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公開番号2025136570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035236
出願日2024-03-07
発明の名称食器洗浄機用ブースター
出願人株式会社パロマ
代理人個人,個人
主分類A47L 15/42 20060101AFI20250911BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】タンクへの注水時の気泡の発生を抑制して、空気を含む湯水が熱源ユニットへ供給されることを防止する。
【解決手段】食器洗浄機用ブースター1において、内部循環路5は、循環ポンプが設けられてタンク4から熱源ユニットへ湯水が流れる内部往き配管47と、熱源ユニットからタンク4へ湯水が流れる内部戻り配管48とを含む。タンク4内には、注水口40が設けられると共に注水口40の下方で内部往き配管47が接続される前側領域E1と、内部戻り配管48が接続される後側領域とを、湯水の行き来を許容する状態で仕切る仕切壁が設けられている。前側領域E1には、注水口40と満水位置Lとの間に設けられ、注水口40から注水される水の落下方向と交差する受け面74と、受け面74と連続し、受け面74に落下した水を下向きに誘導する誘導面75とを含む受け部材70が設けられている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
熱源ユニットと、
湯水を所定の満水位置まで貯留可能で、前記満水位置よりも高い位置に注水口を有するタンクと、
循環ポンプを備えて前記タンク内の水を前記熱源ユニットとの間で循環させる内部循環路と、を含み、
前記循環ポンプを作動させて前記タンク内の水を前記内部循環路を介して前記熱源ユニットとの間で循環させながら前記熱源ユニットで加熱し、加熱した湯水を外部の食器洗浄機へ供給可能な食器洗浄機用ブースターであって、
前記内部循環路は、前記循環ポンプが設けられて前記タンクから前記熱源ユニットへ湯水が流れる往き配管と、前記熱源ユニットから前記タンクへ湯水が流れる戻り配管とを含み、
前記タンク内には、前記注水口が設けられると共に前記注水口の下方で前記往き配管が接続される第1領域と、前記戻り配管が接続される第2領域とを、湯水の行き来を許容する状態で仕切る仕切壁が設けられて、
前記第1領域には、前記注水口と前記満水位置との間に設けられ、前記注水口から注水される水の落下方向と交差する受け面と、前記受け面と連続し、前記受け面に落下した水を下向きに誘導する誘導面とを含む受け部材が設けられていることを特徴とする食器洗浄機用ブースター。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記受け部材の下方には、上下方向に配置され、前記誘導面で誘導される水を前記誘導面よりも下方に誘導すると共に、下部が前記往き配管の入口と対向し、前記タンクの下側内面との間に隙間を有する第2の仕切壁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機用ブースター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、業務用の食器洗浄機に高温の湯を供給するために設置される食器洗浄機用ブースターに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
業務用の食器洗浄システムは、洗浄室に搬入された食器を洗浄する食器洗浄機と、食器洗浄機に並設されて食器洗浄機に濯ぎ用の湯を供給するための食器洗浄機用ブースターとを備えたものが知られている。食器洗浄機用ブースターは、例えば特許文献1に開示されるように、バーナ及び熱交換器を備えて供給された水をバーナの燃焼排気によって加熱する瞬間加熱式の熱源ユニットと、湯水を貯留するタンクと、熱源ユニットとタンクとの間に接続される往き管と戻り管とを含む内部循環路とを備えている。タンク内の湯水は、外部の給湯用配管を介して食器洗浄機へ供給可能となっている。
この食器洗浄機用ブースターでは、タンク内に設けたフロートスイッチによって水位の低下が検出されると、上部に設けた注水口から水道水が補給される。一方、タンク内に設けたサーミスタによって湯水温度の所定温度からの低下が検出されると、熱源ユニットが作動すると共に、往き管に設けたポンプが作動して、タンク内の湯水を内部循環路を介して熱源ユニットとの間で循環させながら加熱し、温度が維持されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-141253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
食器洗浄機用ブースターでは、注水口から水道水が供給される際、タンク内の上部から注水された水が、勢いを保ったまま低い水面に衝突する。この衝突に伴って気泡が発生すると、熱源ユニット及びポンプが作動した場合、空気を含んだ湯水が熱源ユニットに送られることになる。このため加熱ムラが生じ、所定温度への到達に時間が掛かって熱効率の低下を招いてしまう。
