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公開番号
2025136349
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034861
出願日
2024-03-07
発明の名称
ロープ下降方法およびそれに用いられるロープ構造
出願人
株式会社特殊高所技術
代理人
個人
主分類
A62B
1/14 20060101AFI20250911BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】下降器の操作に対して過度の負担を強いることがなく、また作業性や安全性を損なうことのないロープ下降方法を提供する。
【解決手段】作業員Wは、第1の副ロープ14、第2の副ロープ16、主ロープ10の順にロープを持ち替えながら懸垂下降を行う。第1の副ロープ14に下降器を装着して懸垂下降を行う。第1の副ロープ14の終点に到達したら、第1の副ロープ14から下降器を取り外して第2の副ロープ16に装着し、さらに懸垂下降を行う。第2の副ロープ16の終点に到達したら、第2の副ロープ16から下降器を取り外して主ロープ10に装着し、さらに懸垂下降を行う。以上により、下降器に加わる荷重が軽減されることにより操作負担が軽減されるため、作業員の作業性および安全性を確保することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
支点から垂下する主ロープと、前記主ロープに所定の間隔で緊結された複数の副ロープと、下降器を用いるロープ下降方法であり、
上位側にある第1の副ロープに装着した下降器を操作しながら下降する工程と、
第1の副ロープの末端近くまで下降したら、第1の副ロープ14から下降器を取り外して第2の副ロープ16に装着する工程と、
第2の副ロープに装着した下降器を操作しながら下降する工程、
を含むロープ下降方法。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記第1の副ロープの末端側の一部が、前記第2の副ロープの先端側の一部と鉛直方向において同じ位置にあることを特徴とする、
請求項1に記載のロープ下降方法。
【請求項3】
前記第1の副ロープの末端から少なくとも5mの部分が、前記第2の副ロープの先端近傍の一部と鉛直方向において同じ位置にあることを特徴とする、
請求項2に記載のロープ下降方法。
【請求項4】
前記副ロープの重量が15kg以下であることを特徴とする、
請求項1乃至3の何れかに記載のロープ下降方法。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れかに記載のロープ下降方法に用いられるロープ構造であり、
主ロープと、前記主ロープに所定の間隔で接続された複数の副ロープを備えるロープ構造。
【請求項6】
支点から垂下する主ロープと、前記支点から垂下する第1の副ロープと、前記主ロープに緊結された第2の副ロープと、1つの下降器を用いるロープ下降方法であり、
第1の副ロープに装着した下降器を操作しながら下降する工程と、
第1の副ロープの末端近くまで下降したら、第1の副ロープから下降器を取り外して第2の副ロープに装着する工程と、
第2の副ロープに装着した下降器を操作しながら下降する工程、
を含むロープ下降方法。
【請求項7】
支点から垂下する主ロープと、前記支点から垂下する第1の副ロープと、前記主ロープに緊結された第2の副ロープと、2つの下降器を用いるロープ下降方法であり、
第1の副ロープに装着した第1の下降器を操作しながら下降する工程と、
第1の副ロープの末端近くまで下降したら、第2の下降器を第2の副ロープに装着する工程と、
第1の副ロープから第1の下降器を取り外して回収する工程と、
第2の副ロープに装着した第2の下降器を操作しながら下降する工程、
を含むロープ下降方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高所からの懸垂下降における作業員の作業性および安全性を確保することを目的としたロープ技術に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
懸垂下降におけるロープの扱い方には大きく分けると次の2通りの方法がある。第一は、総下降距離に対応する長さのロープを予め垂らしておく方法であり、第二は、ロープを巻いて身体に担ぎ、必要な長さの分だけを繰り出しながら下降する方法である。何れの方法であってもロープを用いて下降する際には、下降器と呼ばれる装置を操作しながら下降と停止を交互に繰り返す作業が必要となる。下降器に荷重が加わった状態では操作が困難であるため、下降器の下側に延びるロープを僅かに持ち上げて、ロープの緊張を一時的に解く作業が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-93914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
総下降距離が数百メートルにも及ぶ高所作業の場合、予めロープを垂らしておく方法ではロープの自重に加えて風力の影響も受けるため、下降器の操作には相当の負担が生じる。ロープを担ぎながら下降する方法であれば下降器の操作は比較的容易になるが、ロープの嵩や重量によって身体の自由が制限されるため、作業性や安全性という観点からは必ずしも好ましいものではない。
【0005】
本発明は前述の課題を解決するために、下降器の操作に対して過度の負担を強いることがなく、また作業性や安全性を損なうことのないロープ下降方法およびロープ構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様:支点から垂下する主ロープと、前記主ロープに所定の間隔で緊結された複数の副ロープと、下降器を用いるロープ下降方法であり、上位側にある第1の副ロープに装着した下降器を操作しながら下降する工程と、第1の副ロープの末端近くまで下降したら、第1の副ロープ14から下降器を取り外して第2の副ロープ16に装着する工程と、第2の副ロープに装着した下降器を操作しながら下降する工程、を含むロープ下降方法。
【0007】
本発明の第2の態様:本発明の第1の態様において、前記第1の副ロープの末端側の一部が、前記第2の副ロープの先端側の一部と鉛直方向において同じ位置にあることを特徴とする。
【0008】
本発明の第3の態様:本発明の第2の態様において、前記第1の副ロープの末端から少なくとも5mの部分が、前記第2の副ロープの先端近傍の一部と鉛直方向において同じ位置にあることを特徴とする。
【0009】
本発明の第4の態様:本発明の第1乃至3の何れかの態様において、前記副ロープの重量が15kg以下であることを特徴とする。
【0010】
本発明の第5の態様:本発明の第1乃至4の何れかの態様に用いられるロープ構造であり、
主ロープと、前記主ロープに所定の間隔で接続された複数の副ロープを備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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