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公開番号
2025080204
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023216478
出願日
2023-12-22
発明の名称
web3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法
出願人
中国計量大学
,
浙江浙旅投数字科技有限公司
,
浙江省旅游投資集団有限公司
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
16/28 20190101AFI20250516BHJP(計算;計数)
要約
【課題】効率が高く、良い汎用性がある、web3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法を提供する。
【解決手段】方法は、まず損失関数正負例サンプリングルールを利用して、サービスデータをサンプリングし、損失関数正例と負例を取得し、そして、損失関数正例と負例を利用して多様性サンプルペアを構成し、損失関数の収束過程を最適化させ、最後に、再推薦結果を生成し、且つ行列式点過程に基づく方法を用いて並べ替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
web3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法であって、
ステップ1において、サービスデータにおけるAPIサービスの属する機能分野と記述文書情報に基づいて、損失関数正負例サンプリングルールを設計し、過程は、以下のとおりであり、
1.1 サービスデータ:サービス推薦モデルが訓練過程において用いるデータであり、APIサービス、機能分野、サービス組み合わせ、呼び出しシーケンス、及び記述文書を含み、
1.2 APIサービス:アプリケーションプログラムインターフェースAPIであり、記号aで表し、
1.3 機能分野:APIサービスの属する機能タイプ及び応用分野であり、記号cで表し、APIサービスの事前情報であり、
1.4 サービス組み合わせ:2つ以上のAPIサービスを組み合わせ、新たなAPIサービスを形成し、記号mで表し、APIサービスの事前情報であり、
1.5 呼び出しシーケンス:時間順に並べられる、ユーザがアクセスするAPIサービス配列であり、記号sで表し、
1.6 記述文書:APIサービスの機能分野、インターフェース情報を記述するテキストデータであり、記号dで表し、APIサービスの事前情報であり、
1.7 損失関数正負例:損失関数の収束過程において、サンプリングされるサービスデータを損失関数正例と呼び、サンプリングされていないサービスデータを損失関数負例と呼び、それぞれ記号l
+
とl
-
で表し、各損失関数正例は、対応する複数の損失関数負例が存在し、両者の組み合わせを損失関数正負例と呼び、
1.8 損失関数正負例サンプリングルール:ユーザにより直接的に呼び出される及びサービス組み合わせにより間接的に呼び出されるAPIをサービスデータから損失関数正例として選択し、他のサービスデータに対して、まず事前情報に基づく損失関数正例類似度計算方法を用いて類似度を得、そして高類似度のサービスデータを損失関数負例として選択し、
ステップ2において、ステップ1.8において作成された損失関数正負例サンプリングルールに従って、サービスデータに対して損失関数正負例サンプリングを行った上で、類似度閾値ζを利用して損失関数負例の数を限制し、
ステップ3において、損失関数正負例を利用して多様性サンプルペアを構成し、サービス推薦モデルにおける損失関数の収束過程を最適化させ、多様化サービス推薦結果セットを得、
ステップ4において、初期サービス推薦結果セットと多様化サービス推薦結果セットを統合し、再推薦結果を生成し、最後に、行列式点過程方法を利用して再推薦結果の再並べ替えを行う、ことを特徴とするweb3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法。
続きを表示(約 9,500 文字)
【請求項2】
前記1.8では、事前情報に基づく損失関数正負例類似度の計算過程は、以下のとおりであり、
1.8.1 損失関数正例である1つのAPIサービスを任意に選択し、a
+
とし、それぞれそれが属する機能分野と記述文書を記号c
+
とd
+
で表し、
1.8.2 他のサービスデータから1つのAPIサービスを任意に選択し、aとし、それぞれそれが属する機能分野と記述文書を記号cとdで表し、
1.8.3 d
+
とdを事前訓練言語モデルに入力し、得られた結果をa
+
とaの埋め込みベクトルとし、それぞれ記号e
a+
と記号e
