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公開番号
2025135266
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024033028
出願日
2024-03-05
発明の名称
ステーリングの取付方法及びステーリングの運搬装置
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
F03D
13/20 20160101AFI20250910BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約
【課題】地上クレーンを用いることなくステーリングを容易に取り付けることができる。
【解決手段】ステーリング25の取付方法は、積載作業位置において、昇降フレーム部30のうちガイドタワー21よりも水平方向における外側であり、第1架台40が配置される架台配置部30Aとはガイドタワー21を挟んで反対側に位置するステーリング載置部30Bにステーリング25を載置するステーリング積載工程、昇降フレーム部30をステーリング取付作業位置よりも上方まで上昇させる昇降フレーム部上昇工程、第1架台40をステーリング載置部30Bに向けて移動させるとともに第1架台40によりステーリング25を吊り下げるステーリング吊り下げ工程、及び第1架台40をタワー11の直上まで移動させた後、ステーリング取付作業位置までステーリング25を降下させてタワー11とガイドタワー21とにステーリング25を取り付けるステーリング取付工程を含む。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
風力発電機を設置する際に、前記風力発電機のタワーに対して、前記タワーの周囲に設けられたガイドタワーを支持させるステーリングの取付方法であって、
前記ガイドタワーに支持され、昇降可能に構成された昇降フレーム部と、
前記昇降フレーム部上において水平方向に移動可能であり、且つ前記ステーリングを吊り下げ可能に構成された架台と、を用いるものであり、
積載作業位置において、前記昇降フレーム部のうち前記ガイドタワーよりも水平方向における外側であり、前記架台が配置される架台配置部とは前記ガイドタワーを挟んで反対側に位置するステーリング載置部に前記ステーリングを載置するステーリング積載工程と、
前記昇降フレーム部をステーリング取付作業位置よりも上方まで上昇させる昇降フレーム部上昇工程と、
前記架台を前記ステーリング載置部に向けて移動させるとともに前記架台により前記ステーリングを吊り下げるステーリング吊り下げ工程と、
前記架台を前記タワーの直上まで移動させた後、前記ステーリング取付作業位置まで前記ステーリングを降下させて前記タワーと前記ガイドタワーとに前記ステーリングを取り付けるステーリング取付工程と、を含む、
ステーリングの取付方法。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記ステーリング取付工程は、前記昇降フレーム部を降下させることで前記ステーリング取付作業位置まで前記ステーリングを降下させることを含む、
請求項1に記載のステーリングの取付方法。
【請求項3】
前記昇降フレーム部は、水平方向である前後方向に沿って延在するとともに前記ガイドタワーから前側及び後側にそれぞれ突出する水平フレームを有するものであり、
前記架台は、前記水平フレーム上を前後方向に沿って移動可能に構成されており、
前記架台配置部は、前記水平フレームのうち前記ガイドタワーよりも前側に設けられ、
前記ステーリング載置部は、前記水平フレームのうち前記ガイドタワーよりも後側に設けられ、
前記ステーリング積載工程では、前記架台により、既に設置されているタワー下部の上端に設置されるタワー上部を吊り下げ、
前記昇降フレーム部上昇工程では、前記昇降フレーム部を前記ステーリング取付作業位置よりも上方まで上昇させる前に、前記タワー上部が、前記タワー下部の上端よりも上方に位置するまで前記昇降フレーム部を上昇させた後、前記タワー下部の直上に位置するまで前記架台を後側に移動させて前記タワー上部を前記タワー下部に設置する、
請求項1または請求項2に記載のステーリングの取付方法。
【請求項4】
前後方向及び上下方向の双方に直交する方向を幅方向とするとき、
前記架台は、
前後方向に沿って延在するとともに前記水平フレーム上において前後方向に沿って移動可能に構成された走行レール及び前記走行レールに連結され、前記走行レールから斜め上方に延在する一対の斜辺フレームを有するとともに全体として二等辺三角形状をなし、幅方向に互いに間隔をあけて配置される一対の三角フレーム部と、
幅方向に沿って延在するとともに前記三角フレーム部の頂部同士を連結する梁部と、を有するものであり、
前記ステーリング積載工程は、前記梁部に設けられた吊り部により、前記タワー上部を吊り下げることを含む、
請求項3に記載のステーリングの取付方法。
【請求項5】
前記吊り部を第1吊り部とするとき、
前記架台は、前記梁部よりも後側において幅方向に沿って延在するとともに前記斜辺フレーム同士を連結する治具を有し、
前記ステーリング吊り下げ工程は、前記治具に設けられた第2吊り部により前記ステーリングを吊り下げることを含む、
請求項4に記載のステーリングの取付方法。
【請求項6】
前記ステーリングは、前記タワーの頂部に取り付けられるものであり、
前記治具は、前記三角フレーム部に対して着脱自在に構成されており、
