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公開番号
2025136070
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034255
出願日
2024-03-06
発明の名称
カセット
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
17/32 20060101AFI20250911BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】巻取スプールによるインクリボンの巻き取り不具合を抑制することに貢献するカセットを提供する。
【解決手段】カセット100の下ケース40では、第三中壁の前端は第一中壁の左端と接続され、第三中壁の後端は第二中壁の左端と接続され、第四中壁の後端は第二中壁の右端と接続される。第二壁81は、第一中壁の上端と第二中壁の上端とにかけ渡される上かけ渡し部を含む。第一壁71には、前端から第一中壁と第二中壁との間まで切り欠かれた第一切り欠き部、第一切り欠き部から左方に向かって切り欠かれた第二切り欠き部が形成される。第一壁71は巻取スプール109の下端を支持する下支持部41を有し、第二壁81は巻取スプール109の上端を支持する上支持部43を有する。巻取スプール109の下端と下支持部41の第一隙間G1の大きさと、巻取スプール109の上端と上支持部43の第二隙間G2の大きさは異なる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
箱状を有する下ケースと、
前記下ケースに収容されるロールであって、インクリボンが巻かれ、上下方向に延びる第一軸線周りに回転可能なリボンロールと、
前記下ケースに収容されるスプールであって、前記リボンロールから前記インクリボンを巻き取る巻取スプールと
を備えたカセットであって、
前記下ケースは、
互いに直交し且つそれぞれ前記上下方向に直交する前後方向および左右方向に延び、前記上下方向に並ぶ第一壁および第二壁と、
前記第一壁の周縁から前記第二壁の周縁まで延びる周壁と
を備え、
前記周壁は、
前記左右方向および前記上下方向に延び、前記前後方向に並ぶ前壁および後壁と、
前記前後方向および前記上下方向に延び、前記左右方向に並ぶ左壁および右壁と
を備え、
前記下ケースは、さらに、
前記左右方向および前記上下方向に延び、前記前壁と前記後壁との間に配置される第一中壁および第二中壁であって、前記前後方向において前記前壁から前記後壁に向かう後方に向かって前記第一中壁、前記第二中壁の順に並ぶ前記第一中壁および前記第二中壁と、
前記前後方向および前記上下方向に延び、前記左壁と前記右壁との間に配置される第三中壁および第四中壁であって、前記左右方向において前記左壁から前記右壁に向かう右方に向かって前記第三中壁、前記第四中壁の順に並ぶ前記第三中壁および前記第四中壁と
を備え、
前記第三中壁の前端は、前記第一中壁の左端と接続され、
前記第三中壁の後端は、前記第二中壁の左端と接続され、
前記第四中壁の後端は、前記第二中壁の右端と接続され、
前記第二壁は、前記第一中壁の上端と前記第二中壁の上端とに前記前後方向にかけ渡される部位であるかけ渡し部を含み、
前記第一壁には、
前記第一壁の前端のうち前記前壁の右端よりも前記右方の部分から前記後方に向かって、前記前後方向において前記第一中壁と前記第二中壁との間まで切り欠かれた第一切り欠き部と、
前記第一切り欠き部から連続し、前記第一中壁と前記第二中壁との間を前記右方とは反対の左方に向かって切り欠かれた第二切り欠き部と
が形成され、
前記下ケースには、前記前壁の右端と前記第一中壁の右端との間から前記第四中壁の前端と前記右壁の前端との間まで続く開口である露出部が形成され、
前記リボンロールおよび前記巻取スプールは、前記第二中壁と前記後壁との間、且つ前記左壁と前記右壁との間に配置され、
前記インクリボンは、前記リボンロールから前記左壁と前記第三中壁との間、前記前壁と前記第一中壁との間、前記露出部、前記第四中壁と前記右壁との間の順に介して前記巻取スプールにかけ渡され、
前記第一壁は、前記巻取スプールの下端を回転可能に支持する下支持部を有し、
前記第二壁は、前記巻取スプールの上端を回転可能に支持する上支持部を有し、
前記巻取スプールの径方向において、前記巻取スプールの下端と前記下支持部との間には第一隙間が設けられ、
前記径方向において、前記巻取スプールの上端と前記上支持部との間には第二隙間が設けられ、
前記第一隙間の大きさおよび前記第二隙間の大きさは異なる