a
で表し、そのうち、事前訓練言語モデルは、常用のディープラーニング方法であり、テキストデータを語ベクトルに変換することができ、
1.8.4 e
a+
とe
a
との間の余弦距離の計算:e
a+
の転置ベクトルとe
a
を乗算し、そして両者の大きさで割り、結果を記号
JPEG
2025080204000161.jpg
14
42
で表し、
1.8.5 c
+
とcとの間のJaccard類似係数の計算:まずc
+
の大きさとcの大きさを加算した後、c
+
とcの積集合の大きさを減算し、結果をtempとし、そして、c
+
とcの積集合の大きさをtempで割り、結果を
JPEG
2025080204000162.jpg
13
48
とし、
1.8.6 余弦距離のJaccard類似係数を線形変換し、その結果を0~1の範囲に制限し、線形変換後の結果をそれぞれ記号
JPEG
2025080204000163.jpg
16
39
と記号
JPEG
2025080204000164.jpg
14
49
で表し、線形変換は、数学演算であり、ベクトルの加算と数の乗算を保持する性質を有し、
1.8.7
JPEG
2025080204000165.jpg
11
44
と
JPEG
2025080204000166.jpg
14
49
の大きさを比較し、大きい者をa
+
とaの類似度係数とし、記号
JPEG
2025080204000167.jpg
9
39
で表し、
1.8.8
JPEG
2025080204000168.jpg
9
39
を出力する、ことを特徴とする請求項1に記載のweb3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法。
【請求項3】
前記ステップ2の過程は、以下のとおりであり、
2.1 損失関数正負例サンプリング:サービス推薦モデルの訓練過程で、損失関数正負例サンプリングルールに従って、損失関数で用いられるサービスデータを抽出、分類し、損失関数正例サンプリングと損失関数負例サンプリングの2つの過程に細分化することができ、
2.2 損失関数正例サンプリング:損失関数正負例サンプリングルールに従って、サービスデータから損失関数正例を選択し、
2.3 損失関数負例サンプリング:損失関数正負例サンプリングルールに従って、サービスデータから損失関数負例を選択し、
2.4 損失関数負例の数の限制:2.3をした上で、損失関数負例を得た後、類似度閾値ζによって損失関数負例の数をさらに限制する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のweb3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法。
【請求項4】
前記2.2では、損失関数正例サンプリングの過程は、以下のとおりであり、
2.2.1 損失関数正例セットを定義し、記号set
+
で表し、
2.2.2 サービスデータにおけるAPIサービスをトラバースし、i回目に取られたAPIサービスをa
i
とし、
2.2.3 サービスデータにおける呼び出しシーケンスをトラバースし、j回目に取られた呼び出しシーケンスをs
j
とし、
2.2.4 s
j
にa
i
が含まれる場合に、a
i
が直接的に呼び出されると呼び、a
i
を損失関数正例
JPEG
2025080204000169.jpg
10
6
とし、それをset
+
に追加した後、2.2.2にジャンプし、
2.2.5 s
j
がサービスデータにおける最後の1つの呼び出しシーケンスである場合に、トラバースを終了させ、
2.2.6 サービスデータにおけるサービス組み合わせをトラバースし、k回目に取られたサービス組み合わせをm
k
とし、
2.2.7 m
k
にa
i
が含まれる場合に、a
i
が間接的に呼び出されると呼び、a
i
を損失関数正例
JPEG
2025080204000170.jpg
10
6
とし、それをset
+
に追加した後、2.2.2にジャンプし、
2.2.8 m
k
がサービスデータにおける最後の1つの呼び出しシーケンスである場合に、トラバースを終了させ、
2.2.9 a
i
がサービスデータにおける最後の1つのAPIサービスである場合に、トラバースを終了させ、
2.2.10 損失関数正例セットset
+
を出力する、ことを特徴とする請求項3に記載のweb3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法。
【請求項5】
前記2.3では、損失関数負例サンプリングの過程は、以下のとおりであり、
2.3.1 サービスデータにおけるすべてのAPIサービスを取り出し、セットAを構成し、
2.3.2 セットAと損失関数正例セットset
+
との差集合を取り、差集合を損失関数負例候補セットと定義し、記号preSetで表し、
