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公開番号2025136080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034271
出願日2024-03-06
発明の名称空調機
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 1/0007 20190101AFI20250911BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】より有用性が高い空調機を提供する。
【解決手段】空調機1は、排気が流通する第1熱交換流路221と、給気が流通する第2熱交換流路222とを有し、排気と給気との間で熱交換させる熱交換器22と、前記第1熱交換流路の上方から給水する給水体26と、前記給水体から供給され前記第1熱交換流路を通過した水を受けるドレンパン91と、前記第1熱交換流路の下方と前記ドレンパンとの間に配置され、前記給水体から供給された水を吸収する吸水部材と、前記吸水部材と前記ドレンパンとの間に配置され、前記吸水部材が吸収した水を前記ドレンパンに向けて滴下する滴下部材とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
排気が流通する第１熱交換流路と、給気が流通する第２熱交換流路とを有し、排気と給気との間で熱交換させる熱交換器と、
前記第１熱交換流路の上方から給水する給水体と、
前記給水体から供給され前記第１熱交換流路を通過した水を受けるドレンパンと、
前記第１熱交換流路の下方と前記ドレンパンとの間に配置され、前記給水体から供給された水を吸収する吸水部材と、
前記吸水部材と前記ドレンパンとの間に配置され、前記吸水部材が吸収した水を前記ドレンパンに向けて滴下する滴下部材とを有する
空調機。
続きを表示（約 960 文字）【請求項２】
前記吸水部材は、前記第１熱交換流路の下部の少なくとも一部に接触している
請求項１に記載の空調機。
【請求項３】
前記滴下部材の上部は、前記吸水部材に接触し、
前記滴下部材の下部には、前記吸水部材から前記ドレンパンに向かう方向に突出する突出端が形成されている
請求項１に記載の空調機。
【請求項４】
前記吸水部材の少なくとも一部は、前記第１熱交換流路の内部に入り込む
請求項２に記載の空調機。
【請求項５】
前記第１熱交換流路は、矩形状の開口を有する複数の排気パスを含み、
前記吸水部材の少なくとも一部は、全ての前記排気パスの内部に入り込む
請求項４に記載の空調機。
【請求項６】
前記第１熱交換流路は、積層された複数の板部材により形成され、
前記吸水部材は、前記板部材よりも軟質である
請求項２に記載の空調機。
【請求項７】
前記第１熱交換流路は、矩形状の開口を有する複数の排気パスを含み、
複数の前記排気パスそれぞれは、前記排気パスの開口における短手方向にて積層して配置されており、
前記滴下部材及び前記吸水部材は、前記排気パスの開口における長手方向の中央部に配置されている
請求項１に記載の空調機。
【請求項８】
前記第１熱交換流路は、矩形状の開口を有する複数の排気パスを含み、
複数の前記排気パスそれぞれは、前記排気パスの開口における短手方向にて積層して配置されており、
前記滴下部材及び前記吸水部材は、前記排気パスの開口における長手方向の両端部それぞれに配置されている
請求項１に記載の空調機。
【請求項９】
前記滴下部材及び前記吸水部材は、前記第１熱交換流路における前記排気の流れ方向に対し、交差する方向に延びて配置されている
請求項７又は請求項８に記載の空調機。
【請求項１０】
前記熱交換器は、熱交ケースに収納されており、
前記滴下部材及び前記吸水部材は、前記熱交ケースと一体的に構成されている
請求項９に記載の空調機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、空調機に関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
室内の空気を吸い込み、水の気化熱を利用し雰囲気温度を低下させて冷却した空気を室内に吹き出す気化冷却式の空調機が知られており、例えば特許文献１にて示される。特許文献１の空調機において、第２流路を流れる空気は顕熱交換器が有する複数のチューブ内を通過し、第１流路を流れる空気は複数のチューブの周りを通過する。この結果、第２流路を流れる空気と、第１流路を流れる空気と、が熱交換される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－０９２３３８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１の空調機においては、より有用性が高い空調機を提供する点に関する考慮がされていない。
