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公開番号2025133867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2025112971,2024100348
出願日2025-07-03,2019-08-26
発明の名称コンテキスト適応型デジタル病理インタフェース
出願人ベンタナ メディカル システムズ, インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G16H 50/00 20180101AFI20250904BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】コンテキスト適応型デジタル病理インタフェースを含む画像視覚化システム、方法及びコンピュータプログラム製品を提供する。
【解決手段】方法は、1つまたは複数のバイオマーカの存在について染色された生体サンプルの少なくとも1つの画像を取得し300、画像を、第1のズームレベルでディスプレイ画面に表示し310、第1のサブセットのユーザ選択可能要素を同時に表し320、ユーザ入力の結果として、画像の存在を第2のズームレベル330で表示し、第2のサブセットのユーザ選択可能要素を画像340と同時に表示し、第2のサブセットのユーザ選択可能要素内の1つもしくは複数の要素を、第1のズームレベルで無効若しくは非表示にするか又は第1のサブセットのユーザ選択可能要素内の1つもしくは複数の要素を、第2のズームレベルで無効もしくは非表示にする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ディスプレイ画面を含むコンピューティング装置であって、前記コンピューティング装置は、
前記コンピューティング装置に通信可能に結合された1つまたは複数のメモリからの1つまたは複数のバイオマーカの存在について染色された生体サンプルの少なくとも1つの画像にアクセスすることと、
第1のズームレベルで前記少なくとも1つの画像の第1の視覚化表現を前記ディスプレイ画面に表示し、前記第1の視覚化表現を表示すると同時に、第1のサブセットのユーザ選択可能要素を前記ディスプレイ画面に表示することと、
ユーザ入力の受信に応答して、前記第1のズームレベルとは異なる第2のズームレベルで前記少なくとも1つの画像の第2の視覚化表現を前記ディスプレイ画面に表示し、前記第2の視覚化表現を表示すると同時に、第2のサブセットのユーザ選択可能要素を前記ディスプレイ画面に表示することであって、(i)前記第2のサブセットのユーザ選択可能要素内の1つもしくは複数の要素は、前記第1のズームレベルで無効もしくは非表示にされるか、または(ii)前記第1のサブセットのユーザ選択可能要素内の1つもしくは複数の要素は、前記第2のズームレベルで無効もしくは非表示にされる、ことと、を行うように構成された、コンピューティング装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記第2のズームレベルは、少なくとも所定のズーム閾値を満たす、請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項3】
前記第1のズームレベルで無効または非表示にされる前記第2のサブセットのユーザ選択可能要素は、前記第2のズームレベルではコンテキスト的に関連するが、前記第1のズームレベルではコンテキスト的に関連しない、請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項4】
前記第2のサブセットのユーザ選択可能要素は、前記第1のズームレベルで無効または非表示にされた1つまたは複数の画像注釈ツールを含む、請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項5】
前記画像注釈ツールは、関心領域識別ツール、測定ツール、しるし(indicia)描画ツー
ル、および領域除外ツールを含む、請求項4に記載のコンピューティング装置。
【請求項6】
前記第2のサブセットのユーザ選択可能要素は、前記第1のズームレベルで無効または非表示にされた1つまたは複数の画像処理ツールを含む、請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項7】
前記第2のズームレベルは前記第1のズームレベルよりも大きい、請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項8】
前記コンピューティング装置は、前記第2のズームレベルで1つまたは複数のビューアパネルを前記ディスプレイ画面に表示するようにさらに構成され、前記第2のズームレベルで表示するための前記1つまたは複数のビューアパネルは、前記第1のズームレベルで無効または非表示にされる、請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項9】
前記第1のズームレベルは、拡大されていないズームレベルであり、前記第1の視覚化表現は、前記生体サンプルの前記少なくとも1つの画像を含む少なくとも1つの表現を含む、請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つの表現は、識別用のしるしを含む部分をさらに含む、請求項9に記載のコンピューティング装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2018年8月31日に出願された米国仮出願第62/726,081号に対する利益を主張するものであり、その全体があらゆる目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
