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公開番号2025133626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031697
出願日2024-03-01
発明の名称ねじリングおよびエアゾール装置
出願人株式会社ダイゾー
代理人個人,個人
主分類B65D 83/38 20250101AFI20250904BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】金属製の容器本体11に取り外し容易に取り付けられ、ねじキャップ15の螺着時に供回りしにくいねじリング13を提供する。金属製の容器本体11を用い、ねじリング13やバルブ14との分別が容易なエアゾール装置を提供する。
【解決手段】容器本体11の首部12の外周に取り付けられる、外周面に雄ねじ13bが形成され、内周面に廻り止め(リブ13c)を備えている合成樹脂製のねじリング13。首部12およびビード部11eを有する金属製の容器本体11と、首部12に収容され、ガスケット21を介して容器本体11のビード部11eに係合されるバルブ14と、ねじリング13と、マウンティングカップ20の周縁を押圧する押圧部15fを有するねじキャップ15とからなり、ねじリング13と首部12との間に廻り止め(リブ13e、凹溝11f)が設けられているエアゾール装置10。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属製の容器本体の首部の外周に着脱自在に取り付けられる合成樹脂製のねじリングであって、
外周面に雄ねじが形成され、
内周面に容器本体との回転方向の滑りを防止する廻り止めを備えている、
ねじリング。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
廻り止めが容器本体に対して軸方向の滑りを許す請求項1記載のねじリング。
【請求項3】
廻り止めが、軸方向に延びるリブである請求項2記載のねじリング。
【請求項4】
廻り止めが粗面である請求項1記載のねじリング、
【請求項5】
周方向の一か所に上端面から下端まで破断された破断部が設けられ、破断部の反対側に屈曲可能な連結部が設けられている請求項1記載のねじリング。
【請求項6】
円筒状の首部およびその首部の上端に形成されたビード部を有する金属製の容器本体と、
首部の上端開口に収容され、ガスケットを介して容器本体のビード部に被せられるバルブと、
首部に着脱自在に取り付けられ、外周面に雄ねじが設けられている合成樹脂製のねじリングと、
バルブを押圧する押圧部を有し、ねじリングの雄ねじと螺合する雌ねじを有するねじキャップとからなり、
ねじリングの内周面と首部の外周面の間に廻り止めが設けられている、
エアゾール装置。
【請求項7】
廻り止めが、首部の外周面に形成された軸方向に延びる凹凸部と、ねじリングの内周面に設けられた軸方向に延びるリブとからなる、
請求項6記載のエアゾール装置。
【請求項8】
廻り止めが、ねじリングの内周面と容器本体の首部の外周面のいずれか一方または両方に形成された粗面によって構成されている、
請求項6記載のエアゾール装置。
【請求項9】
ねじリングの周方向の一か所に、上端面から下端まで切断された破断部が設けられ、破断部の反対側に屈曲可能な連結部が設けられている、
請求項6記載のエアゾール装置。
【請求項10】
容器本体が首部の下方に肩部を有し、ねじリングの上下寸法が首部の長さより短い、
請求項6記載のエアゾール装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属製の容器本体の首部に着脱自在に取り付けてねじ付きの容器にするためのねじリング、および、そのねじリングを用いたエアゾール装置に関し、とくに、使い終わって廃棄する際に、消費者がねじリングやバルブを外して金属製容器と分別することができるエアゾール装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、容器本体と、容器本体の口部外周に螺着されるバルブと、原液が充填される内部容器とを備えており、内部容器がバルブと供回りするように連結されている吐出容器が開示されている。また、特許文献2には、容器本体と、容器本体の口部に着脱自在に取り付けられるバルブと、そのバルブのハウジングの下端に取り付けられるパウチとからなり、パウチの上端近辺に首部が形成され、首部の下端から左右斜め下向きに延びる肩部が形成されている吐出容器が開示されている。
【0003】
特許文献1、2の吐出容器は、バルブがねじ付きのキャップで容器本体に螺着されており、使い終わって廃棄するときはキャップを回して容器本体からバルブを外し、バルブを分別することができる。さらにバルブハウジングと一体の内部容器も一緒に取り出して分別することができる。
【0004】
特許文献3には、胴部と、肩部と、細径の首部とを有する金属製の缶と、缶の首部に固着したねじリングとから構成された液状充填用容器が開示されている。ねじリングは合成樹脂などで形成された中空の円筒状であり、外周面に雄ねじが形成されている。このねじリングは、カール部(ビード部)の形成前の首部の周囲に装着し、首部の上端を径方向外方に向けて湾曲させてカール部を形成することで缶に固定されている。このねじリングを使用すれば、所望の螺合強度が得られる。
【0005】
特許文献4には、耐圧ガラス瓶などの口部の雄ねじに、カップ状の蓋の雌ねじを螺着した、バルブを着脱自在に取り付ける蓄圧充填製品用試験瓶が開示されている。そして図4には、外周に雄ねじを有する環状の支持部材(補助部材)を瓶の首に嵌着し、環状ガスケットを介してマウンティングカップを装着し、雌ねじを有する蓋で瓶に固定したものが開示されている。支持部材は外側壁に雄ねじを有する環状部材であって、1つの直径線上の一端を切り欠き(スリット)とし、他端を蝶番状結合(樹脂ヒンジ)としている。
【0006】
そのため、支持部材は弾力的に拡げることによって瓶の上端のフランジと肩部の間に着脱できる。そして瓶の外面には合成樹脂の保護被膜が設けられているため、支持部材との摩擦力が大きく、蓋を螺着させるときに空回りする問題がない。支持部材の下端は蓋の下端から外方に突出させているので、この部分を把持して支持部材の回転を止めることもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2023-20727号公報
特開2023-20728号公報
特開平9―118345号公報
実開平2-20955号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1、2の吐出容器は、ねじキャップを外すだけでバルブを分別できる。そして容器本体がポリエチレンテレフタレートのような合成樹脂製であり、ネジ部は射出成型により成形されるため、ネジ部を設計通りに成形しやすく、吐出容器内の圧力(0.2~1.0MPa)で緩まない螺合強度を有するネジ部にすることができる。しかし容器本体が金属製の場合は、首部に金型を押し当てて変形させることでネジ部を形成するため、穏やかな凸形状になる。そして強く螺合させるとネジ山を乗り越えるため、所望の螺合強度が得られにくい。
【0009】
特許文献3の金属容器と合成樹脂製のねじリングを組み合わせた液状物充填容器は、両者が一体化されているので分別が困難である。特許文献4の図4の蓄圧充填製品用試験瓶は、バルブや支持部材の分別が可能であるが、保護被膜を設けない場合は、蓋(キャップ)を外すときに支持部材も一緒に回転するので、蓋体の下端を把持するなど、分別が煩雑である。
【0010】
本発明は、金属製の容器からの取り外しが容易で、雄ねじにねじ部品を螺着する時に供回りしにくいねじリング、および、ねじリングやバルブと金属製の容器本体の分別が容易なエアゾール装置を提供することを技術課題としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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