TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025132894
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030770
出願日2024-02-29
発明の名称包装箱
出願人株式会社トーモク
代理人個人
主分類B65D 5/43 20060101AFI20250903BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】テープを使用せずに封函することができると共に、封函した後、蓋が強固なロック状態に保持されることができ、いたずら等により不正に開封されることを防止できる包装箱を提供する。
【解決手段】包装箱1は、四角形状の底板2と、底板の対向する一対の端縁に連設された一対の第1側板3と、底板の他の対向する一対の端縁に連設された一対の第2側板4及び5と、一対の第1側板に連設された一対の第1フラップと、第2側板に連設された第2フラップ7と、第2側板に連設された第3フラップ8と、その対向する一対の端縁に連設された一対の第4フラップ9と、第3フラップの端縁に連設された差込部10と、第2フラップに形成されたロック片20とを有し、ロック片は、ロック片折目線21と、少なくとも一箇所に破断可能な繋ぎ部を有するロック片破断可能線とで囲まれて構成され、差込部には、ロック片嵌入口が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
矩形状の底板と、
前記底板の互いに対向する一対の端縁のそれぞれに第1折目線を介して連設された一対の第1側板と、
前記底板の前記第1側板の対向方向と交差する方向で互いに対向する一対の端縁のそれぞれに第2折目線を介して連設された一対の第2側板と、
前記一対の第1側板の上端縁にそれぞれ第1フラップ折目線を介して連設された一対の第1フラップと、
前記一対の第2側板のうち一方の上端縁に第2フラップ折目線を介して連設された第2フラップと、
前記一対の第2側板のうち他方の上端縁に第3フラップ折目線を介して連設され、前記第1フラップ及び前記第2フラップに重合される第3フラップと、を有する直方体状の包装箱であって、
前記第2フラップには、前記第2フラップ折目線に沿って一対の差込スリットと、該一対の差込スリットの間に位置し、両側端が前記一対の差込スリットにそれぞれ隣接するロック片とが設けられ、
前記ロック片は、前記第2フラップ折目線から前記第2側板側へ所定距離を離れた位置に形成されたロック片折目線と、前記ロック片折目線の両端を繋いで該ロック片折目線から離れる方向かつ前記第2フラップの端縁側へ膨らんで延びる、かつ少なくとも一箇所に破断可能な繋ぎ部を有するロック片破断可能線とで囲まれて構成され、
前記第3フラップの端縁には、差込部折目線を介して連設され、前記一対の差込スリットに挿入可能な差込部が設けられ、該差込部の基端部に前記ロック片が嵌入可能なロック片嵌入口が設けられていることを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1記載の包装箱において、
前記差込部折目線は、前記ロック片嵌入口の両側にそれぞれ設けられ、それぞれが外端から中央へかつ前記第3フラップの端縁から離れる斜め方向に延びるように形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項3】
請求項1又は2記載の包装箱において、
前記差込部の基端部の両側に前記差込部が前記一対の差込スリットに差し込まれた状態で抜け防止可能な返し部が設けられていることを特徴とする包装箱。
【請求項4】
請求項1又は2記載の包装箱において、
前記差込部の先端に前記一対の差込スリットに挿入しやすい凸形状を有する差込案内部が形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項5】
請求項1又は2記載の包装箱において、
前記ロック片破断可能線は、中央部に一箇所が切れて、前記差込部が前記一対の差込スリットに挿入される際に破断可能な繋ぎ部を有する切込み線からなることを特徴とする包装箱。
【請求項6】
請求項1又は2記載の包装箱において、
前記第3フラップには、開封時に指をかけるための指かけ穴と、前記指かけ穴の両側端から前記差込部折目線の両外端まで延びる一対の破断可能線とが設けられていることを特徴とする包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、封函テープを用いずに封函することができ、封函した後、いたずら等により不正に開封されることを防止できるロック構造を有する包装箱に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、ネットショッピングなどの通信販売の普及により、郵便や宅配便を利用した商品の搬送が多用されている。そのなかでも、ポストに投函できる背の低い薄型の包装箱の需要が高まっている。
【0003】
従来の包装箱は、段ボールや板紙などのシート状の素材で構成され、その封函方法は、一般的にはテープでの封函や伝票を利用したり、また、テープフリーのためには、返し部を有する差込部を設ける構造、又は二重に差し込みでロックさせる構造を用いたりするのが一般的である。
【0004】
例えば、蓋となる天面パネル側の差込みフラップに形成した係止孔に、前面パネル側に形成した可動フラップのロック片を嵌合させて、天面パネルを固定するロック構造部を備えた包装箱が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
