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公開番号2025132691
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030430
出願日2024-02-29
発明の名称薬剤分包機
出願人株式会社トーショー
代理人個人,個人
主分類B65B 1/30 20060101AFI20250903BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】清掃性の向上を図ることができると共に二組の配分円盤を備えた構成にも容易に対応可能な清掃機構を備えた薬剤分包機を提供する。
【解決手段】薬剤が一様に散布される環状凹溝6aを上面に有する回転自在な配分円盤6と、環状凹溝6aを清掃する清掃機構46と、を備え、清掃機構46は、環状凹溝6aに接触して清掃する清掃部材48と、清掃部材48を保持する保持部材49と、を備え、清掃部材48は、清掃部材本体48aと、環状凹溝6aに接触して環状凹溝6a上の残滓を掻き取る接触部48bと、接触部48bが掻き取った残滓を吸引する吸引口48cと、を備え、吸引口48cは、配分円盤6の回転方向において、接触部48bの上流側位置及び下流側位置にそれぞれ設けられている薬剤分包機1。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
薬剤が一様に散布される環状凹溝を上面に有する回転自在な配分円盤と、
前記環状凹溝を清掃する清掃機構と、
を備えた薬剤分包機において、
前記清掃機構は、
前記環状凹溝に接触して清掃する清掃部材と、
前記清掃部材を保持する保持部材と、を備え、
前記清掃部材は、清掃部材本体と、前記環状凹溝に接触して前記環状凹溝上の残滓を掻き取る接触部と、前記接触部が掻き取った残滓を吸引する吸引口と、を備え、
前記吸引口は、前記配分円盤の回転方向において、前記接触部の上流側位置及び下流側位置にそれぞれ設けられている薬剤分包機。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1記載の薬剤分包機において、
前記清掃部材は、前記保持部材に着脱自在に保持されていることを特徴とする薬剤分包機。
【請求項3】
請求項1記載の薬剤分包機において、
前記接触部は、前記環状凹溝に接触する緩衝部材と、前記緩衝部材を前記清掃部材本体に取り付ける取付部材と、を有することを特徴とする薬剤分包機。
【請求項4】
請求項3記載の薬剤分包機において、
前記取付部材は、前記緩衝部材を挟持した状態で着脱自在に保持することを特徴とする薬剤分包機。
【請求項5】
請求項3記載の薬剤分包機において、
前記清掃部材本体は、前記各吸引口から吸引した吸気を排気する排気口を有し、
前記接触部は、前記各吸引口から前記排気口までの吸気経路を前記各吸引口に対応して二分することを特徴とする薬剤分包機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤を一包分ずつに分割して包装する薬剤分包機に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
所定の長さ毎に区分された長尺の包装紙に粉体や個体の被包装物を封入し、被包装物封入後の包装紙を熱によってシールする包装装置が知られている(例えば「特許文献1」参照)。また、上述の包装装置に、被包装物として薬剤を所定量ずつ排出する錠剤排出装置や散薬払出し装置を加えて、薬剤分包機として作動させる構成も知られている(例えば「特許文献2」「特許文献3」「特許文献4」参照)。
【0003】
このような薬剤分包機として、配分円盤と切り出し機構(スクレーパーユニット)とを備えるものが知られている。配分円盤は上面に環状凹溝が設けられており、中心軸を中心として回転可能に構成されている。切り出し機構は、所定の周方向幅を有する掻き取り部材と掻き取り部材の配分円盤回転方向下流側に並設された円板状の仕切部材とを備えており、掻き取り部材は配分円盤の環状凹溝の曲率中心軸を中心として回転可能に構成されている。
上述の切り出し機構を備えた薬剤分包機では、配分円盤の環状凹溝に粉粒体である散薬を一様に振り撒き、仕切り部材の外周辺部及び掻き取り部材の先端部を環状凹溝に接触させつつ掻き取り部材を回転させ、散薬を仕切り部材で周方向に規制しつつ掻き取り部材で配分円盤の径方向外方に切り出すことにより、散薬を分包する。
【0004】
また、散薬分包機として環状凹溝を清掃する清掃機構(クリーナーユニット)を備えたものが知られている。清掃機構は、薬剤分包機の装置本体に設けられたエアー吸引用の吸引機に接続されており、環状凹溝に接触可能な先端部を備えている。先端部には、環状凹溝の曲率と同様の曲率となるように湾曲形成された接触部と、先端部の内部と外部とを連通する開口部とが設けられている。清掃機構は、接触部を環状凹溝に接触させた状態で配分円盤を回転させると共に吸引機を作動させることにより、環状凹部に残存した散薬を先端部で掻き取って吸引機の吸引力により開口部から吸引することで除去する。
