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公開番号2025136067
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034251
出願日2024-03-06
発明の名称カセット
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 17/32 20060101AFI20250911BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インクリボンの斜行を抑制することに貢献するカセットを提供する。
【解決手段】カセット100の下ケース40では、第三中壁86の前端は第一中壁84の左端と接続される。第三中壁86の後端は第二中壁85の左端と接続される。第四中壁87の後端は第二中壁85の右端と接続される。下ケース40には、前壁141の右端と第一中壁84の右端との間から第四中壁87の前端と右壁144の前端との間まで続く開口である露出部92が形成される。インクリボン105は、リボンロール107から左壁142と第三中壁86との間、前壁141と第一中壁84との間、露出部92、第四中壁87と右壁144との間の順に介して巻取スプール109にかけ渡される。カセット100の凸部97は第四中壁87の前端および後端を除く領域から右方に突出し、インクリボン105の幅方向における中央部と接触し、インクリボン105を幅方向に撓ませる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
箱状を有する下ケースと、
前記下ケースに収容されるロールであって、インクリボンが巻かれ、上下方向に延びる第一軸線周りに回転可能なリボンロールと、
前記下ケースに収容されるスプールであって、前記リボンロールから前記インクリボンを巻き取る巻取スプールと
を備えたカセットであって、
前記下ケースは、
前記上下方向に直交する左右方向および前記上下方向に延び、前記上下方向と前記左右方向とに直交する前後方向に並ぶ前壁および後壁と、
前記前後方向および前記上下方向に延び、前記左右方向に並ぶ左壁および右壁と、
前記左右方向および前記上下方向に延び、前記前壁と前記後壁との間に配置される第一中壁および第二中壁であって、前記前後方向において前記前壁から前記後壁に向かう後方に向かって前記第一中壁、前記第二中壁の順に並ぶ前記第一中壁および前記第二中壁と、
前記前後方向および前記上下方向に延び、前記左壁と前記右壁との間に配置される第三中壁および第四中壁であって、前記左右方向において前記左壁から前記右壁に向かう右方に向かって前記第三中壁、前記第四中壁の順に並ぶ前記第三中壁および前記第四中壁と
を備え、
前記第三中壁の前端は、前記第一中壁の左端と接続され、
前記第三中壁の後端は、前記第二中壁の左端と接続され、
前記第四中壁の後端は、前記第二中壁の右端と接続され、
前記下ケースには、前記前壁の右端と前記第一中壁の右端との間から前記第四中壁の前端と前記右壁の前端との間まで続く開口である露出部が形成され、
前記インクリボンは、前記リボンロールから前記左壁と前記第三中壁との間、前記前壁と前記第一中壁との間、前記露出部、前記第四中壁と前記右壁との間の順に介して前記巻取スプールにかけ渡されるカセットにおいて、
前記第四中壁の前端および後端を除く領域から前記右方に突出し、前記インクリボンの幅方向における中央部と接触し、前記インクリボンを前記幅方向に撓ませる凸部を備えた
ことを特徴とするカセット。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第四中壁の後端には、前記インクリボンの前記幅方向の全体と接触し、且つ前記インクリボンの長手方向から見て前記上下方向に延びる直線状に前記インクリボンと接触し、前記インクリボンの経路を規定する第一経路規定部が設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載のカセット。
【請求項3】
前記下ケースは、
前記第一経路規定部よりも前記後方において、前記上下方向から見て前記インクリボンに対して前記第一経路規定部とは反対に設けられ、前記インクリボンのうち前記第一経路規定部が接触する位置よりも下流の部位に接触する第二経路規定部を有し、
前記凸部と前記インクリボンとの接触点と前記第二経路規定部と前記インクリボンとの接触点とを結ぶ仮想線は、前記第一経路規定部と前記インクリボンとの接触点に対して前記右方とは反対の左方を通る
ことを特徴とする請求項2に記載のカセット。
【請求項4】
前記インクリボンは、前記第四中壁と前記右壁との間を通った後、前記左右方向において前記巻取スプールの中心と前記右壁との間を通った状態を維持して前記巻取スプールによって巻き取られ、
前記第一経路規定部と前記インクリボンとの接触点を通る前記巻取スプールの外周面の一対の接線のうち、前記巻取スプールに対して前記右方を通る対象接線を定義した場合、前記第二経路規定部と前記インクリボンとの接触点は、前記対象接線よりも前記左方に位置する
ことを特徴とする請求項3に記載のカセット。
【請求項5】
前記下ケースは、
互いに直交し且つそれぞれ前記上下方向に直交する前後方向および左右方向に延び、前記上下方向に並ぶ第一壁および第二壁と、
前記前壁、前記後壁、前記左壁、および前記右壁を有し、前記第一壁の周縁から前記第二壁の周縁まで延びる周壁と
を備え、
前記第二壁には、印刷媒体が挿入される開口である挿入口が設けられ、
前記印刷媒体は、前記挿入口から前記左壁と前記第三中壁との間、前記前壁と前記第一中壁との間、前記露出部の順に通り、
前記インクリボンおよび前記印刷媒体は、前記露出部において互いに重ね合わされる
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のカセット。
【請求項6】
前記下ケースに対して、前記上下方向のうち前記第一壁から前記第二壁に向かう上方に並び、箱状を有する上ケースと、
