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公開番号2025133665
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024047387
出願日2024-03-23
発明の名称エスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置
出願人中国計量大学
代理人個人
主分類B66B 29/00 20060101AFI20250904BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】エスカレータの使用安全性を効果的に高めることができるエスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置を提供する。
【解決手段】コア軸1は、一端が、支持枠3を回転可能に貫通した後、エスカレータの回転軸9の一端に同軸に接続され、ブレーキホイール2は、コア軸1に同軸に外嵌され、ホイール面に若干のノッチが周設される。支持枠3とセンサ6は、それぞれエスカレータのフレーム4に固定され、トップホイール機構5は、支持枠3に取り付けられ、伸縮可能なトップロッドが設けられ、トップロッドの自由端は、伸長した後、ブレーキホイール2の回転を制限するように一方のノッチに当接可能である。センサ6は、回転軸9の回転状況をリアルタイムに監視可能であり、トップホイール機構5とセンサ6は、それぞれコントローラにより制御される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コア軸(1)と、ブレーキホイール(2)と、支持枠(3)と、トップホイール機構(5)と、センサ(6)と、コントローラとを含み、
前記コア軸(1)は、一端が、支持枠(3)を回転可能に貫通した後、エスカレータの回転軸(9)の一端に同軸に接続され、
前記ブレーキホイール(2)は、コア軸(1)に同軸に外嵌され、ホイール面に若干のノッチ(21)が周設され、
前記支持枠(3)とセンサ(6)は、それぞれエスカレータのフレーム(4)に固定され、
前記トップホイール機構(5)は、支持枠(3)に取り付けられ、伸縮可能なトップロッド(52)が設けられ、
前記トップロッド(52)の自由端は、伸長した後、ブレーキホイール(2)の回転を制限するように一方のノッチ(21)に当接可能であり、
前記センサ(6)は、回転軸(9)の回転状況をリアルタイムに監視可能であり、
前記トップホイール機構(5)とセンサ(6)は、それぞれコントローラにより制御される
ことを特徴とするエスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記トップホイール機構(5)は、ベーススリーブ(51)と、トップロッド(52)と、バネ(53)と、永久磁石(54)と、電磁石(55)とを含み、
前記トップロッド(52)は、一端が、ベーススリーブ(51)のスリーブ通路に挿入され、他端が、ブレーキホイール(2)のホイール面に向かって設けられ、
前記バネ(53)は、両端がそれぞれベーススリーブ(51)とトップロッド(52)に固定され、
前記永久磁石(54)と電磁石(55)は、それぞれトップロッド(52)とベーススリーブ(51)に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のエスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置。
【請求項3】
前記バネ(53)は、トップロッド(52)をベーススリーブ(51)から張り出すように押す弾性力を有する
ことを特徴とする請求項2に記載のエスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置。
【請求項4】
前記スリーブ通路の内壁には、若干のスライド溝(511)が設けられ、
前記トップロッド(52)の外壁には、各スライド溝(511)に摺動可能に接続されるスライダ(521)がそれぞれ設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載のエスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置。
【請求項5】
各前記ノッチ(21)は、いずれも片側が交わる傾斜面(211)と垂直面(212)とからなり、
各前記傾斜面(211)の傾斜方向が一致し、前記トップホイール機構(5)は、支持枠(3)に斜めに設けられ、
トップロッド(52)の自由端が一方のノッチ(21)の傾斜面(211)と垂直面(212)との間にある段差に向かうようにする
ことを特徴とする請求項2に記載のエスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置。
【請求項6】
前記支持枠(3)は、フェルール(31)と仕切り板(32)とを含み、
前記フェルール(31)とブレーキホイール(2)とは、順次にコア軸(1)に同軸に外嵌され、前記フェルール(31)の対向する両側に、それぞれ仕切り板(32)が設けられ、
2つの前記仕切り板(32)に、それぞれ雌ネジ孔が設けられ、前記ベーススリーブ(51)の外壁に、それぞれ2つの雌ネジ孔に対応する挿入口(512)が設けられ、
前記支持枠(3)とトップホイール機構(5)との間は、それぞれ雌ネジ孔を螺着して挿入口(512)に挿入される2本の位置決めボルト(7)により固定されている
ことを特徴とする請求項2に記載のエスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置。
【請求項7】
前記コア軸(1)の回転軸(9)に近い一端に、それぞれ第一のフランジ板と第二のフランジ板が設けられ、
前記第一のフランジ板と第二のフランジ板の間は、若干の周設された板体ボルトにより固定され、
前記センサ(6)のセンサヘッドは、一方の板体ボルトに直面する