2.3.3 損失関数正例セットset
+
をトラバースし、i回目に取られた損失関数正例を記号
JPEG
2025080204000171.jpg
10
6
で表し、
2.3.4
JPEG
2025080204000172.jpg
10
6
に対応する損失関数負例セットを定義し、記号
JPEG
2025080204000173.jpg
9
12
で表し、
2.3.5 preSetをトラバースし、j回目に取られた損失関数負例候補を記号ps
j
で表し、
2.3.6 ステップ1.8で定義された事前情報に基づく損失関数正負例類似度計算方法に従ってps
j
と
JPEG
2025080204000174.jpg
10
6
との類似度を得、記号
JPEG
2025080204000175.jpg
12
28
で表し、
2.3.7 ps
j
を
JPEG
2025080204000176.jpg
9
12
に追加し、
2.3.8 ps
j
がpreSetにおける最後の1つの損失関数負例候補例である場合に、トラバースを終了させ、
2.3.9
JPEG
2025080204000177.jpg
10
6
がset
+
における最後の1つである場合に、トラバースを終了させる、ことを特徴とする請求項3に記載のweb3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法。
【請求項6】
前記2.4では、損失関数負例の数の限制過程は、以下のとおりであり、
2.4.1 類似度閾値ζが損失関数負例の数を制御するために用いられるように定義し、
2.4.2 損失関数負例限制セット
JPEG
2025080204000178.jpg
10
15
を定義し、
2.4.3 損失関数正例セットset
+
をトラバースし、i回目に取られた損失関数正例を
JPEG
2025080204000179.jpg
10
6
とし、それに対応する損失関数負例セットを
JPEG
2025080204000180.jpg
9
12
とし、
2.4.4
JPEG
2025080204000181.jpg
9
12
における類似度が最も高いn個の損失関数負例をN
-
として選択し、
2.4.5 N
-
をトラバースし、j回目に取られた損失関数負例を
JPEG
2025080204000182.jpg
12
9
とし、
2.4.6
JPEG
2025080204000183.jpg
12
9
と
JPEG
2025080204000184.jpg
10
6
との類似度を
JPEG
2025080204000185.jpg
11
26
とし、
2.4.7
JPEG
2025080204000186.jpg
11
26
とζの大きさを比較し、
JPEG
2025080204000187.jpg
11
26
が大きい場合に、
JPEG
2025080204000188.jpg
12
9
を保持し且つそれを
JPEG
2025080204000189.jpg
10
15
に追加し、ζが大きい場合に、
JPEG
2025080204000190.jpg
12
9
を捨て、
2.4.8
JPEG
2025080204000191.jpg
12
9
がN
-
における最後の1つの損失関数負例である場合に、トラバースを終了させ、
2.4.9
JPEG
2025080204000192.jpg
10
6
がset
+
における最後の1つの損失関数正例である場合に、トラバースを終了させ、
2.4.10
JPEG
2025080204000193.jpg
10
15
を出力する、ことを特徴とする請求項3に記載のweb3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法。
【請求項7】
前記ステップ3の過程は、以下のとおりであり、
3.1 多様性サンプルペアの構成:損失関数正例と、数を限制した後の損失関数負例とを組み合わせて得られたサンプルペアは、一般的なサンプルペアに比べて、サービス推薦結果の多様性を高めることができ、
3.2 初期サービス推薦結果セットの定義:ユーザのクエリに基づいて、サービス推薦モデルは、初期APIサービス推薦からなるセットを与え、記号R
d
で表し、そのうちサービス推薦モデルは、従来モデルであり、サービスデータを学習及びマイニングすることができるとともに、ユーザのクエリに基づいて、サービス推薦結果を与えることができるモデルを意味し、該当モデルは、協調フィルタリング、ニューラルネットワークに基づく方法で構築され、
3.3 損失関数収束過程の最適化:まず3.1に基づいて多様性サンプルペアを得、そして3.1における損失関数で用いられる元のデータを多様性サンプルペアで置換し、且つ3.2で得られたモデルを再訓練し、
