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公開番号
2025136710
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035493
出願日
2024-03-08
発明の名称
電極構造,真空インタラプタ
出願人
株式会社明電舎
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01H
33/664 20060101AFI20250911BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】所望の磁界発生機能が得られ易くすることに貢献可能な技術を提供する。
【解決手段】電極2a,2bのコイル部3において、コイル周方向に分割された複数個の棒状片7を備え、当該各棒状片7におけるコイル周方向で隣接する同士が互いに係合することにより、全体として筒状をなしている構成とする。棒状片7は、軸心方向に延在した形状であって、一方側端面71の中央部の位置に凸部71aが設けられ、他方側端面72の中央部の位置に凹部72aが設けられたものとする。各棒状片7の隣接同士は、当該隣接同士のうち一方における凹部72aに、他方における凸部71aの突出方向先端部71b側が嵌め込まれて、互いに係合する。当該隣接同士の両者間においては、凸部71aから電極対向方向側に延在した形状の第1スリット状間隙73と、当該凸部71aから電極対向方向の反対側に延在した形状の第2スリット状間隙74と、が設けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁性の筒状本体を有して成る真空容器内において、当該筒状本体の軸心方向で互いに対向して接離自在に設けられている一対の電極と、
前記各電極をそれぞれ前記対向方向の反対側で支持している一対の通電軸と、
を備え、
前記各電極は、
前記軸心方向に延在した筒状のコイル部と、
前記コイル部における前記対向方向側の開口部に設けられている接点部と、
前記コイル部における前記対向方向の反対側に設けられ、前記通電軸に支持されているアダプタ部と、
を有し、
前記コイル部は、当該コイル部の周方向に分割された複数個の棒状片を備え、当該各棒状片における前記周方向で隣接する同士が互いに係合することにより、全体として筒状をなしており、
前記棒状片は、
前記軸心方向に延在した形状であって、
当該棒状片における前記周方向の一方側である一方側端面のうち前記軸心方向の中央部の位置に、当該周方向の一方側に突出した形状の凸部が設けられており、
当該棒状片における前記周方向の他方側である他方側端面のうち前記軸心方向の中央部の位置に、当該周方向の一方側に窪んだ形状の凹部が設けられており、
前記隣接する同士は、当該隣接する同士の一方における前記凹部に、当該隣接する同士の他方における前記凸部の突出方向先端部側が嵌め込まれて、互いに係合しており、
前記隣接する同士の両者間には、
前記凸部から前記対向方向側に延在した形状であって、前記コイル部の径方向に貫通した形状の第1スリット状間隙と、
前記凸部から前記対向方向の反対側に延在した形状であって、前記コイル部の径方向に貫通した形状の第2スリット状間隙と、
が設けられていることを特徴とする電極構造。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記棒状片は、前記軸心方向から前記周方向側に傾斜した姿勢で、前記軸心方向に延在していることを特徴とする請求項1記載の電極構造。
【請求項3】
前記棒状片は、前記周方向に旋回しながら前記軸心方向に延在した円弧形状を成していることを特徴とする請求項1記載の電極構造。
【請求項4】
前記棒状片は、前記軸心方向に対しZ巻き方向に延在していることを特徴とする請求項1記載の電極構造。
【請求項5】
前記各電極のうち一方における前記棒状片は、前記軸心方向に対しZ巻き方向に延在し、
前記各電極のうち他方における前記棒状片は、前記軸心方向に対しS巻き方向に延在している、
ことを特徴とする請求項1記載の電極構造。
【請求項6】
前記隣接する同士は、前記凸部と前記凹部との両者間の余剰スペースに設置されたロウ材を介してロウ付けされていることと特徴とする請求項1記載の電極構造。
【請求項7】
前記凸部の根元部と前記突出方向先端部との間の位置に、当該凸部の外周側に突出した形状の爪部が設けられていることを特徴とする請求項6記載の電極構造。
【請求項8】
請求項1~7の何れかに記載の電極構造を備えていることを特徴とする真空インタラプタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電極構造,真空インタラプタに係るものであって、例えば種々の電力設備等に適用可能な技術に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば種々の電力設備等に適用されている真空インタラプタの一例としては、絶縁性の筒状本体を有して成る真空容器内において、当該筒状本体の軸心方向(後述の図2,図3ではコイル部3の軸心30の延在方向と同じ方向;以下、単に軸心方向と適宜称する)に互いに対向(以下、当該対向する方向を、単に電極対向方向と適宜称する)した姿勢で接離自在となるように、一対の電極(固定電極,可動電極)を設けた構成が挙げられる。この真空容器には、各電極の背面側(電極対向方向の反対側)をそれぞれ支持するように、一対の通電軸(リード)が設けられている。また、各通電軸のうち一方(例えば後述の可動側通電軸12b)は、軸心方向に伸縮自在なベローズを介して、真空容器内側に支持されている。
【0003】
このような構成の真空インタラプタによれば、真空容器内(具体的には真空容器内におけるベローズの外周側)の真空状態を維持しながら、各通電軸のうち一方(可動側通電軸)を軸心方向に移動させることができる。これにより、当該通電軸の移動に応じて各電極を接離し、接点を開閉することが可能となる。
【0004】
各電極においては、所望の遮断性能を発揮し易くする等の目的で、磁界発生機能を持つように構成することが、一般的となっている。この構成の一例としては、軸心方向に延在した筒状のコイル部(磁界発生コイル部)と、当該コイル部における電極対向方向側(接点側)に設けられている接点部と、当該コイル部における背面側(電極対向方向の反対側)を通電軸に支持するアダプタ部と、を有した構成が挙げられる(例えば特許文献1~4)。
【0005】
このような構成の各電極を接離して接点を開閉する場合、当該電極に対して応力(例えば、軸心方向の慣性力や機械的衝撃力等)が加わることがある。コイル部や接点部等には、磁界発生機能を持つように複数個のスリット孔が設けられているため、電極の機械的強度等が低くなり易い。その結果、所望の電極特性(機械的特性,電気的特性等)を維持することが困難となることも考えられる。
【0006】
今後、真空インタラプタの高電圧化や大容量化等が図られると、接点の開閉速度が速くなり、その開閉に要する操作力も大きくなり得ることから、前記のような応力も大きくなってしまうおそれがある。
【0007】
そこで、必要に応じて、コイル部の内周側に筒状の補強部を同心状に設ける等により、前記応力に耐え得るようにし、所望の電極特性を維持し易くすることが検討されている。
【0008】
スリット孔においても、所望の磁界発生機能を発揮し易くすることを考慮して、スリット幅(短手方向の幅)が狭い形状、スリット長さ(長手方向の長さ)が長い形状、コイル部の周方向(以下、単にコイル周方向と適宜称する)に旋回しながら軸心方向に延在した形状(以下、単に旋回形状と適宜称する)等、種々の形状とすることが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2003-086068号公報
特開2003-086067号公報
特開2003-151413号公報
特開2018-181681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
各電極のコイル部にスリット孔を形成する手法としては、例えば、予め筒状に成形された筒状体(コイル部)に対し、回転刃等を用いたスリット加工を施す手法が知られている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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