ことを特徴とするカセット。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記第一隙間は前記第二隙間よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載のカセット。
【請求項3】
前記第一隙間と前記第二隙間との差の絶対値は、前記下支持部の前記上下方向の厚み未満である
ことを特徴とする請求項1または2に記載のカセット。
【請求項4】
前記第一隙間と前記第二隙間との差の絶対値は、前記上支持部の前記上下方向の厚み未満である
ことを特徴とする請求項1または2に記載のカセット。
【請求項5】
前記巻取スプールは前記上下方向に延びる筒状を有し、
前記下支持部および前記上支持部の一方は、前記径方向において前記巻取スプールの内周の内側に配置され、
前記下支持部および前記上支持部の他方は、前記径方向において前記巻取スプールの外周の外側に配置される
ことを特徴とする請求項1または2に記載のカセット。
【請求項6】
前記第二壁には、印刷媒体が挿入される開口である挿入口が設けられ、
前記印刷媒体は、前記挿入口から前記左壁と前記第三中壁との間、前記前壁と前記第一中壁との間、前記露出部の順に通り、
前記インクリボンおよび前記印刷媒体は、前記露出部において互いに重ね合わされる
ことを特徴とする請求項1または2に記載のカセット。
【請求項7】
前記下ケースに対して、前記上下方向のうち前記第一壁から前記第二壁に向かう上方に並び、箱状を有する上ケースと、
前記上ケースに収容されるロールであって、前記印刷媒体が巻かれ、前記上下方向に延びる第二軸線周りに回転可能な媒体ロールと
を備え、
前記印刷媒体は、前記媒体ロールから引き出されて前記挿入口に挿入される
ことを特徴とする請求項6に記載のカセット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カセットに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
プリンタで使用されるインクリボンを有するカセットが知られている。例えば特許文献1に記載のカセットは、第二枠部と補助テープロールと巻取スプールとを備える。第二枠部は補助テープロールと巻取スプールとを収容する。補助テープロールは、インクリボンが巻かれることで構成される。巻取スプールは、補助テープロールからインクリボンを巻き取る。
【0003】
第二枠部は下壁と上壁と第二側壁とを備える。下壁および上壁は上下方向に並ぶ。第二側壁は下壁の周縁から上壁の周縁まで延び、前壁、後壁、左壁、および右壁を有する。前壁および後壁は前後方向に並ぶ。左壁および右壁は左右方向に並ぶ。第二枠部は、さらに、第一中壁、第二中壁、第三中壁、および第四中壁を備える。第一中壁および第二中壁は、前壁と後壁との間に配置され、後方に向かって第一中壁、第二中壁の順に並ぶ。第三中壁および第四中壁は、左壁と右壁との間に配置され、右方に向かって第三中壁、第四中壁の順に並ぶ。第三中壁の前端は第一中壁の左端と接続される。第三中壁の後端は第二中壁の左端と接続される。第四中壁の後端は第二中壁の右端と接続される。
【0004】
上壁は第一中壁の上端と第二中壁の上端とに前後方向にかけ渡される。下壁には切り欠き部が形成される。切り欠き部は、下壁の前端のうち前壁の右端よりも右方の部分から後方に向かって、前後方向において第一中壁と第二中壁との間まで切り欠かれる。切り欠き部は、さらに、第一中壁と第二中壁との間を左方に向かって切り欠かれる。第二枠部には露出部が形成される。露出部は、前壁の右端と第一中壁の右端との間から第四中壁の前端と右壁の前端との間まで続く。インクリボンは、補助テープロールから左壁と第三中壁との間、前壁と第一中壁との間、露出部、第四中壁と右壁との間の順に介して巻取スプールにかけ渡される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-148605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記カセットでは、上壁が第一中壁の上端と第二中壁の上端とにかけ渡される一方で、下壁において第一中壁の下端と第二中壁の下端の間には切り欠き部が形成される。これにより、上下方向において、第一中壁の下端は片持ちになっている。このため、インクリボンが前壁と第一中壁との間を通る過程で第一中壁に前方から接触すると、第一中壁の下端が第一中壁の上端に対して後方に撓む可能性がある。第一中壁の下端が第一中壁の上端に対して後方に撓むと、インクリボンが斜行し、巻取スプールによるインクリボンの巻き取り不具合が生じる可能性がある。
【0007】