3.4 多様化サービス推薦結果セット:3.3の後、サービス推薦モデルにより与えられた推薦APIサービスからなるセットを多様化サービス推薦結果セットと定義し、記号R
m
で表す、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のweb3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法。
【請求項8】
前記3.1では、多様性サンプルペアの構成過程は、以下のとおりであり、
3.1.1 多様性サンプルペアセットmultiSetを定義し、
3.1.2 損失関数正例セットset
+
をトラバースし、i回目に取られた損失関数正例を
JPEG
2025080204000194.jpg
10
6
とし、それに対応する、数を限制した後の損失関数負例セットを
JPEG
2025080204000195.jpg
10
15
とし、
3.1.3
JPEG
2025080204000196.jpg
10
15
から任意の数の損失関数負例をランダムに選択し、
3.1.4 ランダムに選択された損失関数負例をトラバースし、j回目に取られた損失関数負例を
JPEG
2025080204000197.jpg
10
11
とし、
3.1.5
JPEG
2025080204000198.jpg
10
11
と
JPEG
2025080204000199.jpg
10
6
で多様化サンプルペアを構成し、記号
JPEG
2025080204000200.jpg
12
34
で表し、そのうち、「<」と「>」記号は、
JPEG
2025080204000201.jpg
10
11
と
JPEG
2025080204000202.jpg
10
6
との間のバイグラム関係を表すために用いられ、
3.1.6
JPEG
2025080204000203.jpg
12
34
をmultiSetに追加し、
3.1.7
JPEG
2025080204000204.jpg
10
6
がset
+
における最後の1つの損失関数正例である場合に、トラバースを終了させ、
3.1.8 multiSetを出力する、ことを特徴とする請求項7に記載のweb3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法。
【請求項9】
前記ステップ4の過程は、以下のとおりであり、
4.1 再推薦結果:推薦品質を高めるために、サービス推薦モデル、損失関数又はデータサンプルを最適化させた後、2回又は複数回の推薦を行い、その結果を再推薦結果と呼び、記号R
c
で表し、
4.2 初期サービス推薦結果セットと多様化推薦結果セットとの統合:機能分野、サービス組み合わせに基づいて、初期サービス推薦結果セットと多様化推薦結果セットとを統合し、前記4.2では、統合過程は、以下のとおりであり、
4.2.1 再推薦結果セットR
c
を定義し、
4.2.2 相関度超パラメータθを定義し、
4.2.3 多様性超パラメータηを定義し、
4.2.4 ユーザのクエリをサービス推薦モデルに入力(input)し、初期サービス推薦結果セットR
d
を与え、
4.2.5 ステップ3を利用し、多様化サービス推薦結果セットR
m
を得、
4.2.6 R
d
をトラバースし、i回目に取られたAPIサービスをa
i
とし、
4.2.7 R
m
をトラバースし、j回目に取られたAPIサービスをa
j
とし、
4.2.8 a
i
とa
j
が同じである場合に、a
i
をR
c
に追加し、4.2.7にジャンプし、
4.2.9 a
i
とa
j
が異なる場合に、それぞれ両者の機能分野をc
i
とc
j
とし、記号M
i
でa
i
に対応するサービス組み合わせからなるセットを表し、M
j
でa
j
に対応するサービス組み合わせからなるセットを表し、
4.2.10 c
i
とc
j
との間のJaccard類似係数を計算し、且つそれとηとを比較し、Jaccard類似係数がηよりも小さい場合に、4.2.7にジャンプし、
4.2.11 M
i
とM
j
との間のJaccard類似係数を計算し、且つそれとθとを比較し、Jaccard類似係数がθよりも小さい場合に、4.2.7にジャンプし、
4.2.12 a
i
とa
j
をR
c
に追加し、
4.2.13 a
j
がR
m
における最後の1つのAPIサービスである場合に、トラバースを終了させ、
4.2.14 a
i
がR
d
における最後の1つのAPIサービスである場合に、トラバースを終了させ、
4.2.15 R
c
を出力し、
【請求項10】
前記4.3では、行列式点過程を利用して再推薦結果を再並べ替える過程は、以下のとおりであり、
4.3.1 類似度行列を定義し、その行、列要素がいずれも推薦サービスの類似度であり、記号Qで表し、
4.3.2 スコアマトリックスを定義し、その行、列要素がいずれもサービス推薦モデルにより与えられた推薦スコアであり、記号Pで表し、