デジタル病理とは、デジタル環境における病理情報の管理および解釈を指す。スキャン装置は、染色され得る生体サンプルのスライドを画像化するために使用され、その結果、デジタルスライド、例えば、スライド画像全体が生成される。デジタル病理ソフトウェアを使用すると、デジタルスライドをコンピュータのメモリ装置に格納し、コンピュータのモニターで表示し、病理情報を分析することができる。
続きを表示(約 4,300 文字)【発明の概要】
【0002】
本開示は、1つまたは複数のバイオマーカの存在について染色された生体サンプルの画像の視覚化表現を提供し、事前に確立された基準が満たされているかに基づいてユーザにコンテキスト的に関連する要素(例えば、分析ツール、ビューアパネル)の表示を可能にするように適合されたグラフィカルユーザインタフェースを提供する。いくつかの実施形態では、コンテキスト的に関連する要素が、選択されたズームレベルまたは特定の染色を有する画像の選択に基づいてユーザに提供される。コンテキストに関連する要素のみを提供することにより、ユーザは視覚化された要素(例えば、適切でない要素や特定のコンテキストでは効果がない要素)に圧倒されることなく、代わりに、条件状態(例えば、選択されたズームレベル、選択された画像タイプ、選択された組織タイプ、スライド画像全体の対組織マイクロアレイから得られたスライドの選択、特定の染色が適用された選択されたスライド(例えば、H&E)、特定のバイオマーカの存在について染色された選択されたスライド、insituハイブリダイゼーションとは対照的に免疫組織化学を使用して染色された選択されたスライド、特定の画像分析アルゴリズムが適用された選択されたスライド)に基づいて正しい要素を選択できると考えられている。さらに、コンテキスト的に関連する要素のみを提供することにより、提示された画像データのより迅速かつより正確なレビューが可能になると考えられている。さらに、ディスプレイ画面のサイズと解像度が制限されているため、一度に複数の視覚化表現を提供することは困難な場合が多く、複数の視覚化が提供されている場合、それらはユーザの重要な要素の表示と重なるか、妨げられる可能性がある。特定の条件(例えば、ユーザが選択した特定のズームレベル)が与えられた場合にコンテキストに関連する要素のみを表示することにより、限られた表示サイズと解像度を考慮して、最も適切な要素に優先順位を付けて視覚化できる。
【0003】
いくつかの実施形態では、コンピューティング装置は、ディスプレイ画面を含み、コンピューティング装置は、コンピューティング装置に通信可能に結合された1つまたは複数のメモリからの1つまたは複数のバイオマーカ(例えば、HER2、PD-L1など)の存在について染色された生体サンプルの少なくとも1つの画像にアクセスすることと、第1のズームレベルで少なくとも1つの画像の第1の視覚化表現をディスプレイ画面に表示し、第1の視覚化表現を表示すると同時に、第1のサブセットのユーザ選択可能ツールをディスプレイ画面に表示することと、続いて、ユーザ入力の受信に応答して、第1のズームレベルより大きい第2のズームレベルで少なくとも1つの画像の第2の視覚化表現をディスプレイ画面に表示し、第2の視覚化表現を表示すると同時に、第2のサブセットのユーザ選択可能要素をディスプレイ画面に表示することであって、(i)第2のサブセットのユーザ選択可能要素内の1つもしくは複数の要素は、第1のズームレベルで無効もしくは非表示にされるか、または(ii)第1のサブセットのユーザ選択可能要素内の1つもしくは複数の要素は、第2のズームレベルで無効もしくは非表示にされる、ことと、を行
うように構成されている。
【0004】
いくつかの実施形態では、第2のズームレベルは、少なくとも所定のズーム閾値を満たす。いくつかの実施形態では、第2のサブセットのユーザ選択可能要素は、第2のズームレベルでコンテキスト的に関連している。いくつかの実施形態では、ユーザ選択可能要素は、メニューバーツールおよびコンテキストメニュー項目を含む。例として、ツールおよびメニューはコンテキストに依存する。ユーザが完全に「ズームアウト」されると、そのコンテキストで使用する関連ツールのみが有効になる(図4Aを参照)。ユーザが指定されたズームレベルにズームインすると(図4Bを参照)、ツールバーのツールが有効になるか、コンテキストパネルが表示される。スライドの「ズームイン」コンテキストにあるとき、ユーザはこれらのツールを使用できる。そのため、第1の一連のツールまたは第2の一連のツールのいずれかで使用できるツールは、ユーザが選択したズームレベルに依存し、例えば、第1のズームレベルと比較した第2のズームレベルであり、第2のズームレベルは、第2の一連のツールを有効にするための所定のズーム閾値レベルを満たすかまたは超える。
【0005】
いくつかの実施形態では、メニューバーツールは、画像注釈ツール、スライド設定ツール、スライド選択ツール、ナビゲーションツール、および表示ツールを含む。いくつかの実施形態では、画像注釈ツールは、第2のズームレベルで有効にされる。いくつかの実施形態では、画像注釈ツールは、第1のズームレベルで非表示にされる。いくつかの実施形態では、画像注釈ツールは、関心領域識別ツール、測定ツール、しるし描画ツール、および領域除外ツールを含む。