本発明の目的は、巻取スプールによるインクリボンの巻き取り不具合を抑制することに貢献するカセットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係るカセットは、箱状を有する下ケースと、前記下ケースに収容されるロールであって、インクリボンが巻かれ、上下方向に延びる第一軸線周りに回転可能なリボンロールと、前記下ケースに収容されるスプールであって、前記リボンロールから前記インクリボンを巻き取る巻取スプールとを備えたカセットであって、前記下ケースは、互いに直交し且つそれぞれ前記上下方向に直交する前後方向および左右方向に延び、前記上下方向に並ぶ第一壁および第二壁と、前記第一壁の周縁から前記第二壁の周縁まで延びる周壁とを備え、前記周壁は、前記左右方向および前記上下方向に延び、前記前後方向に並ぶ前壁および後壁と、前記前後方向および前記上下方向に延び、前記左右方向に並ぶ左壁および右壁とを備え、前記下ケースは、さらに、前記左右方向および前記上下方向に延び、前記前壁と前記後壁との間に配置される第一中壁および第二中壁であって、前記前後方向において前記前壁から前記後壁に向かう後方に向かって前記第一中壁、前記第二中壁の順に並ぶ前記第一中壁および前記第二中壁と、前記前後方向および前記上下方向に延び、前記左壁と前記右壁との間に配置される第三中壁および第四中壁であって、前記左右方向において前記左壁から前記右壁に向かう右方に向かって前記第三中壁、前記第四中壁の順に並ぶ前記第三中壁および前記第四中壁とを備え、前記第三中壁の前端は、前記第一中壁の左端と接続され、前記第三中壁の後端は、前記第二中壁の左端と接続され、前記第四中壁の後端は、前記第二中壁の右端と接続され、前記第二壁は、前記第一中壁の上端と前記第二中壁の上端とに前記前後方向にかけ渡される部位であるかけ渡し部を含み、前記第一壁には、前記第一壁の前端のうち前記前壁の右端よりも前記右方の部分から前記後方に向かって、前記前後方向において前記第一中壁と前記第二中壁との間まで切り欠かれた第一切り欠き部と、前記第一切り欠き部から連続し、前記第一中壁と前記第二中壁との間を前記右方とは反対の左方に向かって切り欠かれた第二切り欠き部とが形成され、前記下ケースには、前記前壁の右端と前記第一中壁の右端との間から前記第四中壁の前端と前記右壁の前端との間まで続く開口である露出部が形成され、前記リボンロールおよび前記巻取スプールは、前記第二中壁と前記後壁との間、且つ前記左壁と前記右壁との間に配置され、前記インクリボンは、前記リボンロールから前記左壁と前記第三中壁との間、前記前壁と前記第一中壁との間、前記露出部、前記第四中壁と前記右壁との間の順に介して前記巻取スプールにかけ渡され、前記第一壁は、前記巻取スプールの下端を回転可能に支持する下支持部を有し、前記第二壁は、前記巻取スプールの上端を回転可能に支持する上支持部を有し、前記巻取スプールの径方向において、前記巻取スプールの下端と前記下支持部との間には第一隙間が設けられ、前記径方向において、前記巻取スプールの上端と前記上支持部との間には第二隙間が設けられ、前記第一隙間の大きさおよび前記第二隙間の大きさは異なることを特徴とする。
【0009】
上記態様によれば、第一隙間の大きさと第二隙間の大きさが異なるので、インクリボンが斜行しても、巻取スプールの軸線がインクリボンの幅方向に沿うように傾く。よって、カセットは巻取スプールによるインクリボンの巻き取り不具合を抑制することに貢献する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
プリンタ1およびカセット100の斜視図である。
カセット100が装着されていない装着部11の平面図である。
カセット100が装着された装着部11の平面図である。
カセット100の斜視図である。
カセット100の分解斜視図である。
図9に示すVI-VI線矢視方向の断面図である。
下カバー70を除いたカセット100の斜視図である。
下カバー70を除いたカセット100の斜視図である。
下カバー70の斜視図である。
カセット100の底面図である。
下カバー70を除いたカセット100の底面図である。
図11に示すXII-XII線矢視方向の断面図である。
図11に示す領域W1の拡大図である。
印刷テープ101とテープスプール102との固定態様を説明するための図である。
軸線AX3を含む平面で切った模式的な断面図である。
カセット100Aのヘッド前周壁84周辺の斜視図である。
カセット100Bのヘッド前周壁84周辺の斜視図である。
カセット200の斜視図である。
カセット200の底面図である。
下カバー70を除いたカセット300の斜視図である。
下カバー70を除いたカセット300の底面図である。
カセット300Aの底面図である。
カセット300Bの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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