4.3.3 カーネルマトリックスを定義し、記号Lで表し、カーネルマトリックスは、スコアマトリックスと類似度行列から行列演算を行って得られ、演算式は、L=P・Q・Pであり、「・」記号は、行列乗算を表し、「=」記号は、行列代入を表し、
4.3.4 バランス係数を定義し、再推薦結果の多様性と相関性のバランスの度合いを表し、記号σで表し、
4.3.5 4.2を利用して再推薦結果セットR
c
を得、記号
JPEG
2025080204000205.jpg
9
17
で、コアマトリクにおける、R
c
によりインデックスされるサブ行列を表し、
4.3.6 カーネルマトリックスにおける、R
c
によりインデックスされるすべてのサブ行列をトラバースし、i回目に取られた結果を
JPEG
2025080204000206.jpg
8
18
とし、
4.3.7
JPEG
2025080204000207.jpg
8
18
に対して行列式計算を行い、且つ結果に対して対数を取り、
JPEG
2025080204000208.jpg
14
34
とし、そのうち、記号detは、行列式計算を表し、行列式計算は、基本的な行列演算であり、行列におけるすべての要素の積と対応する余因数の和であり、記号logは、対数演算を表し、
4.3.8
JPEG
2025080204000209.jpg
14
34
とσを加算し、
4.3.9
JPEG
2025080204000210.jpg
8
18
が最後の1つのサブ行列である場合に、トラバースを終了させ、
4.3.10 Qに対して行列式計算を行い、且つ結果に対して対数を取り、
JPEG
2025080204000211.jpg
11
24
とし、
4.3.11 σから
JPEG
2025080204000212.jpg
11
24
を減算し、
4.3.12 σに対して最大事後確率推定を行い、即ちR
c
から再推薦結果をスクリーニングし、σの数値を最大にし、記号R
f
でスクリーニング後の再推薦結果を表し、
4.3.13 R
f
を出力する、ことを特徴とする請求項9に記載のweb3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、web3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法に関する。
続きを表示(約 6,100 文字)
【背景技術】
【0002】
サービス計算、ビッグデータ、ブロックチェーン、モビリティインターネットなどの技術を異なる分野で組み合わせ、Web技術が「3.0時代」に入ることを推進した。web技術の更新交替は、大量のデータをもたらし、情報技術の発展をさらに推進したが、インターネットにおける無効なリソースやノイズデータもある程度増加している。そのため、サービス計算の分野では、大量のデータから、開発者のニーズに合ったAPIサービスをいかに迅速かつ正確に見つけるかが課題となっている。
【0003】
この背景では、サービス推薦技術が広く注目されている。従来のサービス推薦技術は、協調フィルタリング方法により、ユーザ類似度とサービス類似度を計算してサービス推薦を行う。例えば、特許番号が202011122955.6で、特許名称が協調フィルタリングアルゴリズムに基づくサービス情報推薦装置及び方法は、GRUニューラルネットワークを用いて潜在的な人々をスクリーニングし、且つピアソン相関係数を組み合わせて潜在的な人々の類似度を計算するサービス推薦方法を提案する。特許番号が201710211954.0で、名称がWebサービス推薦用の協調フィルタリング方法は、サービス品質情報を用いてユーザの好みを推定し、top-kアルゴリズムを利用して、ユーザの好みに合ったAPIサービスを探し出すことができる。大連理工大学系統工程研究所の郭艶紅らは、疎行列に基づくパーソナライズ改善ポリシーを提案し、ユーザの間の類似度が密でない関係を制限することで、サービス推薦過程におけるデータの疎性の問題を緩和する。
【0004】
以上の推薦方法の多くは、推薦アルゴリズム又は推薦モデルを修正することでサービス推薦を実現したが、サービス推薦プロセスに革新的な改良を加えていない。推薦プロセスから見ると、以上の推薦方法は、いずれも単回の推薦方法に属し、推薦結果の多様性と相関性は、向上する必要がある。再推薦技術は、サービス組み合わせ、サービス機能、サービス構造などの事前情報を利用して単回の推薦結果を最適化させることができ、生成された再推薦結果は、高いサービス推薦品質を持っている。