【０００５】
発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、より有用性が高い空調機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様に係る空調機は、排気が流通する第１熱交換流路と、給気が流通する第２熱交換流路とを有し、排気と給気との間で熱交換させる熱交換器と、前記第１熱交換流路の上方から給水する給水体と、前記給水体から供給され前記第１熱交換流路を通過した水を受けるドレンパンと、前記第１熱交換流路の下方と前記ドレンパンとの間に配置され、前記給水体から供給された水を吸収する吸水部材と、前記吸水部材と前記ドレンパンとの間に配置され、前記吸水部材が吸収した水を前記ドレンパンに向けて滴下する滴下部材とを有する。
【発明の効果】
【０００７】
有用性が高い空調機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態１に係る空調機の一構成例を示す模式的側断面図である。
空調機の外観を示す斜視図である。
空調機の外観において各部品の脱着を示す説明図である。
レバーの一構成例を示す模式的側断面図である。
リンク機構の一構成例を示す模式的斜視図である。
熱交換器におけるシール部材を示す模式的斜視図である。
中間流路が連結状態における模式的側断面図である。
中間流路が離間状態における模式的側断面図である。
熱交換器が取り付けられた状態におけるレバーとカバーとの配置関係を示す模式的側断面図である。
熱交換器が取り外された状態におけるレバーとカバーとの配置関係を示す模式的側断面図である。
分岐部を含む排気流路を示す模式的斜視図である。
排気流路に配置された電源基板を示す模式的斜視断面図である。
排気流路に形成された貫通孔の外観を示す模式的側断面図である。
熱交換器の下方における両端に配置された吸水部材及び滴下部材を示す模式的斜視図である。
吸水部材及び滴下部材の配置状態を示す模式的側断面図である。
吸水部材の配置状態を示す模式的斜視図である。
熱交換器の下方における中央に配置された吸水部材及び滴下部材を示す模式的斜視図である。
第１タンク及び第２タンクの係合状態を示す模式的側断面図である。
第１タンク及び第２タンクの非係合状態を示す模式的側断面図である。
第２タンク及び蓋を示す模式的斜視図である。
第２タンクの内装時における模式的側断面図である。
本体側閉鎖弁及び第２タンク側閉鎖弁を示す模式的側断面図である。
本体側閉鎖弁及び第２タンク側閉鎖弁の状態遷移を示す説明図である。
熱交換器の上方に位置する給水体を示す模式的斜視図である。
給水体を示す模式的側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
（実施形態１）
以下、実施の形態について、図面に基づいて説明する。図１は、実施形態１に係る空調機１の一構成例を示す模式的側断面図である。空調機１は、箱状の本体１１を備え、当該本体１１の底部に設けられたキャスターによって、例えば工場等の被空調空間の床面に載置される。本体１１は、空調機１の外郭を成す筐体を含み、当該本体１１には、後述する各種の部品が内装される。図１に示す空調機１の載置状態を、当該空調機１の通常の使用態様として上下左右を示す。なお、図１は、図２におけるＡ－Ａ線による断面を、図２上にて左側から模式的に示したものである。
【００１０】
空調機１は、水を貯水する第１タンク７１及び第２タンク７２から成るタンク７、気化フィルタ２１及び、熱交換器２２を含む冷却ユニット２を備え、当該気化フィルタ２１によって、第２タンク７２から供給された水の気化熱を用いて雰囲気温度を低下させ、被空調空間を冷却するものであり、例えば気化冷却式の空調機１である。更に空調機１は、熱交換器２２によって、第２タンク７２から供給された水の顕熱及び気化熱を用いて雰囲気温度を低下させ、被空調空間を冷却する。すなわち、熱交換器２２は、排気が流れる第１熱交換流路２２１と、給気が流れる第２熱交換流路２２２との間にて顕熱を交換する顕熱交換器として機能する。
（【００１１】以降は省略されています）

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