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公開番号
2025135008
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2025114424,2023511024
出願日
2025-07-07,2022-03-22
発明の名称
ノンアルコールビールテイスト飲料
出願人
アサヒグループホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C12C
12/04 20060101AFI20250909BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】飲みごたえに優れ、泡品質にも優れた、ノンアルコールビールテイスト飲料を提供すること。
【解決手段】麦汁発酵液を含み、50%以上の麦芽使用比率、6w/v%以上の真性エキス濃度及び2.0~3.8の苦味価(BU)と真性エキス濃度(w/v%)との比率(苦味価/真性エキス)を有するノンアルコールビールテイスト飲料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
麦汁発酵液を含み、50w/w%以上の麦芽使用比率、6w/v%以上の真性エキス濃度及び2.0~3.8の苦味価(BU)と真性エキス濃度(w/v%)との比率(苦味価/真性エキス)を有するノンアルコールビールテイスト飲料。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
麦汁発酵液の外観最終発酵度が80%以下である、請求項1に記載のノンアルコールビールテイスト飲料。
【請求項3】
脱アルコール麦汁発酵液を含む、請求項1又は2に記載のノンアルコールビールテイスト飲料。
【請求項4】
15°EBC以下の色度を有する請求項1~3のいずれか一項に記載のノンアルコールビールテイスト飲料。
【請求項5】
240秒以上のNIBEM値を有する請求項1~4のいずれか一項に記載のノンアルコールビールテイスト飲料。
【請求項6】
大豆由来食物繊維または大豆由来タンパク質を含まない、請求項1~5のいずれか一項に記載のノンアルコールビールテイスト飲料。
【請求項7】
50%以上の麦芽使用比率を有する麦汁を酵母発酵させて、麦汁発酵液を得る工程;
該麦汁発酵液からアルコールを除去することで、そのアルコール濃度を1v/v%未満に減少させる工程;
を包含する、6w/v%以上の真性エキス濃度及び2.0~3.8の苦味価(BU)と真性エキス濃度(w/v%)との比率(苦味価/真性エキス)を有するノンアルコールビールテイスト飲料の製造方法。
【請求項8】
前記麦汁はトランスグルコシダーゼ処理麦汁である、請求項7に記載のノンアルコールビールテイスト飲料の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノンアルコールビールテイスト飲料に関し、特に、ノンアルコールビールテイスト発酵麦芽飲料に関する。本明細書において、「ノンアルコール」とは、1v/v%未満の量でアルコールを含むこと、及びアルコールを含まないことの両方を意味する。また、「アルコール」という文言はエタノールを意味する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【0002】
「発酵麦芽飲料」とは、原料として麦芽を使用し、これを発酵させる過程を経て得られる飲料をいう。「ビールテイスト」とは、ビールを想起させる味及び香気をいう。「ビール」とは麦芽、ホップ及び水などを原料として、これらを酵母で発酵させて得られる飲料をいう。
【背景技術】
【0003】
通常のビールからアルコール分を抜いて作られたノンアルコールビールが知られている。発酵物であるビールからアルコール分を抜く場合、アルコール発酵過程で生成する香味成分を残すことで、ビールテイスト飲料が提供される。
【0004】
特許文献1には、発酵後のビールに脱アルコール処理を施しアルコール分を除いたビールテイスト飲料が記載されている。同第0003段落には、かかるノンアルコールビールテイスト飲料に関し、アルコール分が除去されることにより、アルコール分が持つ香気及び甘味が除かれ、その結果、官能面では、ビールらしい香味が不足し、甘味が少なく、コク、キレが不十分という課題が指摘されている。
【0005】
特許文献1では、麦芽エキス及び糖類を所定量添加することで、課題の解決を試みている(請求項1)。しかしながら、麦芽エキスはいわゆる麦汁フレーバーと呼ばれる不快臭を有する。そのため、これが添加されたノンアルコールビールテイスト飲料は、ビールテイスト風味と併せて不快臭も付与されることから、嗜好性が劣るものになる。
【0006】
特許文献2には、真性エキス濃度が4.50w/v%以上であり、20℃における炭酸ガス圧が205kPa以上である、発泡性飲料が記載されている(請求項8)。この発泡性飲料は、多糖類にα-グルコシダーゼを作用させて調製された原料液を使用し、炭酸ガス圧を高め、そのことでドリンカビリティが高められたものである。この発泡性飲料は、原料液をアルコール発酵したものであってよく、アルコール発酵後に、アルコール含有量を低減する処理を行って得られる発泡性ノンアルコール飲料であってよいものである。
【0007】
しかしながら、特許文献2の発泡性飲料は、実際は、4.89~6.46容量%という高いアルコール濃度を有している(例1及び2、図1)。それゆえ、その官能には、アルコール分が持つ香気及刺激感が寄与しているものである。
【0008】
特許文献3には、最終製品のエキス分が1.0w/v%以上10.0w/v%以下であり、真性発酵度が30%以上70%以下であり、かつ最終製品のエキス分(w/v%)に対する苦味価(BU)が、1.4以上4.9以下であることを特徴とする低アルコールビールテイスト飲料が記載されている(請求項5)。この低アルコールビールテイスト飲料は、充分なコク味を有しつつ、優れた香味を有し、かつドリンカビリティが高められたものである。
【0009】
しかしながら、特許文献3の低アルコールビールテイスト飲料は、3.2~3.4容量%という比較的高いアルコール濃度を有している(実施例1~3、図1~3)。それゆえ、その官能には、アルコール分が持つ香気及び刺激感が寄与しているものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2003-250503号公報
特開2019-110831号公報
特開2015-133924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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