再推薦技術は、ソーシャルネットワーク、電子商取引販売、ストリーミングプラットフォームなどの分野で広く応用されているが、サービス計算分野では、現在、再推薦に関する研究運用はまだ少ない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術の不足を克服し、サービス推薦結果の多様性と相関性をバランスさせ、サービス推薦品質を高めるために、本発明は、効率が高く、良い汎用性を有するweb3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法を提供し、この方法は、まず損失関数正負例サンプリングルールを利用して、サービスデータをサンプリングし、損失関数正例と負例を取得し、そして、損失関数正例と負例を利用して多様性サンプルペアを構成し、損失関数の収束過程を最適化させ、最後に、再推薦結果を生成し、且つ行列式点過程に基づく方法を用いて並べ替える。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明で用いられる技術案は、以下のとおりである。
【0007】
web3.0向けのサービスデータ損失関数正負例サンプリング及び再推薦方法であって、
ステップ1において、サービスデータにおけるAPIサービスの属する機能分野と記述文書情報に基づいて、損失関数正負例サンプリングルールを設計し、過程は、以下のとおりであり、
1.1 サービスデータ:サービス推薦モデルが訓練過程において用いるデータであり、APIサービス、機能分野、サービス組み合わせ、呼び出しシーケンス、及び記述文書を含み、
1.2 APIサービス:アプリケーションプログラムインターフェース(Application Programming Interface,API)であり、記号aで表し、
1.3 機能分野:APIサービスの属する機能タイプ及び応用分野であり、記号cで表し、APIサービスの事前情報であり、
1.4 サービス組み合わせ:2つ以上のAPIサービスを組み合わせ、新たなAPIサービスを形成し、記号mで表し、APIサービスの事前情報であり、
1.5 呼び出しシーケンス:時間順に並べられる、ユーザがアクセスするAPIサービス配列であり、記号sで表し、
1.6 記述文書:APIサービスの機能分野、インターフェース情報を記述するテキストデータであり、記号dで表し、APIサービスの事前情報であり、
1.7 損失関数正負例:損失関数の収束過程において、サンプリングされるサービスデータを損失関数正例と呼び、サンプリングされていないサービスデータを損失関数負例と呼び、それぞれ記号l
+
とl
-
で表し、各損失関数正例は、対応する複数の損失関数負例が存在し、両者の組み合わせを損失関数正負例と呼び、
1.8 損失関数正負例サンプリングルール:ユーザにより直接的に呼び出される及びサービス組み合わせにより間接的に呼び出されるAPIをサービスデータから損失関数正例として選択し、他のサービスデータに対して、まず事前情報に基づく損失関数正例類似度計算方法を用いて類似度を得、そして高類似度のサービスデータを損失関数負例として選択し、
ステップ2において、ステップ1.8において作成された損失関数正負例サンプリングルールに従って、サービスデータに対して損失関数正負例サンプリングを行った上で、類似度閾値ζを利用して損失関数負例の数を限制し、
ステップ3において、損失関数正負例を利用して多様性サンプルペアを構成し、サービス推薦モデルにおける損失関数の収束過程を最適化させ、多様化サービス推薦結果セットを得、
ステップ4において、初期サービス推薦結果セットと多様化サービス推薦結果セットを統合し、再推薦結果を生成し、最後に、行列式点過程方法を利用して再推薦結果の再並べ替えを行う。
【0008】
好ましくは、前記1.8では、事前情報に基づく損失関数正負例類似度の計算過程は、具体的に以下のとおりであり、
1.8.1 損失関数正例である1つのAPIサービスを任意に選択し、a
+
とし、それぞれそれが属する機能分野と記述文書を記号c
+
とd
+
で表し、
1.8.2 他のサービスデータから1つのAPIサービスを任意に選択し、aとし、それぞれそれが属する機能分野と記述文書を記号cとdで表し、
1.8.3 d
+
とdを事前訓練言語モデルに入力し、得られた結果をa
+
とaの埋め込みベクトルとし、それぞれ記号e
a+
と記号e
a
で表し、そのうち、事前訓練言語モデルは、常用のディープラーニング方法であり、テキストデータを語ベクトルに変換することができ、
1.8.4 e
a+
とe
a
との間の余弦距離の計算:e
a+
の転置ベクトルとe
a
を乗算し、そして両者の大きさで割り、結果を記号
JPEG
2025080204000002.jpg
14
42
で表し、
1.8.5 c
+
とcとの間のJaccard類似係数の計算:まずc
+
の大きさとcの大きさを加算した後、c
+
とcの積集合の大きさを減算し、結果をtempとし、そして、c
+
とcの積集合の大きさをtempで割り、結果を
JPEG
2025080204000003.jpg
13
48
とし、