【0006】
いくつかの実施形態では、コンピューティング装置は、第2のズームレベルで1つまたは複数のビューアパネルをディスプレイ画面に表示するようにさらに構成され、第2のズームレベルで表示するための1つまたは複数のビューアパネルは、第1のズームレベルで無効にされる。いくつかの実施形態では、第1のズームレベルは、1倍のズームレベル(すなわち、拡大せずにスキャンまたは他の方法で取り込まれた画像などの最低のズームレベル)であり、第1の視覚化表現は、生体サンプルの少なくとも1つの画像を含む少なくとも1つの表現を含む。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの表現は、識別用のしるしを含む部分をさらに含む。
【0007】
いくつかの実施形態では、コンピューティング装置は、ディスプレイ画面を含み、コンピューティング装置は、コンピューティング装置に通信可能に結合された1つまたは複数のメモリからの1つまたは複数のバイオマーカの存在について染色された生体サンプルの少なくとも1つの画像にアクセスすることと、第1のズームレベルで少なくとも1つの画像の第1の表現をディスプレイ画面に表示し、第1の表現を表示すると同時に、少なくとも第1のビューアパネルをディスプレイ画面に表示することと、続いて、第1のズームレベルより大きい第2のズームレベルで少なくとも1つの画像の第2の表現をディスプレイ画面に表示し、第2の表現を表示すると同時に、第1のビューアパネルに加えて少なくとも第2のビューアパネルをディスプレイ画面に表示することであって、少なくとも第2のビューアパネルは、第1のズームレベルで非表示にされる、ことと、を行うように構成されている。
【0008】
いくつかの実施形態では、第3のビューアパネルは、第2のディスプレイパネルの表示と同時にディスプレイ画面に表示され、第3のビューアパネルは、第1のズームレベルで非表示にされる。いくつかの実施形態では、メニューバーアイコンは、第2のディスプレイパネルの表示と同時にディスプレイ画面上で有効にされる。いくつかの実施形態では、表示されるメニューバーアイコンは、関心領域識別ツール、測定ツール、しるし描画ツール、および領域除外ツールからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、少なく
とも第1の表現は、(i)第1のズームレベルでの生体サンプルの少なくとも1つの画像を含む第1の部分と、(ii)識別用のしるしを含む第2の部分とを含む。いくつかの実施形態では、識別用のしるしは、バイオマーカの識別を含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、方法は、ディスプレイ画面を有するコンピューティング装置上に、染色された生体サンプルの少なくとも1つの画像を含む第1の視覚化表現を表示することであって、第1の視覚化表現は、第1の条件状態で表示される、表示することと、第1の視覚化表現を表示すると同時に、第1のビューアパネルまたは第1の一連のユーザ選択可能要素のうちの少なくとも1つをディスプレイ画面に表示することと、続いて、第2の条件状態にある少なくとも1つの画像の第2の視覚化表現をディスプレイ画面に表示することであって、第2の条件状態はユーザ選択の結果として得られる、表示することと、第2の視覚化表現を表示すると同時に、第1の条件状態で有効にされていない第2の一連のユーザ選択可能要素、または第1のビューアパネルに加えて第2のビューアパネル、のうちの少なくとも1つをディスプレイ画面に表示することであって、第2のビューアパネルは、第1のズームレベルで非表示にされる、表示することとを含む。いくつかの実施形態では、第1の条件状態はデフォルト状態である。いくつかの実施形態では、ユーザ選択はズームレベルであり、第2の条件は、デフォルトのズームレベルよりも大きいズームレベルである。いくつかの実施形態では、ユーザ選択は画像選択であり、第2の条件のために選択された画像は、第1の条件状態の画像とは異なる染色を含む。
【0010】
いくつかの実施形態では、方法は、ディスプレイ画面を有するコンピューティング装置上に、染色された生体サンプルの少なくとも1つの画像を含む第1の視覚化表現を表示することであって、第1の視覚化表現は、第1の条件状態で表示される、表示することと、第1の視覚化表現を表示すると同時に、第1のビューアパネルまたは第1の一連のユーザ選択可能要素のうちの少なくとも1つをディスプレイ画面に表示することと、続いて、第2のズームレベルで少なくとも1つの画像の第2の視覚化表現をディスプレイ画面に表示することであって、第2のズームレベルは第1のズームレベルより大きい、表示することと、第2の視覚化表現を表示すると同時に、第1のズームレベルで非表示にされているか、もしくは有効にされていない第2の一連のユーザ選択可能要素、または第1のビューアパネルに加えて少なくとも第2のビューアパネル、のうちの少なくとも1つをディスプレイ画面に表示することであって、第2のビューアパネルは、第1のズームレベルで非表示にされている、表示することと、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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