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公開番号
2025136926
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035865
出願日
2024-03-08
発明の名称
通船ゲート
出願人
ゼニヤ海洋サービス株式会社
代理人
個人
主分類
E02B
15/00 20060101AFI20250911BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】 フェンスが水面よりも上方に位置するものであって、小型船が通過しやすい乗り越え式ゲートを提供する。
【解決手段】 本発明の通船ゲート1は、水面Mよりも上方に位置するフェンス45に船体3を乗り越えさせる通船ゲート1であって、フェンス45の少なくとも側方を支持する左右一対の内上下フレーム41、41と、各々の内上下フレームから船体の進行方向と交差する方向に延設された中央ローラフレーム31、31に接続されてフェンスの前後近傍に配置される中央ローラスイッチ10、10と、各々の中央ローラスイッチの外側に離間して配置される外側ローラスイッチ20、20と、を備えてなり、中央ローラスイッチと外側ローラスイッチは、フェンス45の左右方向中央に空隙からなるプロペラ通過部5を有し、外側ローラスイッチ20は、離間位置から中央ローラスイッチ10に当接する当接位置まで前後移動可能としたこと、を特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水面よりも上方に位置するフェンスに船体を乗り越えさせる通船ゲートであって、
前記フェンスの少なくとも側方を支持する左右一対の内上下フレームと、各々の前記内上下フレームから前記船体の進行方向と交差する方向に延設された中央ローラフレームに接続されて前記フェンスの前後近傍に配置される中央ローラスイッチと、前記各々の中央ローラスイッチの外側に離間して配置される外側ローラスイッチと、を備えてなり、
前記中央ローラスイッチと前記外側ローラスイッチは、前記フェンスの左右方向中央に空隙からなるプロペラ通過部を有し、
前記外側ローラスイッチは、離間位置から前記中央ローラスイッチに当接する当接位置まで前後移動可能としたことを特徴とする通船ゲート。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
左右一対の内上下フレームと中央ローラフレームとの接続位置よりも下方で接続され傾斜して上方に向かう左右及び前後一対の傾斜フレームと、前記傾斜フレームの先端から船体の進行方向と交差する方向に延設された外側ローラフレームと、を有し、前記外側ローラフレームに外側ローラスイッチを接続するものであって、
前後一対に配置される前記傾斜フレーム間に掛け渡す長孔を有するガイド部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の通船ゲート。
【請求項3】
側面視において外側ローラスイッチと中央ローラスイッチが当接した状態で、フェンスの上端と前記外側ローラスイッチの円周面とを結ぶ線のうち最も水平線から傾斜角度を小さい線を基準線とし、
前記基準線よりも前記中央ローラスイッチが進行方向側に位置することを特徴とする請求項2に記載の通船ゲート。
【請求項4】
左右一対の内上下フレームは、所定高さにおいて船体の進行方向と交差する方向を軸方向として揺動可能に上下メインフレームに軸支位置で軸支され、
前記軸支位置よりも上方に位置する中央ローラスイッチ及び外側ローラスイッチは浮体からなり、前記軸支位置よりも下方で内上下フレームに沈錘を配置することを特徴とする請求項1、2または3のいずれか一項に記載の通船ゲート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダム、河川、湖沼、海における流木止めを有する通船ゲートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、水上において水域を区分けする通船ゲートにおいて、船舶で移動する際に通船ゲートに備えられた扉の開閉や、扉を乗り越えることによって通船可能とするものがある。このうち扉を船舶で押し倒して進むもの(特許文献1)や、船で乗り上げるもの(特許文献2)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-328343号公報
特許第6506465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の通船ゲートは、扉体から船の進行方向に沿って前後に突設された押し当て部で扉体を回動水没させるものであるため、かかる押し当て部で扉体を水没させるまで回動させるには相当な衝撃を船が受け、大きな推進力を有さなければ回動水没させることが難しい。特に、通船ゲートを通過する際には船が減速しつつ侵入することが多く、ダム湖や河川などの水域で使用される小型船にとっては扉体を回動水没させるための推進力が乏しい可能性がある。
【0005】
また、特許文献2のような扉を乗り越えるものは小型船にとって通過しやすいものであったが、フェンスの中央上部には水面よりも高い部分が存在せず、流木などが引っ掛かり、遮蔽してしまうことがあった。
【0006】
そこで、本発明は上記課題に鑑み、フェンスが水面よりも上方に位置するものであって、小型船にとって通過しやすい乗り越え式ゲートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため本発明は、水面よりも上方に位置するフェンスに船体を乗り越えさせる通船ゲートであって、
前記フェンスの少なくとも側方を支持する左右一対の内上下フレームと、各々の前記内上下フレームから前記船体の進行方向と交差する方向に延設された中央ローラフレームに接続されて前記フェンスの前後近傍に配置される中央ローラスイッチと、前記各々の中央ローラスイッチの外側に離間して配置される外側ローラスイッチと、を備えてなり、
前記中央ローラスイッチと前記外側ローラスイッチは、前記フェンスの左右方向中央に空隙からなるプロペラ通過部を有し、
前記外側ローラスイッチは、離間位置から前記中央ローラスイッチに当接する当接位置まで前後移動可能としたことを特徴とする。
【0008】
また、左右一対の内上下フレームと中央ローラフレームとの接続位置よりも下方で接続され傾斜して上方に向かう左右及び前後一対の傾斜フレームと、傾斜フレームの先端から船体の進行方向と交差する方向に延設された外側ローラフレームと、を有し、前記外側ローラフレームに外側ローラスイッチを接続するものであって、
前後一対に配置される前記傾斜フレーム間に掛け渡す長孔を有するガイド部材を備えることが好ましい。
【0009】
また、側面視において外側ローラスイッチと中央ローラスイッチが当接した状態で、フェンスの上端と前記外側ローラスイッチの円周面とを結ぶ線のうち最も水平線から傾斜角度を小さい線を基準線とし、
前記基準線よりも前記中央ローラスイッチが進行方向側に位置することを特徴とすることが好ましい。
【0010】
また、左右一対の内上下フレームは、所定高さにおいて船体の進行方向と交差する方向を軸方向として揺動可能に上下メインフレームに軸支位置で軸支され、
前記軸支位置よりも上方に位置する中央ローラスイッチ及び外側ローラスイッチは浮体からなり、前記軸支位置よりも下方で内上下フレームに沈錘を配置することが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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