1.8.6 余弦距離のJaccard類似係数を線形変換し、その結果を0~1の範囲に制限し、線形変換後の結果をそれぞれ記号
JPEG
2025080204000004.jpg
16
39
と記号
JPEG
2025080204000005.jpg
14
49
で表し、線形変換は、数学演算であり、ベクトルの加算と数の乗算を保持する性質を有し、
1.8.7
JPEG
2025080204000006.jpg
11
44
と
JPEG
2025080204000007.jpg
14
49
の大きさを比較し、大きい者をa
+
とaの類似度係数とし、記号
JPEG
2025080204000008.jpg
9
39
で表し、
1.8.8
JPEG
2025080204000009.jpg
9
39
を出力する。
【0009】
さらに、前記ステップ2の過程は、以下のとおりであり、
2.1 損失関数正負例サンプリング:サービス推薦モデルの訓練過程で、損失関数正負例サンプリングルールに従って、損失関数で用いられるサービスデータを抽出、分類し、損失関数正例サンプリングと損失関数負例サンプリングの2つの過程に細分化することができ、過程は、2.2~2.4に記載した通りであり、
2.2 損失関数正例サンプリング:損失関数正負例サンプリングルールに従って、サービスデータから損失関数正例を選択し、好ましくは、前記2.2では、損失関数正例サンプリングの過程は、以下のとおりであり、
2.2.1 損失関数正例セットを定義し、記号set
+
で表し、
2.2.2 サービスデータにおけるAPIサービスをトラバースし、i回目に取られたAPIサービスをa
i
とし、
2.2.3 サービスデータにおける呼び出しシーケンスをトラバースし、j回目に取られた呼び出しシーケンスをs
j
とし、
2.2.4 s
j
にa
i
が含まれる場合に、a
i
が直接的に呼び出されると呼び、a
i
を損失関数正例
JPEG
2025080204000010.jpg
10
6
とし、それをset
+
に追加した後、2.2.2にジャンプし、
2.2.5 s
j
がサービスデータにおける最後の1つの呼び出しシーケンスである場合に、トラバースを終了させ、
2.2.6 サービスデータにおけるサービス組み合わせをトラバースし、k回目に取られたサービス組み合わせをm
k
とし、
2.2.7 m
k
にa
i
が含まれる場合に、a
i
が間接的に呼び出されると呼び、a
i
を損失関数正例
JPEG
2025080204000011.jpg
10
6
とし、それをset
+
に追加した後、2.2.2にジャンプし、
2.2.8 m
k
がサービスデータにおける最後の1つの呼び出しシーケンスである場合に、トラバースを終了させ、
2.2.9 a
i
がサービスデータにおける最後の1つのAPIサービスである場合に、トラバースを終了させ、
2.2.10 損失関数正例セットset
+
を出力する。
【0010】
2.3 損失関数負例サンプリング:損失関数正負例サンプリングルールに従って、サービスデータから損失関数負例を選択し、好ましくは、前記2.3では、損失関数負例サンプリングの過程は、以下のとおりであり、
2.3.1 サービスデータにおけるすべてのAPIサービスを取り出し、セットAを構成し、
2.3.2 セットAと損失関数正例セットset
+
との差集合を取り、差集合を損失関数負例候補セットと定義し、記号preSetで表し、
2.3.3 損失関数正例セットset
+
をトラバースし、i回目に取られた損失関数正例を記号
JPEG
2025080204000012.jpg
10
6
で表し、
2.3.4
JPEG
2025080204000013.jpg
10
6
に対応する損失関数負例セットを定義し、記号
JPEG
2025080204000014.jpg
9
12
で表し、
2.3.5 preSetをトラバースし、j回目に取られた損失関数負例候補を記号ps
j
で表し、
2.3.6 ステップ1.8で定義された事前情報に基づく損失関数正負例類似度計算方法に従っててps
j
と
JPEG
2025080204000015.jpg
10
6
との類似度を得、記号
JPEG
2025080204000016.jpg
12
28
で表し、
2.3.7 ps
j
を
JPEG
2025080204000017.jpg
9
12
に追加し、
2.3.8 ps
j
がpreSetにおける最後の1つの損失関数負例候補例である場合に、トラバースを終了させ、
2.3.9
JPEG
2025080204000018.jpg
10
6
がset
+
における最後の1つである場合に、トラバースを終了させる。
(【0011】以降は省略されています)
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