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公開番号
2025133827
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2025111415,2021144596
出願日
2025-07-01,2021-09-06
発明の名称
船舶の制御方法、船舶制御プログラム、船舶制御システム及び船舶
出願人
ヤンマーホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B63H
21/17 20060101AFI20250904BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】操船性の改善を図りやすい船舶の制御方法、船舶制御プログラム、船舶制御システム及び船舶を提供する。
【解決手段】船舶の制御方法は、船体の推進に用いられる動力源として少なくともモータを有する船舶に用いられる。船舶の制御方法は、定常処理と、ブースト処理と、を有する。定常処理では、操作部の操作に応じてモータを制御する。ブースト処理では、ブースト期間内に限り、モータの出力トルクを定常処理よりも増大させる。ブースト期間の終了後に回復期間が経過すると、ブースト処理を再び実行可能である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
船体の推進に用いられる動力源として少なくともモータを有する船舶に用いられ、
操作部の操作に応じて前記モータを制御する定常処理と、
ブースト期間内に限り、前記モータの出力トルクを前記定常処理よりも増大させるブースト処理と、を有し、
前記ブースト期間の終了後に回復期間が経過すると、前記ブースト処理を再び実行可能である、
船舶の制御方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
船体の推進に用いられる動力源として少なくともモータを有する船舶に用いられ、
操作部の操作に応じて前記モータを制御する定常処理と、
ブースト期間内に限り、前記モータの出力トルクを前記定常処理よりも増大させるブースト処理と、を有し、
前記船舶の推進モードは、前記モータを前記船体の推進に用いるモータ推進モードと、エンジンを前記船体の推進に用いるエンジン推進モードと、前記エンジン及び前記モータの両方を前記船体の推進に用いるハイブリッド推進モードと、を含み、
前記ブースト処理は、前記推進モードが前記モータ推進モードにある場合のみ有効である、
船舶の制御方法。
【請求項3】
前記定常処理では、前記モータの出力トルクを許容範囲内に制限し、
前記ブースト処理では、前記許容範囲を拡張することで前記モータの出力トルクを増大させており、
少なくとも前記モータの出力トルクによる前記モータの加速領域であって前記モータの高回転側の制限領域において、前記ブースト処理を制限する制限処理を更に有する、
請求項1又は2に記載の船舶の制御方法。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の船舶の制御方法を、
1以上のプロセッサに実行させるための船舶制御プログラム。
【請求項5】
船体の推進に用いられる動力源として少なくともモータを有する船舶に用いられ、
操作部の操作に応じて前記モータを制御する定常処理を実行する定常処理部と、
ブースト期間内に限り、前記モータの出力トルクを前記定常処理よりも増大させるブースト処理を実行するブースト処理部と、を備え、
前記ブースト期間の終了後に回復期間が経過すると、前記ブースト処理を再び実行可能である、
船舶制御システム。
【請求項6】
船体の推進に用いられる動力源として少なくともモータを有する船舶に用いられ、
操作部の操作に応じて前記モータを制御する定常処理を実行する定常処理部と、
ブースト期間内に限り、前記モータの出力トルクを前記定常処理よりも増大させるブースト処理を実行するブースト処理部と、を備え、
前記船舶の推進モードは、前記モータを前記船体の推進に用いるモータ推進モードと、エンジンを前記船体の推進に用いるエンジン推進モードと、前記エンジン及び前記モータの両方を前記船体の推進に用いるハイブリッド推進モードと、を含み、
前記ブースト処理部は、前記推進モードが前記モータ推進モードにある場合のみ前記ブースト処理を有効にする、
船舶制御システム。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の船舶制御システムと、
前記船体と、を備える、
船舶。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、船体の推進に用いられる動力源として少なくともモータを有する船舶に用いられる船舶の制御方法、船舶制御プログラム、船舶制御システム及び船舶に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
関連技術として、エンジン及びモータ(電動機器)を備え、エンジンによる航走、エンジン及びモータによる航走、並びにモータによる航走を含む複数の推進モード(駆動形態)を有するハイブリッドシステムを搭載した船舶が知られている(例えば、特許文献1参照)。関連技術に係る船舶は、エンジン及びモータを含む複数の動力源と、プロペラとの間に介装される動力伝達部を更に備え、プロペラの駆動をエンジンとモータとの両方により可能する。ここで、ハイブリッドシステムは、動力伝達部に含まれるクラッチを切り替えることにより、上記推進モードを切替可能に構成されている。
【0003】
関連技術に係る船舶では、操作レバーを操作して、その操作位置を調節することにより、船体の前進、中立、後進を切り替えるとともに、エンジンの駆動力(回転数)又はモータの駆動力(回転数)の調節を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-255972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記関連技術のように、動力源としてモータを有する船舶においては、通常、モータの出力トルクはモータの定格トルク以下の範囲に制限されており、モータ単独では、エンジンに比較して十分な出力トルクが得られないことがある。そのため、モータによる航行時に、例えば、全速前進(Full Ahead)から全速後進(Full Astern)に切り替えて船体を急停止させるクラッシュアスターンのような操船がされた場合等には、駆動力が不足して操船性(応答性)が悪くなる可能性がある。また、同様の場合において、エンジンを始動して駆動力を補うとすれば、エンジンの始動によるタイムラグが発生するため、やはり操船性(応答性)が悪くなる可能性がある。
【0006】
本開示の目的は、操船性の改善を図りやすい船舶の制御方法、船舶制御プログラム、船舶制御システム及び船舶を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る船舶の制御方法は、船体の推進に用いられる動力源として少なくともモータを有する船舶に用いられる。前記船舶の制御方法は、定常処理と、ブースト処理と、を有する。前記定常処理では、操作部の操作に応じて前記モータを制御する。前記ブースト処理では、ブースト期間内に限り、前記モータの出力トルクを前記定常処理よりも増大させる。前記ブースト期間の終了後に回復期間が経過すると、前記ブースト処理を再び実行可能である。
【0008】
本開示の一態様に係る船舶の制御方法は、船体の推進に用いられる動力源として少なくともモータを有する船舶に用いられる。前記船舶の制御方法は、定常処理と、ブースト処理と、を有する。前記定常処理では、操作部の操作に応じて前記モータを制御する。前記ブースト処理では、ブースト期間内に限り、前記モータの出力トルクを前記定常処理よりも増大させる。前記船舶の推進モードは、前記モータを前記船体の推進に用いるモータ推進モードと、エンジンを前記船体の推進に用いるエンジン推進モードと、前記エンジン及び前記モータの両方を前記船体の推進に用いるハイブリッド推進モードと、を含み、前記ブースト処理は、前記推進モードが前記モータ推進モードにある場合のみ有効である。
【0009】
本開示の一態様に係る船舶制御プログラムは、前記船舶の制御方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
【0010】
本開示の一態様に係る船舶制御システムは、船体の推進に用いられる動力源として少なくともモータを有する船舶に用いられ、定常処理部と、ブースト処理部と、を備える。前記定常処理部は、操作部の操作に応じて前記モータを制御する定常処理を実行する。前記ブースト処理部は、ブースト期間内に限り、前記モータの出力トルクを前記定常処理よりも増大させるブースト処理を実行する。前記ブースト期間の終了後に回復期間が経過すると、前記ブースト処理を再び実行可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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