【0005】
そこで、本開示は、タンクへの注水時の気泡の発生を抑制して、空気を含む湯水が熱源ユニットへ供給されることを防止できる食器洗浄機用ブースターを提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示は、熱源ユニットと、
湯水を所定の満水位置まで貯留可能で、前記満水位置よりも高い位置に注水口を有するタンクと、
循環ポンプを備えて前記タンク内の水を前記熱源ユニットとの間で循環させる内部循環路と、を含み、
前記循環ポンプを作動させて前記タンク内の水を前記内部循環路を介して前記熱源ユニットとの間で循環させながら前記熱源ユニットで加熱し、加熱した湯水を外部の食器洗浄機へ供給可能な食器洗浄機用ブースターであって、
前記内部循環路は、前記循環ポンプが設けられて前記タンクから前記熱源ユニットへ湯水が流れる往き配管と、前記熱源ユニットから前記タンクへ湯水が流れる戻り配管とを含み、
前記タンク内には、前記注水口が設けられると共に前記注水口の下方で前記往き配管が接続される第1領域と、前記戻り配管が接続される第2領域とを、湯水の行き来を許容する状態で仕切る仕切壁が設けられて、
前記第1領域には、前記注水口と前記満水位置との間に設けられ、前記注水口から注水される水の落下方向と交差する受け面と、前記受け面と連続し、前記受け面に落下した水を下向きに誘導する誘導面とを含む受け部材が設けられていることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記受け部材の下方には、上下方向に配置され、前記誘導面で誘導される水を前記誘導面よりも下方に誘導すると共に、下部が前記往き配管の入口と対向し、前記タンクの下側内面との間に隙間を有する第2の仕切壁が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、受け部材により、注水される水がタンク内の湯水に入り込む際の勢いを弱めることができる。よって、タンクへの注水時の気泡の発生を抑制して、空気を含む湯水が熱源ユニットへ供給されることを防止できる。
本開示の別の態様では、誘導面で誘導される水を誘導面よりも下方に誘導すると共に、下部が往き配管の入口と対向し、タンクの下側内面との間に隙間を有する第2の仕切壁が設けられている。
この態様によれば、タンク内の湯水が往き配管の入口に達する前に、第2の仕切壁の下端を潜らせることで、湯水に含まれる気泡を分離させることができる。よって、空気を含む湯水が熱源ユニットへ供給されることをより効果的に防止可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
食器洗浄機用ブースターの斜視図である。
食器洗浄機用ブースターの中央縦断面図である。
天板と前後左右の外パネルとを省略した状態を右後ろ上方から示す斜視図である。
図2のA-A線断面図である。
タンクの後部を後壁部及び左壁部の一部を破断して示す斜視図である。
図2のB-B線拡大断面図である。
タンクの全体を天壁部及び前壁部、左壁部の各一部を破断して示す斜視図である。
図6のC-C線断面図である。
図8のD-D線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本開示に係る食器洗浄機用ブースター(以下単に「ブースター」と略称する。)1の一例を示す斜視図、図2は中央縦断面図、図3は、天板と前後左右の外パネルとを省略した状態を右後ろ上方から示す斜視図である。図4は図2のA-A線拡大断面図である。なお、本形態のブースター1では、後述する操作部17及び給気部18が設けられる外パネル15を正面(前面)として説明する。
【0010】
ブースター1は、筐体2と、熱源ユニット3と、タンク4と、内部循環路5と、ガス供給部6と、注水部7と、コントローラ8とを備えている。
筐体2は、底板10と、天板11と、4本の脚12,12・・と、4本の縦フレーム13,13・・と、4本の横フレーム14,14・・と、4枚の外パネル15,15・・とを含んでなる。底板10は、平面視矩形状で、四辺がそれぞれ上向きに折り返されている。各脚12は、底板10の下面四隅で下向きに取り付けられて底板10を水平に支持している。各縦フレーム13は、底板10の折り返し部に固定されて底板10の四隅に立設されている。各横フレーム14は、前後左右に隣接する縦フレーム13,13の上端間に架設されている。天板11は、横フレーム14,14・・に取り付けられて筐体2の上面を閉塞している。天板11の上面には、熱源ユニット3の後述する排気部22に接続される排気ダクト16が設けられている。
各外パネル15は、底板10及び天板11と各縦フレーム13及び各横フレーム14とで囲まれる筐体2の前後面及び左右の側面に取り付けられて各面を閉塞している。正面の外パネル15には、上側に操作部17が、下側に給気部18がそれぞれ設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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