前記上ケースに収容されるロールであって、前記印刷媒体が巻かれ、前記上下方向に延びる第二軸線周りに回転可能な媒体ロールと
を備え、
前記印刷媒体は、前記媒体ロールから引き出されて前記挿入口に挿入される
ことを特徴とする請求項5に記載のカセット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カセットに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
プリンタで使用されるインクリボンを有するカセットが知られている。例えば特許文献1に記載のカセットは、第二枠部と補助テープロールと巻取スプールとを備える。第二枠部は補助テープロールと巻取スプールとを収容する。補助テープロールは、インクリボンが巻かれることで構成される。巻取スプールは、補助テープロールからインクリボンを巻き取る。
【0003】
第二枠部は前壁、後壁、左壁、および右壁を有する。前壁および後壁は前後方向に並ぶ。左壁および右壁は左右方向に並ぶ。第二枠部は、さらに、第一中壁、第二中壁、第三中壁、および第四中壁を備える。第一中壁および第二中壁は、前壁と後壁との間に配置され、後方に向かって第一中壁、第二中壁の順に並ぶ。第三中壁および第四中壁は、左壁と右壁との間に配置され、右方に向かって第三中壁、第四中壁の順に並ぶ。第三中壁の前端は第一中壁の左端と接続される。第三中壁の後端は第二中壁の左端と接続される。第四中壁の後端は第二中壁の右端と接続される。
【0004】
第二枠部には露出部が形成される。露出部は、前壁の右端と第一中壁の右端との間から第四中壁の前端と右壁の前端との間まで続く。インクリボンは、補助テープロールから左壁と第三中壁との間、前壁と第一中壁との間、露出部、第四中壁と右壁との間の順に介して巻取スプールにかけ渡される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-148605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記カセットでは、部品バラツキ等、種々の要因により、インクリボンが斜行し、インクリボンによる印刷品質に悪影響が生じる可能性がある。
【0007】
本発明の目的は、インクリボンの斜行を抑制することに貢献するカセットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係るカセットは、箱状を有する下ケースと、前記下ケースに収容されるロールであって、インクリボンが巻かれ、上下方向に延びる第一軸線周りに回転可能なリボンロールと、前記下ケースに収容されるスプールであって、前記リボンロールから前記インクリボンを巻き取る巻取スプールとを備えたカセットであって、前記下ケースは、前記上下方向に直交する左右方向および前記上下方向に延び、前記上下方向と前記左右方向とに直交する前後方向に並ぶ前壁および後壁と、前記前後方向および前記上下方向に延び、前記左右方向に並ぶ左壁および右壁と、前記左右方向および前記上下方向に延び、前記前壁と前記後壁との間に配置される第一中壁および第二中壁であって、前記前後方向において前記前壁から前記後壁に向かう後方に向かって前記第一中壁、前記第二中壁の順に並ぶ前記第一中壁および前記第二中壁と、前記前後方向および前記上下方向に延び、前記左壁と前記右壁との間に配置される第三中壁および第四中壁であって、前記左右方向において前記左壁から前記右壁に向かう右方に向かって前記第三中壁、前記第四中壁の順に並ぶ前記第三中壁および前記第四中壁とを備え、前記第三中壁の前端は、前記第一中壁の左端と接続され、前記第三中壁の後端は、前記第二中壁の左端と接続され、前記第四中壁の後端は、前記第二中壁の右端と接続され、前記下ケースには、前記前壁の右端と前記第一中壁の右端との間から前記第四中壁の前端と前記右壁の前端との間まで続く開口である露出部が形成され、前記インクリボンは、前記リボンロールから前記左壁と前記第三中壁との間、前記前壁と前記第一中壁との間、前記露出部、前記第四中壁と前記右壁との間の順に介して前記巻取スプールにかけ渡されるカセットにおいて、前記第四中壁の前端および後端を除く領域から前記右方に突出し、前記インクリボンの幅方向における中央部と接触し、前記インクリボンを前記幅方向に撓ませる凸部を備えたことを特徴とする。
【0009】
上記態様によれば、凸部によってインクリボンが幅方向に撓むので、インクリボンが幅方向にずれようとすると、インクリボンが幅方向にずれるのを抑制する方向への力がインクリボンに作用する。よって、カセットはインクリボンの斜行を抑制することに貢献する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
プリンタ1およびカセット100の斜視図である。
カセット100が装着されていない装着部11の平面図である。
カセット100が装着された装着部11の平面図である。
カセット100の斜視図である。
カセット100の分解斜視図である。
図9に示すVI-VI線矢視方向の断面図である。
下カバー70を除いたカセット100の斜視図である。
下カバー70を除いたカセット100の斜視図である。
下カバー70の斜視図である。
カセット100の底面図である。
下カバー70を除いたカセット100の底面図である。
図11に示すXII-XII線矢視方向の断面図である。
図11に示す領域W1の拡大図である。
印刷テープ101とテープスプール102との固定態様を説明するための図である。
軸線AX3を含む平面で切った模式的な断面図である。
カセット100Aのヘッド前周壁84周辺の斜視図である。
カセット100Bのヘッド前周壁84周辺の斜視図である。
カセット200の斜視図である。
カセット200の底面図である。
下カバー70を除いたカセット300の斜視図である。
下カバー70を除いたカセット300の底面図である。
カセット300Aの底面図である。
カセット300Bの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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