【0005】
最近では、薬剤分包機として多種多様な薬剤に対応するものが提案されてきており、配分円盤を備えた散薬に対応した薬剤分包機においても多種多様な薬剤への対応が要求されている。このような要求に応えるため、配分円盤を二組備えた薬剤分包機が知られている(例えば「特許文献5」参照)。この技術では、配分円盤を二組備えているため互いに異なる処方の二種類の散薬を調剤可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-051305号公報
特開2014-188101号公報
特開2004-168427号公報
特許第3524680号公報
特開2001-087353号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
「特許文献5」に開示されているように配分円盤を二組有する構成では、通常は装置構成を簡略化する目的から各配分円盤より切り出された散薬を収容する収容箇所が1箇所であり、この収容箇所が各配分円盤間に配置されている。そのため、装置構成の効率化や簡略化を図るべく各配分円盤周辺の装置構成が左右対称で構成されている場合が多く、各配分円盤の回転方向も互いに逆方向に設定されている。上述した清掃機構は、環状凹溝に残存した散薬を接触部で掻き取って開口部から吸引することで除去しているため、配分円盤の回転方向において下流側に配置された接触部に接触した残存散薬を上流側に配置された開口部から吸引している。このため、上述したように回転方向が互いに異なる配分円盤を二組有する構成の場合には、互いに異なる形状の二組の清掃機構を設ける必要があるという問題点がある。また、薬剤が混合することを防止すべく清掃機構は稼働後に清掃を行う必要性があるため、清掃性の向上も求められる。
本発明は上述の問題点を解決し、清掃性の向上を図ることができると共に二組の配分円盤を備えた構成にも容易に対応可能な清掃機構を備えた薬剤分包機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明は、薬剤が一様に散布される環状凹溝を上面に有する回転自在な配分円盤と、前記環状凹溝を清掃する清掃機構と、を備えた薬剤分包機において、前記清掃機構は、前記環状凹溝に接触して清掃する清掃部材と、前記清掃部材を保持する保持部材と、を備え、前記清掃部材は、清掃部材本体と、前記環状凹溝に接触して前記環状凹溝上の残滓を掻き取る接触部と、前記接触部が掻き取った残滓を吸引する吸引口と、を備え、前記吸引口は、前記配分円盤の回転方向において、前記接触部の上流側位置及び下流側位置にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、単一の清掃部材で回転方向が異なる二つの配分円盤をそれぞれ清掃することができ、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る薬剤分包機の概略正面内部構成図である。
本発明の一実施形態に係る薬剤分包機の概略斜視図である。
本発明の一実施形態に係る薬剤分包機の散薬処理部を説明する概略図である。
本発明の一実施形態に用いられるホッパー周辺部の構成を示す概略図である。
本発明の一実施形態に用いられるホッパー及び振動フィーダーの動作を説明する概略図である。
本発明の一実施形態に用いられるトラフを説明する概略図である。
本発明の一実施形態に用いられる配分円盤とトラフとの位置関係を説明する概略図である。
本発明の一実施形態に係る薬剤分包機の概略側面内部構成図である。
本発明の一実施形態に用いられる包装装置を説明する概略斜視図である。
本発明の一実施形態に用いられる包装装置を説明する概略側面図である。
本発明の一実施形態に用いられる包装装置におけるシール部周辺の構成を説明する概略図である。
本発明の一実施形態に用いられる包装装置におけるシール部周辺の構成を説明する概略図である。
本発明の課題を説明する薬剤分包機の散薬処理部の一例を示す概略図である。
従来の薬剤分包機に用いられる(a)反時計回り方向に回転する配分円盤に対応したクリーナーヘッド(b)時計回り方向に回転する配分円盤に対応したクリーナーヘッドを示す概略図である。
本発明の一実施形態に用いられるクリーナーユニットを示す概略図である。
本発明の一実施形態に用いられるクリーナーヘッドを説明する概略図である。
本発明の一実施形態に用いられるクリーナーヘッドを説明する概略図である。
本発明の一実施形態に用いられるクリーナーヘッド及び保持部材を説明する概略図である。
本発明の一実施形態に用いられるヘッド本体及び接触部を説明する概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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