位置までの移動を前記搬送車に指示する移動指示処理と、前記指示に応じて移動した前記搬送車が搬送した前記収納ボックスを内部に収納するよう前記収納装置に指示する収納指示処理とを行う制御部、を備える。
【０００９】
（２）上記（１）の態様に係る制御装置において、前記制御部は、端末装置に表示された地図情報において指定された前記収納ボックスの位置へ移動するよう前記搬送車に指示し、指定された前記位置に到着した前記搬送車に対して前記移動指示処理を行う。
【００１０】
（３）上記（１）の態様に係る収納装置において、前記制御部は、所定の時刻に、又は、利用者が入力した予約時刻に前記収納ボックスの位置へ移動するよう前記搬送車に指示し、前記収納ボックスの位置に到着した前記搬送車に対して前記移動指示処理を行う。
（【００１１】以降は省略されています）

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