ことを特徴とする請求項2に記載のエスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置。
【請求項8】
アシストモータ(81)と伝動アセンブリとを含む反転機構(8)をさらに備え、
前記アシストモータ(81)は、伝動アセンブリにより元の回転方向と反対方向に自転するようにコア軸(1)を駆動することができ、
前記反転機構(8)は、コントローラにより制御される
ことを特徴とする請求項2に記載のエスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置。
【請求項9】
前記伝動アセンブリは、駆動ギア(82)と、従動ギア(83)と、歯付きベルト(84)とを含み、
前記駆動ギア(82)と従動ギア(83)は、それぞれアシストモータ(81)の出力軸とコア軸(1)に同軸に外嵌され、
前記歯付きベルト(84)は、駆動ギア(82)と従動ギア(83)に同時に外嵌される
ことを特徴とする請求項8に記載のエスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置。
【請求項10】
前記反転機構(8)は、伸縮ロッドの自由端が歯付きベルト(84)に固定されたジャッキアップシリンダをさらに含む
ことを特徴とする請求項8に記載のエスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エスカレータの技術分野、特に、エスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置の技術分野に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
エスカレータは、公告番号CN105398925Bに開示されたエスカレータ又は歩道のように、一般的に斜め置きとしている。歩行者は、エスカレータの一端側で自走する踏段に乗ると、自動的にエスカレータの他端側まで運ばれ、途中で踏段が水平に保持されている。エスカレータは、公共の場所に不可欠な階段ツールであり、人間の生活に便利を与えることができる。
【0003】
しかしながら、エスカレータの普及に伴い、エスカレータの安全事故が頻発し、死傷者が出るとともに、不良な社会的影響をもたらす。エスカレータに乗る人数が通常不定値であるため、特にエスカレータが人を連れて下降する過程(重力がポジティブに働くと、エスカレータが速度超過になることが多いこと)において、エスカレータは、電力が安定していないので、エスカレータに搭載される乗客に大きな安全上のリスクをもたらす。また、電力系統網の誤相、電力系統網の開放相、電力系統網の電力損失、エスカレータの過負荷、駆動装置と踏段スプロケットとの間の駆動チェーンのブロークンリンク及び駆動踏段のチェーンのブロークンリンクなどが発生する場合に、エスカレータに非操作逆転現象が発生し、重大な安全事故を起こしやすい可能性もある。そのため、エスカレータが作動中に非操作逆転と速度超過現象をどうように防止するかは、課題とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国特許公報CN105398925B
【発明の概要】
【0005】
本発明は、従来技術における問題を解決し、エスカレータに非操作逆転又は速度超過現象が発生した場合、トップロッドを張り出してブレーキホイールのホイール面にある一方のノッチに当接することにより、コア軸の回転を強制的に停止させるとともに、この停止動作をコア軸と同軸に接続された回転軸に伝達し、エスカレータの使用安全性を効果的に高めることができるエスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置を提供することを目的とする。
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために、コア軸と、ブレーキホイールと、支持枠と、トップホイール機構と、センサと、コントローラとを含み、前記コア軸は、一端が、支持枠を回転可能に貫通した後、エスカレータの回転軸の一端に同軸に接続され、前記ブレーキホイールは、コア軸に同軸に外嵌され、ホイール面に若干のノッチが周設され、前記支持枠とセンサは、それぞれエスカレータのフレームに固定され、前記トップホイール機構は、支持枠に取り付けられ、伸縮可能なトップロッドが設けられ、前記トップロッドの自由端は、伸長した後、ブレーキホイールの回転を制限するように一方のノッチに当接可能であり、前記センサは、回転軸の回転状況をリアルタイムに監視可能であり、前記トップホイール機構とセンサは、それぞれコントローラにより制御されるエスカレータの非操作逆転と速度超過防止装置を提出する。
【0007】
好ましくは、前記トップホイール機構は、ベーススリーブと、トップロッドと、バネと、永久磁石と、電磁石とを含み、前記トップロッドは、一端が、ベーススリーブのスリーブ通路に挿入され、他端が、ブレーキホイールのホイール面に向かって設けられ、前記バネは、両端がそれぞれベーススリーブとトップロッドに固定され、前記永久磁石と電磁石は、それぞれトップロッドとベーススリーブに取り付けられる。
【0008】
好ましくは、前記バネは、トップロッドをベーススリーブから張り出すように押す弾性力を有する。
【0009】
好ましくは、前記スリーブ通路の内壁には、若干のスライド溝が設けられ、前記トップロッドの外壁には、各スライド溝に摺動可能に接続されるスライダがそれぞれ設けられる。
【0010】
好ましくは、各前記ノッチは、いずれも片側が交わる傾斜面と垂直面とからなり、各前記傾斜面の傾斜方向が一致し、前記トップホイール機構は、支持枠に斜めに設けられ、トップロッドの自由端が一方のノッチの傾斜面と垂直面との間にある段差に向かうようにする。
(【0011】以降は省略されています)

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