特許文献1に記載された包装箱において、ロック構造部では、天面パネルから折り曲げて延出させた幅広舌片状の差込みフラップの所定位置に係止孔を穿設する。さらに、このロック構造部では、前面パネルの一部を長舌片状に切り起こして形成した可動フラップの自由端部を尖らせて、ロック片部を形成する。そして、このロック構造部では、閉蓋状態とした天面パネル側の係止孔に、前面パネル側の可動フラップ先端のロック片部を挿入して、天面パネルを閉蓋状態にロックしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-278251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した従来のような返しを有する差込部を設けるロック構造や、特許文献1に記載されたようなロック構造は、封函作業が煩雑であるという問題がある。また、特許文献1の場合、ロック片に連設された可動フラップを有するため、封函した後、ロック片を抜き出すことが可能であり、いたずら等により不正に開封されることを防ぐことができないという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、テープを使用せずに封函することができると共に、封函した後、蓋が強固なロック状態に保持されることができ、いたずら等により不正に開封されることを防止できる包装箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の包装箱は、矩形状の底板と、前記底板の互いに対向する一対の端縁のそれぞれに第1折目線を介して連設された一対の第1側板と、前記底板の前記第1側板の対向方向と交差する方向で互いに対向する一対の端縁のそれぞれに第2折目線を介して連設された一対の第2側板と、前記一対の第1側板の上端縁にそれぞれ第1フラップ折目線を介して連設された一対の第1フラップと、 前記一対の第2側板のうち一方の上端縁に第2フラップ折目線を介して連設された第2フラップと、前記一対の第2側板のうち他方の上端縁に第3フラップ折目線を介して連設され、前記第1フラップ及び前記第2フラップに重合される第3フラップと、を有する直方体状の包装箱であって、前記第2フラップには、前記第2フラップ折目線に沿って一対の差込スリットと、該一対の差込スリットの間に位置し、両側端が前記一対の差込スリットにそれぞれ隣接するロック片とが設けられ、前記ロック片は、前記第2フラップ折目線から前記第2側板側へ所定距離を離れた位置に形成されたロック片折目線と、前記ロック片折目線の両端を繋いで該ロック片折目線から離れる方向かつ前記第2フラップの端縁側へ膨らんで延びる、かつ少なくとも一箇所に破断可能な繋ぎ部を有するロック片破断可能線とで囲まれて構成され、前記第3フラップの端縁には、差込部折目線を介して連設され、前記一対の差込スリットに嵌入可能な差込部が設けられ、該差込部の基端部に前記ロック片が嵌入可能なロック片嵌入口が設けられていることを特徴とする(以下、「第1の本発明の包装箱」という。)。
【0010】
第1の本発明の包装箱は、封函時のロック構造として、第2フラップ(差し込み受け側)に第2フラップ折目線に沿って一対の差込スリットと、該一対の差込スリットの間に位置し、両側端が一対の差込スリットにそれぞれ隣接するロック片とが設けられ、ロック片は、第2フラップ折目線から第2側板側へ所定距離を離れた位置に形成されたロック片折目線と、ロック片折目線の両端を繋いで該ロック片折目線から離れる方向かつ第2フラップの端縁側へ膨らんで延びる、かつ少なくとも一箇所に破断可能な繋ぎ部を有するロック片破断可能線とで囲まれて構成される。また、第3フラップの端縁に差込部折目線を介して連設され、一対の差込スリットに挿入可能な差込部を設け、該差込部の基端部にロック片が嵌入可能なロック片嵌入口を設けることで、封函時、第3フラップ(包装箱の天板(蓋)として機能する)側の差込部が第2フラップの一対の差込スリットに差込されると共に、第2フラップ側のロック片が差込部の基端部に設けられたロック片嵌入口に嵌入される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社トーモク
包装箱
7日前
株式会社トーモク
包装箱
2か月前
個人
11か月前
個人
ゴミ箱
11か月前
個人
収容箱
2か月前
個人
包装体
11か月前
個人
コンベア
3か月前
個人
段ボール箱
5か月前
個人
ゴミ収集器
5か月前
個人
容器
8か月前
個人
段ボール箱
5か月前
個人
宅配システム
5か月前
個人
バンド
23日前
個人
角筒状構造体
4か月前
個人
土嚢運搬器具
7か月前
個人
折り畳み水槽
11か月前
個人
パウチ補助具
10か月前
個人
楽ちんハンド
3か月前
個人
廃棄物収容容器
1か月前
個人
お薬の締結装置
4か月前
個人
ダンボール宝箱
11か月前
個人
閉塞装置
8か月前
個人
コード類収納具
6か月前
個人
把手付米袋
3か月前
個人
蓋閉止構造
2か月前
株式会社和気
包装用箱
7か月前
個人
蓋閉止構造
2か月前
株式会社コロナ
梱包材
4か月前
個人
ゴミ処理機
7か月前
個人
貯蔵サイロ
5か月前
個人
積み重ね用補助具
1か月前
個人
圧縮収納袋
12か月前
三甲株式会社
容器
4か月前
個人
塗料容器用蓋
11か月前
個人
袋入り即席麺
6か月前
株式会社イシダ
包装装置
11か月前
続きを見る