前記ステーリング取付工程の後に、前記積載作業位置において、前記タワーの頂部に設置されるナセルを前記第1吊り部により吊り下げるナセル吊り下げ工程を備え、
前記ステーリング取付工程と前記ナセル吊り下げ工程との間において、前記治具を前記三角フレーム部から取り外す、
請求項5に記載のステーリングの取付方法。
【請求項7】
風力発電機を設置する際に、前記風力発電機のタワーに対して、前記タワーの周囲に設けられたガイドタワーを支持させるステーリングの運搬装置であって、
前記ガイドタワーに支持され、昇降可能に構成された昇降フレーム部と、
前記昇降フレーム部上において水平方向に移動可能であり、且つ前記ステーリングを吊り下げ可能に構成された架台と、を備え、
前記昇降フレーム部は、前記ガイドタワーよりも水平方向における外側に位置し、前記架台を配置可能に構成された架台配置部と、前記ガイドタワーを挟んで前記架台配置部とは反対側に位置し、前記ステーリングを載置可能に構成されたステーリング載置部と、を有する、
ステーリングの運搬装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステーリングの取付方法及びステーリングの運搬装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、リフトアップ装置を用いて風力発電機を構築する工法が開示されている。リフトアップ装置は、構築中のタワーの頂部への資材の運搬などに用いられる。リフトアップ装置は、タワーの周囲に設置されたガイドタワーと、ガイドタワーに支持され、昇降可能に構成された昇降装置とを備える。
【0003】
こうしたリフトアップ装置を用いた風力発電機の構築工法においては、既に構築されたタワーとガイドタワーとの間に、タワーに対してガイドタワーを支持させるステーリングが取り付けられる。ステーリングは、ガイドタワーの倒壊防止のために、タワーとガイドタワーとの間で水平力を伝達する。
【0004】
従来、ステーリングは、地上クレーンを用いることでステーリングの取付作業位置まで運搬された後、タワーとガイドタワーとの間に取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-192070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、100m以上の高さの風力発電機が開発されるに至っている。しかしながら、このように大型の風力発電機を設置する場合には、地上クレーンでは取付作業位置までステーリングを運搬することが難しい。一方、ステーリングの運搬に大型のクレーンを用いる場合には、風力発電機の周囲に広大な作業ヤードを確保しなければならないという別の問題が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためのステーリングの取付方法及びステーリングの運搬装置の各態様を記載する。
[態様1]
風力発電機を設置する際に、前記風力発電機のタワーに対して、前記タワーの周囲に設けられたガイドタワーを支持させるステーリングの取付方法であって、
前記ガイドタワーに支持され、昇降可能に構成された昇降フレーム部と、
前記昇降フレーム部上において水平方向に移動可能であり、且つ前記ステーリングを吊り下げ可能に構成された架台と、を用いるものであり、
積載作業位置において、前記昇降フレーム部のうち前記ガイドタワーよりも水平方向における外側であり、前記架台が配置される架台配置部とは前記ガイドタワーを挟んで反対側に位置するステーリング載置部に前記ステーリングを載置するステーリング積載工程と、
前記昇降フレーム部をステーリング取付作業位置よりも上方まで上昇させる昇降フレーム部上昇工程と、
前記架台を前記ステーリング載置部に向けて移動させるとともに前記架台により前記ステーリングを吊り下げるステーリング吊り下げ工程と、
前記架台を前記タワーの直上まで移動させた後、前記ステーリング取付作業位置まで前記ステーリングを降下させて前記タワーと前記ガイドタワーとに前記ステーリングを取り付けるステーリング取付工程と、を含む、
ステーリングの取付方法。
【0008】
同方法によれば、積載作業位置において、昇降フレーム部に設けられたステーリング載置部にステーリングを載置した後、昇降フレーム部を上昇させることにより、ステーリング取付作業位置までステーリングを運搬することができる。このため、ステーリング取付作業位置が地上クレーンでは届かない高さにある場合であっても、ステーリングをステーリング取付作業位置まで運搬することができる。また、ステーリング載置部が、昇降フレーム部のうち架台が配置される架台配置部とはガイドタワーを挟んで反対側に位置するので、ステーリングが架台の邪魔にならない。したがって、地上クレーンを用いることなくステーリングを容易に取り付けることができる。
【0009】
[態様2]
前記ステーリング取付工程は、前記昇降フレーム部を降下させることで前記ステーリング取付作業位置まで前記ステーリングを降下させることを含む、
態様1に記載のステーリングの取付方法。
【0010】
同方法によれば、昇降フレーム部を効果させることでステーリングをステーリング取付作業位置まで降下させるので、ステーリング取付作業位置までステーリングを降下させる専用の装置が不要となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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